フジミ 流星改 製作記①

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航空機等製作記
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回はハセガワ・モノグラムのドルニエDo17Z爆撃機が何とか完成しました。

筆者の作業に記事が追いついてしまっているため、次は何を作るのか不明ですが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

引き続き航空機の積みを崩していく。

ただ双発爆撃機のDo17に苦戦したので、もう少し簡単そうなのを。

単発機にしてみよう。

レーナ
レーナ

爆撃機は風防のマスキングが大変だからなぁ。

Do17は搭乗員区画が機首側に集中していたから、まだそうでもなかったけど。

アドルフ
アドルフ

おかげで中々在庫が減らないという。

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今回のお題 フジミ 流星改

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。

フジミ模型より

流星改だ。

レーナ
レーナ

ここ最近ドイツ機が続いていたけど、今回は久々の日本機だね。

アドルフ
アドルフ

あれですな。

なにやらフジミが1/72航空機の再販をするとか聞いてのやつですね。

ヴァルダ
ヴァルダ

それの先行レビューも兼ねてのものとなっている。

ただ今回のキットは品番がF-2の旧製品。

2024年10月現在の現行品である流星改のキットはC-36だ。

ついでにいうと……

現行品は試製流星との選択式になり、武装も選択式となっているようだ。

その辺りの違いはご了承を。

流星改とは?

ヴァルダ
ヴァルダ

流星は第二次世界大戦期の末期に登場した、大日本帝国海軍の艦上攻撃機だ。

開発は愛知で略符号はB7A

連合軍によるコードネームはGRACE(グレース)

レーナ
レーナ

「星」の名前は彗星同様の艦爆系統だよね。

流星は天山と同じ艦攻の分類みたいだけど……。

アドルフ
アドルフ

日本海軍では

  • 急降下爆撃が可能→爆撃機(名前には「星」がつくなど天体由来が多い)
  • 急降下爆撃が不可・爆弾と魚雷双方が装備可能→攻撃機(名前には「山」がつくことが多い)

と分類していたようですな。

ただ流星は「急降下爆撃が可能で、爆弾と魚雷双方が装備可能」と、爆撃機と攻撃機双方の素質を持っているという。

ヴァルダ
ヴァルダ

これは空母の搭載機数が限られるから

「用途別の機体を複数用意するのではなく、統合したほうが好都合」

という事情があったからだとか。

同じく爆撃機と攻撃機を統合した機体として、陸上爆撃機の銀河が存在する。

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アドルフ
アドルフ

流星は傑出した性能を持っていたそうですが、その分開発や生産に手間取ったようで……

詳細は不明ですが、100機ちょっとの生産に終わったという説が有力なようですな。

重量過多だったのと大型の空母がほとんど残っていなかったこともあり、艦上機ですが専ら陸上機として運用されたとか。

レーナ
レーナ

ところで、今回作るのは流星改って名前だけど……

なんか普通の流星とは違うってことなのかな?

アドルフ
アドルフ

たった今調べたところ……

どうも流星改は古い説による分類と新しい説による分類で、どのような機体だったのかが異なるようですな。

  • 古い説→誉一二型や二一型を搭載した流星の量産型
  • 新しい説→エンジンを誉二三型に変更し1機のみ試作された性能向上型

初版の発売時期的に、おそらく今回の流星改は古い説による分類(量産型)かと。

ヴァルダ
ヴァルダ

艦爆と艦攻を統合した日本海軍の新鋭機、流星改。

貴重な1/72の流星改である、フジミ製品のキットで作ってみよう。

箱の中身を確認する

ヴァルダ
ヴァルダ

それでは箱を開ける。

中身はこんな感じに。

レーナ
レーナ

よくある飛行機プラモの光景というか。

このキットはいつ頃のものなんだろう。

アドルフ
アドルフ

どうも80年代が初版という説が有力ですな。

前述通り、現行品だと試製流星と統合されたキットになっているなど細かい仕様を変更しながら再販をしているようです。

ヴァルダ
ヴァルダ

パーツは通常ランナー3枚とクリアーランナーが1枚。

一昔前の1/72航空機らしい構成だ。

モールドは浅い凹モールド。

レーナ
レーナ

水平尾翼や胴体周りとか、ちょっとバリが激しいかな?

初心者はびっくりするかも。

アドルフ
アドルフ

エンジンのカウリングは胴体と一体成型。

少しエンジンの装着とかに手間取りそうですな。

レーナ
レーナ

そういえば右上のCランナー、なんか欠けたような感じがすごい違和感なんだけど。

ヴァルダ
ヴァルダ

現行品では試製流星と統合されているみたいだけど、この頃は改と試製で別々に販売されていた。

後部機銃や武装で両キットは分けられていたんだけど、その欠けている部分は試製流星用の部品があった場所となる。

  • 試製流星→後部機銃が7.7mm、武装が爆弾
  • 流星改→後部機銃が13mm、武装が魚雷

っていう風にね。

今回の個体では試製用の爆弾投下アームが中途半端に残った状態になっているけど。

レーナ
レーナ

やけに詳しいなぁ。

アドルフ
アドルフ

筆者は過去に試製流星を作ろうと当該キットを購入したらしく……。

ヴァルダ
ヴァルダ

デカールはこんな感じ。

海軍機らしく、派手なマークは含まれていない。

部隊番号も一種類のみだ。

アドルフ
アドルフ

塗装に関しては後述……。

ヴァルダ
ヴァルダ

収録された塗装は横須賀海軍航空隊の1種類のみ(機番はヨ-251)

選択の余地はない。

レーナ
レーナ

ちょっと寂しいような。

アドルフ
アドルフ

その分お値段が安かった気がします。

筆者が10年以上前にゾンアマ先生で売れ残っていたのを確保したようですが、当時は1000円もしなかったような……。

ヴァルダ
ヴァルダ

現行品は少し値上がりしているようだけど、その分マーキングも充実しているようだ。

次回、製作開始!

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回から組み立て開始となる。

レーナ
レーナ

久々の日本海軍機。

単発だから双発のDo17よりは簡単かな?

アドルフ
アドルフ

先ほども少し触れましたが……

ここの開設以前に、筆者はこのキットの姉妹品である試製流星を購入しています。

ただ当時素人だった筆者の手には負えず、放置ルート入りに。

ヴァルダ
ヴァルダ

当時の筆者としては

  • 操縦席前面に宙吊りの計器盤をうまく固定する方法が思いつかなかった
  • 一体成型のエンジンカウルにうまくエンジンやプロペラをセットする方法が思いつかなかった

……といったことがあった。

今回はそのつまずきポイント辺りを重点的に見ていきたいところだ。

レーナ
レーナ

残骸の試製流星は……。

ヴァルダ
ヴァルダ

裏で筆者が掘り出して来ている。

今回の流星改がうまくできたら、紹介することになるだろう。

アドルフ
アドルフ

とりあえず、詳しいことは次回以降ですな。

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