
ブロンコのズリーニィ突撃砲を作っていきましょう。

前回は予備履帯ラックやシュルツェンを組んで、ようやく全体の組み立て作業を終えた。
今回は塗装とマーキングになる。

ここからはようやく楽そうな展開に。

いつものパターンに入りますな。

組み立てで苦戦もしたし、ここはサクッと済ませてしまいたいところだ。
それでは作業を再開する。
塗装図の確認



このキットに塗装は3種類収録。
いずれもハンガリー軍所属で、迷彩やシュルツェン有無で選択式となっています。

今回は塗装図2、迷彩なし、シュルツェンありの車輌にする。
筆者は幾多のハンガリー戦車を作ってきたが、単色塗装は今回初めてだ。
下地の塗装


手始めに下地から。
- エッチングパーツ→ガイアノーツのマルチプライマーアドバンス
- 全体→クレオスのMr.フィニッシングサーフェイサー1500ブラック
ですな。
プライマーは面の広いところは筆塗り。
網目のシュルツェンはエアブラシ吹きです。

履帯がやたらと千切れる……。

可動履帯の難点ですな。
ここはしっかりと塗って、本塗装は多少手を抜いても大丈夫なようにしておきます。
本体色の塗装


続いて本体色を塗ります。
- 履帯→タミヤアクリルのダークアイアン(履帯色)
- 車体→Mr.カラーの草色
で済ませてしまっています。
下地をしっかり塗ったので、履帯はそこまで神経質に塗らなくて大丈夫です。

本体のグリーンはキット指定ではオリーブドラブ。
ただ以前のハンガリー車輌達に合わせ、今回は草色にする。
草色は筆者の手持ちにあった後期の日本軍戦車セット付属のもの。
2023年12月現在は単品売りされているから、より入手しやすいはず。
単色塗装なのでこれで基本塗装は終了だ。
ステンシルでのマーキングを施す


筆者がエアブラシを片付けてしまいましたが、再び取り出します。
ステンシルマーキングを忘れていましたな。
シュルツェンに付属のエッチングシートをテープで固定し、白い塗料を吹き付けましょう。
今回使用した塗料は水性ホビーカラーのつや消しホワイトです。


反対側も吹きつけ。
……なんか盛大にはみ出ているけど。

- 筆者が勢いよく塗料を吹き付けた
- ステンシルシートの固定が甘く、本体とシートの間に隙間ができていた
のが原因ですな。
プライマーを塗っているとはいえ金属パーツは塗料の食いつきがあまり良くありません。
なので筆者がテープでしっかり固定しなかったという。

はみ出たところは後で車体色を筆塗りしておこう。


ついでに筆で部分塗装を済ませてしまいます。
いつもならデカールが先ですが、一部マークが工具類と被さるので……。

先にマークを貼り付けてから工具を塗り分けようとすると、はみ出てマークを塗りつぶす可能性があるからかな?
デカールの貼り付け


キット付属のデカールはこちら。
特徴的なマーキング類は少なめですな。

4番のドクロマークが特徴的かな?
3種類付属するけど、地味に下に書かれた数字が違うという。


今回少し気になったのは前面のナンバープレート状のマーク。
予備履帯ラックと重なるようになっています。

ここは一度ラックを外してからマークを貼り付け。
その後ラックを再接着している。
正直省略したほうが自然かもしれない。

筆者は先人達の作例を参考にしようとも思ったようですが……
予備履帯を吊るして隠しているパターンが多いですな。
今回の戦果


いつもは省略している背面の国籍マーク。
今回は貼り付ける指定があったので、貼り付けています。
……大戦末期だと空爆の的にならないか気になりますが。

デカールはやや固めでパリパリした印象。
背面の国籍マークもヒンジ部分に被さる箇所がいまいち馴染んでくれなかった。
これは筆でレタッチして補っている。

とりあえず塗装とマーキングが済んで、ようやく完成が見えてきた感じ。

今回はここまで。
次回はウェザリングを施し完成予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット