ホビーボス 38MトルディIIa(B40)軽戦車 製作記①

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戦車・装甲車等製作記
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回は九七式中戦車チハが完成しましたな。

今回は・・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者がとある戦車を掘り出して作っている。

それを紹介しよう。

レーナ
レーナ

またドイツ戦車かな?

ヴァルダ
ヴァルダ

いや、別の国の戦車だ。

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今回のお題 ホビーボス 38MトルディIIa(B40)軽戦車

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。

ホビーボスより

38MトルディIIa(B40)軽戦車

だ。

商品名はトルディIIだけど、ここではトルディIIaと表記する。

レーナ
レーナ

知らないメーカーの知らない戦車が。

アドルフ
アドルフ

トルディはハンガリーの戦車ですな。

そしてホビーボスは中国の模型ブランド。

以前作ったKV-1Eのトランペッターと関連があるようです。

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ヴァルダ
ヴァルダ

調べたところ、ブランドの管轄違いらしい。

雅太電器有限公司 (YATAI ELECTRIC APPLIANCES CO. LTD.)

という会社がまずあって、そこの傘下に

華新発展有限公司(Wasan Development Limited)

という会社がある。

前者のブランドがホビーボス

後者のブランドがトランペッターのようだ。

レーナ
レーナ

そういえば何となく箱の材質とか似ているような。

アドルフ
アドルフ

厚手で頑丈な箱なので、どうしても筆者は長期間積んでしまうようです。

改めて調べたところ発売は2012年だとか。

レーナ
レーナ

10年前じゃん。

38M トルディIIa(B40) とは?

ヴァルダ
ヴァルダ

この戦車は東欧にある国、ハンガリーが第二次世界大戦で投入した軽戦車だ。

ちなみにトルディとはハンガリーの民族的英雄の名前だとか。

アドルフ
アドルフ

どうやらハンガリー軍の装甲戦闘車輌はほとんどが民族関連の名前になっているようですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

この戦車は完全なハンガリー軍オリジナルではなく、元々はスウェーデンのランズベルク社が開発したL-60という軽戦車だったんだ。

1938年にハンガリーがこの戦車のライセンス生産権を獲得し、細かい変更を加えて80輌ほどが生産されたのが38MトルディI(A20)だ。

続いて38MトルディII(B20)も110輌ほど生産。

Iでは使用した部品に一部外国製品が使われていたが、IIは全てハンガリー国産のものに改められている。

レーナ
レーナ

1938年に正式採用されたから38Mってことかな?

なんか砲塔にでっかいリングがついているね。

アドルフ
アドルフ

どうやらその謎リングはアンテナだそうです。

ちなみにトルディの原型になったL-60。

当時としては先進的なトーションバーサスペンションを採用しており、これはドイツ軍のIII号戦車に強い影響を与えています。

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ヴァルダ
ヴァルダ

トルディ軽戦車が始めて投入されたのは1940年10月から始まったバルカン半島の戦い。

枢軸国の一員としてハンガリーは対ユーゴスラビア戦に参加する。

しかし問題は翌年のバルバロッサ作戦。

ソ連軍の繰り出すT-34やKV-1の前にトルディ2種はまるで歯が立たなかった。

ちなみにトルディの主砲は20mm対戦車ライフル、最大装甲厚は13mmだ。

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レーナ
レーナ

当時ドイツ軍で最強だったIII号戦車J型が60口径50mm砲装備で最大装甲厚50mmだっけ。

これでも苦戦した相手にそれ以下の性能の戦車で戦うのは・・・・・・。

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アドルフ
アドルフ

余談ですが、あの弱い弱い言われる九七式中戦車チハは最大装甲厚25mmです。

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ヴァルダ
ヴァルダ

流石にまずいと感じたのか、トルディ2種には改良が施されることになった。

今回作るトルディIIa(B40)はその改良型。

前線から引き上げてきたトルディIとIIの主砲を、それまでの20mm対戦車ライフルから40mm砲に換装したものだ。

1943年から1944年に80輌ほどが生産されたという。

レーナ
レーナ

1943年ってなるともう大戦後期のような・・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

そういうことになる。

その後砲塔を改設計した43MトルディIII(C40)も開発されたが、既に通用しないことは明らか。

なので少数生産に終わり、生産現場はより強力なトゥラーン中戦車へ注力していった。

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アドルフ
アドルフ

そのトゥラーンも40mm砲や短砲身75mm砲がメインウェポンだったという・・・・・・。

ヴァルダ
ヴァルダ

スウェーデン戦車の流れを汲むハンガリー軽戦車。

それの武装強化型を作ってみよう。

キットの中身を確認しよう

ヴァルダ
ヴァルダ

長々と語っていたけど、箱を開けてみよう。

中身はこんな感じ。

アドルフ
アドルフ

破損防止のためか、一部ランナーにはウレタンシートが巻かれていますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

プラランナーその1。

ランナーは4枚。

それと車体上下に砲塔。

レーナ
レーナ

あら、意外と少ない・・・・・・?

アドルフ
アドルフ

その「1」ですよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

プラランナーその2。

履帯が入ったランナーが計11枚。

レーナ
レーナ

こっちはずいぶん多いね。

アドルフ
アドルフ

1枚ずつ接着・組み立てする方式となっています。

ヴァルダ
ヴァルダ

その他の付属品としてデカールとエッチングパーツ。

初期のハンガリー軍国籍マークはトリコロールの鉄十字だったけど、このキットに付属するのは後期国籍マークである黒地に白い鉄十字。

アドルフ
アドルフ

目立つから・・・・・・ですかね。

ヴァルダ
ヴァルダ

紙媒体は後述する塗装図の他、説明書と広告。

広告は当時の同社新製品を紹介している。

レーナ
レーナ

2012年11月の新製品かぁ。

今じゃもう新製品ではないね。

ヴァルダ
ヴァルダ

塗装図はこんな感じ。

パッケージでは転輪がグリーン塗装だったのに対して、この塗装図ではイエロー塗装となっている。

調べたところハンガリー軍の車輌は単色だとグリーンで塗られているようなので、筆者は今回転輪などもグリーンで塗ってみる予定だ。

アドルフ
アドルフ

塗装図は1種類のみですが、デカールではナンバープレートが2種類付属します。

なので実質塗装は2種類ですな。

次回、製作開始!

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回から組み立て開始となる。

レーナ
レーナ

見た感じ履帯以外はそんなに部品が多くなさそうだけど、どうなんだろう。

アドルフ
アドルフ

実はここの開設以前に、筆者は同社のトルディI型を作っていますな。

I型ではリング状のアンテナ取り付けに苦労していたようですが、IIaではそれがないのでそこまで苦労はしないかと。

レーナ
レーナ

じゃあ大丈夫かな?

ヴァルダ
ヴァルダ

とにかく、実際に組んで確かめてみよう。

レーナ
レーナ

お楽しみに~。

この記事で紹介しているキット

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