ハセガワ社製の1/72スケール、Fw190F-8を作っていきます。
前回は組み立てが終了。
今回は塗装作業から再開して完成させよう。
ここ最近はやたら細切れの記事が多かったけど、今回はあっという間だね。
ちょっとスケジュール的な都合もありましてね。
そろそろここの開設2周年だっけ。
そういえば筆者のところにまた増援部隊が到着したよ。
増えますなぁ・・・・・・。
作ると増えるよ!
下地を整える
まずは風防に下地のRLM66を吹き付け。
その後サーフェイサーを吹き付けて塗料の食いつきを確保します。
今回使用したのは1200番のグレーサフですな。
この辺は大体いつも通りだね。
ここでひとつ問題が。
胴体下にいらない穴が開いていた。
ここは伸ばしランナーの切れ端を使って埋める。
円錐状になっているから、ぴったりとはまるんだ。
ここに穴を開けた覚えはないんだけど。
このキット、筆者が他のハセガワ製フォッケウルフとごっちゃにして保管していてね・・・・・・
どうやらその他のものと入れ替わってしまったのかもしれないね。
機体の塗装を行う
ここから先はいよいよ着色していきます。
先に細かい部分を塗ってしまいます。
主脚は水性カラーアクリジョンのRLM02グレー。
スピナー等黒い部分はMr.カラーGXのウィノーブラックを使っています。
なんか聞きなれない塗料の名前が出てきたね。
クレオスの開発した新しい水性塗料のシリーズですな。
筆者も少しずつ使って試しているのだとか。
今回Fw190の塗装に使うのは主にこの3色。
- RLM76ライトブルー
- RLM75グレーバイオレット
- RLM70ブラックグリーン
だ。
RLM75といえば大体RLM74グレーグリーンと一緒のことが多いですが、今回は違うようですな。
大戦中期のドイツ軍戦闘機はこのグレー系の塗装が多いね。
大戦末期の機体になるとライトグリーン系の塗装が多くなり、さらに使用塗料が複雑になる。
ブルー→グレー→グリーンの順に筆者は塗っている。
グレーは斑模様に、グリーンは小爆弾やプロペラにも使用する。
斑模様、モットリングはちょっと難しいんだよね。
普通の濃度だとエアブラシのノズルが詰まってダマが飛んで汚くなるし、かといって薄いとジャバジャバな跡みたいになるし。
筆者は多少は妥協して大きめに描いているようですな。
ところで筆者はなんか特別なハンドピースを使っているの?
筆者はタミヤ製のベーシックエアーブラシしか使ったことがないね。
安物の割りにトリガー式で使いやすいんだ。
細かい塗りわけとマーキング
ここまで来たらエアブラシをお片づけ。
筆や爪楊枝で細かい部分を塗り分けていきます。
排気部分は黒く塗っているね。
Fw190の排気口付近は黒く汚れやすいので、目立たないように最初から黒く塗ることが多い。
タミヤ製のA-3型で見られるように、これを活かした鳥型のペイントを行った機体もあるんだ。
ここで主脚を組み立てる。
カバー部分は格納形態が再現できるようにしているのか、多少長めに取られている。
内側部分に凸線があるので、着陸形態にする場合はそこでカットしよう。
付属のデカールはこんな感じです。
18番から21番は計器で使用済みなので、他のマークを貼り付けていきます。
鉤十時が2種類ついているね。
余ったのは他の海外製ドイツ機キットに流用できそう。
今回は49番のノーマルの鉤十字を使うので、50番の白枠鉤十字が余る。
マークを貼り付けるとこんな感じに。
中古キットのデカールは台紙からなかなか剥がれないことが多いですが、今回はそれがなかったのでスムーズでしたな。
台紙の日付によると1992年の8月・・・・・・。
29年前だね。
これでも問題なかったですね。
筆者が過去に作ったキットにはそれより新しくてもボロボロになるものがあったりしましたが。
ウェザリング!
その後はウェザリング作業。
- スミ入れ
- 銀剥がし
- 排気管汚れ
と筆者お約束の3点セットとなっています。
詳しくは過去記事から・・・・・・。
排気管の黒い汚れは機体下部にも似たような感じのを行っているよ。
空気の流れを感じるように・・・・・・。
ここはタミヤウェザリングマスターのBセットに含まれるスス色を使っている。
そのまま乾いた状態で擦りつけるというよりは、アクリル溶剤を軽く含ませた筆で擦りつけている。
溶剤が多いと水っぽくなって上手くふわっとした感じにならないんだよね。
何かコツはあるかな?
ドライブラシみたいな感じにするとそれらしくなるかな。
- 筆に溶剤を含ませる
- その筆でウェザリングマスターを含む
- 筆に含んだ溶きマスターをティッシュ等で軽くふき取る
- 様子を見ながら擦りつける
みたいな。
納得いくまでトライ&エラーですな。
筆者も一発では上手くいきませんし。
というか筆者自身もまだ模索中といったところだね。
アクリル溶剤のほかに水道水を使ってみたりとか。
水道水だけだと定着率が弱いように感じるようだけど。
つや消しと最後の調整
最後はいつものつや消し。
まだまだ筆者の在庫にあるタミヤアクリルのフラットクリヤーをエアブラシで吹いている。
そして風防のマスキングを剥がします。
ここで筆者はミスに気づきました。
風防の枠を一部マスキングしてしまったようです。
ここは筆で急遽塗ってしまいます。
このキット、風防の窓枠が薄くてちょっと見えづらいんだよね。
なにはともあれ、これでハセガワの1/72スケール、フォッケウルフFw190F-8が完成となる。
以下、ギャラリーだ。
ハセガワ フォッケウルフFw-190F-8 完成!
続いて同じくドイツ軍を代表する戦闘機、メッサーシュミットBf109と。
Bf109のスマートさとFw190の無骨さの対比が面白い感じ。
戦闘爆撃機型のFw190は主に旧式化したJu87の代打として活躍した。
護衛としてBf109がつくことがあったが、低空では空荷のFw190のほうが優れた性能を持っていたとされている。
戦闘爆撃機型の護衛に戦闘爆撃機型がつくことも。
補助戦闘機のはずが主力戦闘機の立場を食ってしまっているという・・・・・・。
Bf109自体がFw190より設計が古いし、コンパクトにまとめられた故に構造に余裕がないというのもあるけどね。
そのFw190も高度6000~7000m辺りで急激に性能が落ちる問題が発生。
これで後に液冷エンジンを搭載したD型や、主翼を延ばしたりしたTa152へと発展するんだ。
作ってみた感想のコーナー
少し古いキットだけど、組みにくさはまったく感じなかったかな。
シンプルな内容の典型的な1/72スケール飛行機模型といったところ。
モールドもはっきりとした凹モールドなので、そのまま組んでも気軽に楽しめる。
2021年8月現在は定番外のキットなので、入手するのが少し難しいと思うけど。
中古品店をあたることになりそうですな。
筆者もこのキットは数年前に中古品店で見つけてきたもののはず。
値段ははっきり覚えていませんが、1000円強だったはずです。
1/72スケールの手に入りやすい空冷フォッケウルフキットというとタミヤ製品が挙がるけど、あちらはA-3型。
今回のはF-8型なので、爆弾抜きにしても微妙に違う。
少し調べたところ他にはドイツレベル社やエアフィックス社からも出ているみたいだね。
筆者の手持ちにはないけど。
気になるけど筆者の場合他の在庫をどうにかしたいところ。
とりあえず今回はここまで。
次回もまた航空機キットになる予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット