ハセガワの1/72スケール航空機プラモデルの定番品、A帯シリーズ。
その中から局地戦闘機の雷電を作っていきましょう。
前回はキットの中身を確認した。
今回は早速組み立て作業に入る。
例によってコクピット周りの組み立てから始めよう。
そういえばこのキット、筆者がここの開設以前に作ったことがあるんだっけ。
見せてよ。
筆者が奥底にしまっちゃうおじさんしていたのですが、運よく発見されたのでここでお披露目しておきましょう。
今回のものと同じ、ハセガワA帯定番品です。
2機作ったんだ。
・・・・・・尾翼の所属表記が無いようだけど。
筆者お気に入りの漫画、ザ・コクピット内のエピソード「勇者の雷鳴」に出てくる機体をイメージして製作したらしい。
偵察任務中に米軍のP-51に襲われる陸上爆撃機の銀河。
そこへ所属不明の雷電が飛来、米軍機を撃墜し銀河を救出するのですが・・・・・・。
銀河はかつてハセガワよりクリエイターワークスシリーズとして発売されましたな。
筆者は組みかけ放置していたはず・・・・・・。
なお筆者が保有する文庫版3巻には同じく尾翼にマークを描いていない雷電2機が登場する、「潜水航法1万メートル」というエピソードも収録されている。
このシリーズがきっかけで筆者は航空機
プラモに入っていき、後に戦車プラモも作り始めるという・・・・・・。
とにかく、今は雷電を組んでいこう。
接着作業
まずは合わせ目消しのための接着作業を。
見た感じ、増槽と主翼部分が先に接着できそうなので、この2つから接着剤を流し込み、貼り付けてしまいます。
合わせ目消しについては過去記事参照だよ。
・・・・・・それにしても、バリが目立つなぁ。
場合によっては噛み合わせ部分にバリが来て、上手く接着できないことがある。
よく仮組みして確かめながら、引っかかる部分はデザインナイフやニッパーなどで切り落としてしまおう。
合わせ目消しに支障がないなら、接着後に合わせ目ごと削り落とすのもアリだ。
コクピットの組み立て
続いて操縦席周りを組み立てていきます。
元が一昔前のキットなので、やはりシンプルな出来です。
床板は一部押し出しピン跡がある。
凸状なので、軽く削って処理してしまおう。
処理後は組み立て。
座席はコクピット色とは違うシルバー塗装の指示が出ていますので、接着しないでおきます。
ただ資料やキットによっては座席もコクピット色で塗る指示が出ていることがある。
この辺はお好みでいいかな。
コクピットの塗装
いよいよコクピットの塗装。
キットではMr.カラーの340番、フィールドグリーンFS34097で指示されているけど・・・・・・
今回はコクピット色(三菱系)で塗るよ。
おそらくキットが発売された当時にコクピット色がラインナップされていなかったのだろう。
他の塗装も一部混色指示が出ているものがある。
コクピット全体に吹き付けて・・・・・・
胴体のコクピット側壁もバリが発生していますな。
この辺りも塗装前に整形しておくとよいでしょう。
コクピット色を塗り分けたら細かい部分を塗り分け。
計器板もデカールやクリアーパーツを取り付けて作るよ。
その後は軽くスミ入れ。
そして接着して組み込みます。
座席は後部を引っ掛ける部分があるので、左側の胴体(15番パーツ)に合わせるのがおススメです。
なんか計器板の接着面積が狭いね。
外れないといいんだけど。
心配なのでここは裏側からエポパテで補強している。
ただしパテを押し込みすぎると表面にはみ出てくるので注意。
筆者は黒でスミ入れして、パテの白い部分を塗り潰して誤魔化している。
補強用には比較的硬めのエポパテ、タミヤの高密度タイプがおススメです。
以前ゲルググJの関節改造にも使ったやつだね。
コクピットが組み込めましたら、胴体左右で挟み込み、合わせ目消しの準備です。
左右の胴体の位置がズレやすいので、接着時に注意です。
余計な段差が出来ると後で整形に苦戦するので・・・・・・。
昔の筆者はこれでたびたび失敗していた。
最悪修復不能で撃墜案件になる。
なんか機種の軸がおもいっきりズレているね。
本体はズレていないから大丈夫だ。
今回の戦果
ついでに先に接着していた主翼も取り出して、ここで接着。
一旦乾燥待ちも兼ねてここで中断しよう。
次回は残りの部品を取り付けていく予定だ。
流石に筆者も3機目となると難なく作れるようですな。
作りかけで長時間放置すると部品の紛失にも繋がる。
早めに進めて完成させてしまおう。
続きは次回!
この記事で作っているキット