フジミ ユンカースJu87G-2製作記①

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航空機等製作記
アドルフ
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模型大隊戦闘日誌、始まります。

ヴァルダ
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前回は筆者が作りかけで放置していたクレオス(旧グンゼ産業)のIV号駆逐戦車を完成させた。

今回はまた新たなキットを作ろう。

アドルフ
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ヴァルダ殿、前回は「次回は新製品を作る」と言っていましたよね。

今回はそれになるのでしょうか。

ヴァルダ
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そうしたいところだけど……

まだその新製品の発売まで少し時間があるんだ。

というわけで、引き続き筆者の積み山を崩していこう。

 

 

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今回のお題 フジミ ユンカースJu87G-2

アドルフ
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今回作るのはこちら、フジミ模型より

ユンカースJu87 G-2ですな。

確か数年前に中古品店で筆者が確保したものですね。

ヴァルダ
ヴァルダ

第二次世界大戦でドイツ軍の電撃戦を支えた急降下爆撃機。

それがJu87スツーカだ。

今回製作するG型は爆弾に代わって3.7cm砲を装備した対戦車攻撃機型。

Ju87は途中で翼面加重を改善するために主翼を延長している。

延長する前の機体に3.7cm砲を装備したのがG-1型

延長した後の機体に3.7cm砲を装備したのが今回作るG-2型だ。

アドルフ
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かの有名なハンス・ウルリッヒ・ルーデル大佐が愛用したことで知られる航空機ですね。

本キットでも大佐の搭乗機が作れるようです。

ヴァルダ
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彼の書いた自伝が以前から翻訳出版されていたが、近々ホビージャパンから完全翻訳版として出版されるようだ。

勿論、筆者は予約済み。

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アドルフ
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以前の版は筆者がどこを探しても見つからなかったので朗報ですな。

 

 

中身を確認

アドルフ
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まずは中身です。

しばらく1/35のAFVが続いていたので1/72の航空機キットはパーツが少なく見えます。

ヴァルダ
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それともう一つ。

アドルフ
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そういえば別の日にもう一個、箱なし中古も購入していましたね。

ヴァルダ
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詳しい内容は後で説明するけど、このキットは二種類の塗装がある。

ちょうどキットも二個あるから両方作ってしまおう。

アホな筆者はこうやって積みを増やしてきたんだ。

アドルフ
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ランナーはこんな感じです。

フジミは元の急降下爆撃機型であるB/R型、D型のキットも発売しています。

G型もそれらのキットの金型を流用しているため、D型用の爆弾ラックなどが余剰部品となります。

 

 

作戦開始 まずはコクピット

アドルフ
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まずはコクピットから。

外から見える位置に押し出しピン跡があるため黒い接着剤で埋めておきます。

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各部の合わせ目消し

ヴァルダ
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押し出しピン跡が一発で埋まらないので

接着剤を塗る→削る

を繰り返している。

その間に合わせ目消し部分を進めておこう。

主翼は貼り合わせる前に装備を取り付ける穴を内側から空ける。

オレンジの丸で囲った

  • ピトー管
  • 3.7cm砲

の取り付け穴を開けよう。

アドルフ
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ヴァルダ殿、黒い四角で囲ったラジエーター取り付け穴は開けないのですか?

ヴァルダ
ヴァルダ

そうしたいけど、このキットのラジエーターは接続ピンがラジエーター内部にあって外から目立つんだ。

というわけでピンを切り飛ばして、直接主翼下面にラジエーターを貼り付ける。

幸い取り付け位置にはモールドがあるため、ここを目印に貼り付ければ問題ない。

ヴァルダ
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主翼と3.7cm砲を接着。

各パーツは接続ピンがあるけど……

筆者はパーツの合いを気にしてか、切り落として貼り合わせている。

アドルフ
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合わせ目消しについては当該記事を参考にしていただければ幸いです。

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ヴァルダ
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Ju87のトレードマークの一つである固定脚。

ここは先にタイヤのパーティングラインを整形してから合わせ目を接着しよう。

ヴァルダ
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機首は先にプロペラを組んでから左右のパーツで挟みこむ方式。

プロペラの軸は悪くない精度なので、調整はそのまで神経質にならなくていい。

アドルフ
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筆者はなんのこだわりかいつもプロペラを

強く息を吹きかけたらスムーズに回る

ように調整しているようですな。

ヴァルダ
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合わせ目を消す際は接着剤がプロペラ側に回り込まないように注意する。

  • ドロドロしたスチロール接着剤で土手を作りながら接着
  • マスキングテープで壁を作る

などを筆者は行っている。

 

 

再びコクピットの組立て

アドルフ
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合わせ目消しは胴体のみ残っているので、コクピットの組み立てに戻ります。

コクピットの押し出しピン跡を整形し終わったら各部品を接着。

以前の零戦に比べたら随分シンプルなつくりですね

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ヴァルダ
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タミヤの零戦52型は2012年発売。

対するフジミのJu87は・・・・・・詳細が調べても出てこないね。

アドルフ
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他の形式と共に80年代に登場したのが最初という説が有力です。

 

 

コクピットの塗装

ヴァルダ
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これからコクピットの塗装に入る。

このキット、床面に隙間があって主翼内側が見える。

そのためここもコクピット色で塗っておかないと成型色が見える。

後で興ざめするのでここも塗っておこう。

アドルフ
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コクピット色はRLM66ブラックグレーです。

ドイツ軍の機体内部色はほとんどがこれかRLM02グレーになりますので、ドイツ機モデラーはとりあえずこの二色を用意するといいでしょう。

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アドルフ
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計器類はモールドもされていますが、上から貼り付けるデカールで再現します。

ついでにデカール一覧もお見せしましょう。

ヴァルダ
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わかりにくいけど右上には垂直尾翼に貼り付ける鉤十字がある。

筆者は一番好きな航空機であるJu87を多数保有・製作してきたけど

「鉤十字がそのまま付いてくる」

という理由でかフジミのキットがお気に入りらしい。

アドルフ
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Ju87はB、D型など各タイプ含めて他にも

  • イタレリ
  • エアフィックス
  • ズベズダ
  • アカデミー

などから発売されています。

が、どれも海外製で規制を考えてか付属しないので他所から持ってくる必要があります。

ヴァルダ
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先ほどのシンプルなコクピットを見ての通り、フジミ製は古いキットであるから精密さでは新しいキットには及ばない。

それゆえのシンプルな部品構成で作りやすいのも筆者がフジミ製を推す要因だったりするんだ。

アドルフ
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説明書ではコクピットはRLM66を塗っておしまいですが、筆者の手持ちの資料と照らし合わせて部分塗装を行います。

資料と言ってもイタレリなど他キットの説明書ですけどね。

ヴァルダ
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操縦桿の握りや根本、計器上の照準器はフラットブラック

フットペダルはクロームシルバー

ヘッドレストはとりあえずRLM70ブラックグリーン

ヴァルダ
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部分塗装が済んだらスミ入れ。

暗いグレーがベースなので、ここは単純に黒でスミ入れ。

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アドルフ
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溶剤の影響か後部座席の根本が一回折れましたな。

 

今回の戦果

ヴァルダ
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ここに来てようやくコクピットを組み込んで胴体を接着。

そのまま主翼も合わせてしまおう。

アドルフ
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胴体のオレンジ丸部分にはパーツのヒケがあります。

後でヤスるなり埋めるなりしておきましょう。

ヴァルダ
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今回の作業はここまで。

実際には接着待ちに、その他の部品の整形を済ませている。

例の新製品が出ない限りはこいつの作業が続きそうだね。

アドルフ
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続きは次回ですな。

この記事で作っているキット

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