タミヤMMシリーズより、ティーガーII(キングタイガー)のポルシェ砲塔型を作っていきます。
前回はツィンメリットコーティングを施した。
今回は残りの外装部分を組み立てて塗装直前まで進む予定だ。
筆者のPCでつべを見ていたんだけど・・・・・・
最近やたら転売ヤー爆死案件を題材にした動画を見かけるような。
そのわりにはガンプラの品薄状態はまだ収まりませんな。
フリマアプリとかでは相変わらず定価以上の出品は続いているようですし。
なんか転売ヤーよりも、転売ヤー爆死案件動画を作っている人たちのほうが儲かっていそうなのは気のせいかな?
どっちも詳しいことは何もわからないけど。
他人のことはとりあえず置いといて、今回もティーガーIIを進めていこう。
・・・・・・ちなみにガンプラ製作も筆者が裏で放置品をサルベージして準備中だ。
ガンプラユーザーはもう少し待って欲しい。
ここ最近はほとんどAFVキットばかりでしたからね。
砲塔の組み立て
車体を仕上げたいところですが・・・・・・
砲塔のほうが部品が少なく、すぐ組み立て完了になりそうだったので、先にこちらから仕上げてしまいます。
基本的には指示通り切って貼るだけ。
主砲は塗装の便を考えて防盾まで接着。
砲塔本体とは接着していないよ。
装填手ハッチ前のペリスコープガードは伸ばしランナーを使って溶接跡再現。
この工作は最後の最後に筆者が行ったので、後述する全体像の画像には載っていない。
ここのペリスコープは追加しましたが、同じくペリスコープが省略されている車長キューポラはそのままですな。
こっちはまとまった数が揃わなかったからね。
気になる人は余剰品の他に別売りパーツを持ってくるのがいいだろう。
見た感じファインモールド社が発売しているようだね。
車体下部と履帯の取り付け
続いて車体下部。
まずは後部パネルから組んでしまいます。
排気管カバーは内側を筆で暗色塗装。
ここは後でエアブラシが入りにくそうだったから・・・・・・。
足回りやフェンダー裏も同様。
クレオスのマホガニーサーフェイサーで簡易的に塗っている。
ついでに各装備も取り付け。
側面はコーティングで厚みが出来たりプラ面が覆われているため、ここは瞬間接着剤で組み立てています。
本キットの履帯は接着可能なベルト式。
ベロ部分をはめ込んでからタミヤセメントで接着する。
乾くまでクリップで接着面を挟んで固定しておこう。
筆者はいつも速乾流し込み式接着剤でプラモを組んでいるけど・・・・・・
この履帯はそれを使わないように。
流し込み式はサラサラで浸透力が強いから、ベルト式履帯の接着部分に浸透して固着前に切れてしまうんだ。
ここはトロトロタイプのタミヤセメントの出番。
筆者は悪臭を抑えたリモネンの物を使っていますぞ。
足回りに取り付けるとこんな感じ。
弾力がありややキツめなのか、そのままだとこんな感じに浮く。
極端にキツいと車軸に負荷がかかって折れたりするんだよね。
今回のは何とか許容範囲かな?
弛んだ感じを表現したいので上部は転輪と接着。
タミヤセメントと瞬間接着剤を塗布した後、車体と履帯の間に詰め物をして乾燥待ちだ。
反対側も同様ですな。
乾燥したら詰め物を取り外し、フェンダーを接着する。
フェンダーは別パーツ感を出したかったので、軽くスジ彫りを強化したり力を加えて曲げたりしている。
・・・・・・フェンダーを取り付けると外から見えづらくなるね。
気にならない人は履帯の弛ませ表現を省略してもいいかも。
この履帯、別売りで接着組み立て式もあります。
「よりリアルな表現が欲しい」
「ベルト式がキツめで破損したら困る」
とお考えの方はこちらを使うのもよいかと。
今回は使っていないけど、タミヤのティーガーII(キングタイガー)シリーズには予備履帯のランナーが1枚付属する。
別売りの組み立て式のものはそのランナーを6枚セットしたものとなっている。
予備履帯の余剰パーツが大量にある人はそれらを寄せ集めても同じものが作れる。
筆者が過去にアルデンヌ戦線版で余剰パーツを寄せ集めて作っていましたな。
ジャッキの改造
ここからは各部の改造に。
まずは車体後部に載せるジャッキ。
90年代の一昔前のものなので、4つ脚部分が省略されて板状になっていますな。
ここは
- デザインナイフで両サイドの板状部分を削って4つ脚状にする
- 真ん中の板状部分をノミかデザインナイフで掘り込んで凹みをつける
ことでそれらしく。
削った後は流し込み式接着剤で軽くなでてやれば毛羽立ちが溶けて馴染んでくれる。
簡易的だけどそれらしく。
これもそのうち独立した記事で紹介したいところ。
ライトコードの追加
続いてライトコードの追加を。
ティーガーIIは車体前面にボッシュライトを装備しています。
基部などは再現されていますが、コード本体は再現されていません。
これもいつも通り0.4mmのエナメル線を使って再現する。
先に基部側に0.5mmの穴で凹みをつけ、そこにエナメル線を接着する。
ライト側の台座(C15番パーツ)側にも凹みをつけておき、コードの長さを調整しつつ凹みにはめ込んで接着。
これで完了だ。
コードは両端だけでなく車体側にも接着しておくとより安定するかと。
金属製なので瞬間接着剤がベストですな。
別売りのエッチンググリルを装備する
エンジングリルはキットでは何も付属しない。
今回は別売りのエッチンググリルパーツを使ってディティールアップしてみよう。
これは以前のアルデンヌ戦線版でも使ったね。
特に記載はないけど、ヘンシェル砲塔・ポルシェ砲塔どちらのキットでも使えるよ。
デザインナイフで金属製ランナーから切り出し、所定の位置に貼り付ける。
金属パーツなのでやはり瞬間接着剤を使う。
グリルの大枠部分にゼリー状の接着剤を点付けして・・・・・・。
この後は爆発物挿入防止カバーを組み立てる。
キット説明書の原寸図をコピーして型紙にして付属のナイロンメッシュを切り出す。
同じく付属する両面テープを細切れにして、フレームとなるD10・11番パーツに貼り付けよう。
砲塔の違いが影響しているのか、ヘンシェル型とは違った形になっているのが特徴ですな。
ポルシェ砲塔型のほうがメッシュの面積が広くなっています。
そして接着。
取り付け前にやはり陰色を下に塗っているけど、これはあまり意味が無かったかもね。
せっかくのエンジングリル部分の網目が埋まりそうな。
グリル、いや車体接着前に内側から塗っておいたほうがよかったかもしれませんな。
今回の戦果
ここまでで全体図はこんな感じ。
これで組み立てを終えよう。
71口径8.8cm砲が頼もしいね。
ナースホルンやヤークトパンター、エレファントなんかが同様の主砲を装備していますな。
それらと違ってティーガーIIは回転する砲塔に搭載しているのが長所ですね。
今回はここまで。
次回はいよいよ塗装作業となる。
続きは次回!
この記事で作っているキット
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