模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はファインモールド社のメッサーシュミットBf109F-2型が完成しましたな。
今回は……。
連続してファインモールド社のメッサーシュミットBf109を作っていく。
確か一緒に購入したやつがあったね。
あれですな。
今回のお題 ファインモールド メッサーシュミットBf109G-2(グリュンヘルツ)
今回作るのはこちら。
ファインモールド社より
メッサーシュミットBf109G-2/R6(グリュンヘルツ)
だ。
G-2型……。
G-6型は何個か作っていたよね。
G-6型がBf109の最多生産型ですからね。
多くのメーカーからキット化されています。
Bf109G-2とは?
今までのBf109キットのときでも説明したけど、この航空機は第二次世界大戦期のドイツ軍を代表する戦闘機だ。
厳密には直前のスペイン内戦から実戦参加だけどね。
その中でもG型は後期生産型とも言える存在。
F型ではDB601NかDB601Eエンジンを搭載していた。
このG型ではDB601シリーズを改良した、DB605エンジンを搭載しているんだ。
E型からF型になるときは主翼や機首形状が大きく変わっていたけど、F型からG型はそんなに大きく変わってはいないね。
先行量産型のG-0型、高高度型のG-1型に登場したのが今回作るG-2型。
G-1型から与圧キャビンなどの高高度装備を撤去した低・中高度型となっている。
早い話がG型最初の本格的な量産型だね。
与圧キャビンの有無で分かれるG-1型とG-2型はちょうどG-5型とG-6型のような関係ですな。
商品名にはG-2/R6とある。
R6はBf109の追加装備。
主翼下面に懸架された20mmガンパックとなっている。
今までに作ったG-6型のキットにも付属していたね。
外付けの大型装備のため大幅に飛行性能が低下しますが、これにより対爆撃機・対地上攻撃に威力を発揮したのだとか。
機首には引き続きモーターカノンとして20mmを1つと同軸機銃として7.92mmを2つ装備していますね。
更に商品名についた「グリュンヘルツ」
ドイツ語で「緑のハート」という意味だ。
同社からこのキット以前にG-2型のキットは発売されていたけど、今回のものは収録デカールを変更。
緑のハートを部隊マークに採用していた第54戦闘航空団の機体が作れるようになっているんだ。
前回完成させたF-2型と同じ部隊だね。
あっちは緑のハートマークがついていなかったけど。
Bf109後期生産型の最初の本格的量産型であるG-2型。
緑のハートマークが特徴的な第54戦闘航空団の所属機で作れる、ファインモールド社のキットに挑戦してみよう。
箱の中身を確認する
まずは箱の中身を確認。
2つの袋と説明書が入っている。
前回のF-2型とほぼ同じだね。
ランナー類。
AランナーはF型と共通。
G型用パーツや各細かい装備類は別ランナーとなっている。
R6装備も独立したランナーに収録されていますな。
デカールシートは3枚。
F型用表記の共通マークにG型用共通マーク。
そして本キット最大の特徴である部隊マークのシートだ。
見覚えのあるライオンマークが。
第54戦闘航空団の第2飛行隊マークですな。
濃厚な内容の説明書兼解説書。
デカール変更品だからか、G-2型自体よりも第54戦闘航空団についての掘り下げた内容が確認できる。
ライオンマークはオーストリア陸軍航空隊が前身……。
1938年3月12日にオーストリアはドイツに併合されていますな。
ちなみに総統閣下はドイツではなくオーストリア生まれだったり。
収録された塗装は2種類。
いずれも商品名の通り、緑のハートマークを描いた第54戦闘航空団の機体だ。
- 第54戦闘航空団第2飛行隊所属機 1943年冬 シヴェルスカヤ
- 第54戦闘航空団司令 ハンネス・トラウトロフト少佐機 1942年夏 シヴェルスカヤ
となっている。
トラウトロフト少佐機、かなりカラフルな機体だね。
どうもこの部隊、一般的なBf109に施された塗装とは異なる塗装パターンを採用している機体が多かったようです。
指揮官であるトラウトロフト少佐機も捨てがたいけど、彼の機体はR6装備を取り付けていない。
今回は冬季迷彩と20mmガンパックが特徴的な第2飛行隊所属機で仕上げる予定だ。
次回、製作開始!
キット概要を説明したところで今回は終了。
組み立ては次回以降からだ。
同じメーカーの同じような機体。
大丈夫だね。
というか実際は並行して作成していたようです。
なのでこれを書いている現時点で既に完成済みという。
もったいぶらないで早く紹介しちゃいなよ。
筆者の作業に記事が追いついてしまいます。
とりあえず、続きは次回だ。
この記事で紹介しているキット