【2022年8月】タコム Vk100.01(p)マムート 製作記①【新製品】

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戦車・装甲車等製作記
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回は筆者が数年間放置いていたHGUCのジム・カスタムが完成しましたな。

今回は……。

ヴァルダ
ヴァルダ

久々に新製品レビューだ。

今月新発売した、あるAFVキットを作っていく。

レーナ
レーナ

ここ最近作っていなかったような。

アドルフ
アドルフ

最後に紹介したのは6月末のIII号戦車でしたな。

約2ヶ月ぶりという。

タミヤ 1/35 III号戦車L型 製作記⑥(完成)
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タコム Vk100.01(p)マムート

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るのはこちら。

タコムよりVk100.01(p)マムートだ。

レーナ
レーナ

初めて見る戦車だね。

アドルフ
アドルフ

詳しくは後に解説しますが、実物は完成していませんからね。

 

Vk100.01(p)マムートとは?

ヴァルダ
ヴァルダ

第二次世界大戦が発生して2年弱経過した1941年6月、ドイツ軍はバルバロッサ作戦を発動し、ソ連へ侵攻するんだ。

そしてそこでT-34などの強力なソ連戦車を目の辺りにする。

……というのは今までのドイツ軍戦車を作るときに説明したね。

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アドルフ
アドルフ

お馴染みT-34ショック

これがドイツ軍の兵器開発に大きな影響を与えるわけですな。

レーナ
レーナ

IV号戦車やIII号突撃砲の長砲身化。

そしてティーガーやパンターといった新型戦車の開発……。

ヴァルダ
ヴァルダ

そうやってドイツ軍戦車のアップデートが始まるわけだけど、総統閣下がこう思ったんだ。

「我々が新型戦車を開発したら、ソ連側も更に強力な火力や装甲を備えた超重戦車を投入してくるに違いない」

と。

アドルフ
アドルフ

シーソーゲームですな。

片側が強力なものを投入すると、相手側も新たなものを投入して……。

ヴァルダ
ヴァルダ

そこで1941年11月頃、お気に入りのフェルディナント・ポルシェ博士に超重戦車の開発を打診。

翌年の春には博士のポルシェ社のみならず、クルップ社にも100t級の超重戦車の開発が正式に命じられる。

レーナ
レーナ

なんかすごいもの作ろうとしているね。

アドルフ
アドルフ

ちなみに総統閣下はこの超重戦車案の前にもレーヴェ(ライオン)という70t級重戦車を構想しています。

100t級超重戦車のほうに興味が移ったためか、レーヴェは早々と計画中止になっていますが。

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ヴァルダ
ヴァルダ

この100t級超重戦車について詳しいことは割愛するけど、最終的には1943年末から翌年にかけて超重戦車マウスとして試作車が2輌完成しただけに留まる。

また完全な状態なのは試作2号車のみで、1号車はダミーの砲塔を搭載していた。

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レーナ
レーナ

これは知っているよ。

ガルパンの黒森峰が持っていたやつだね。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回作るVk100.01(p)マムートはこのマウスの開発中に考案されたものの1つなんだ。

2022年8月現在までで判明しているマウスの計画のうち、最初期の案としてまとめられたものとなっている。

ポルシェ砲塔のティーガーIIによく似た丸みを帯びた砲塔と、後のマウスとは違った角度を持った側面装甲が特徴的だ。

ちなみにマムートとはドイツ語でマンモスのこと。

アドルフ
アドルフ

Vk100.01(p)は

  • Vk→試作車(案)
  • 100→100t級
  • 01→第1案
  • (p)→ポルシェ社

という意味ですな。

100級試作戦車ポルシェ案1号

みたいな感じでしょうか。

ヴァルダ
ヴァルダ

ポルシェ社とクルップ社が計画に参加していたけど、最終的にポルシェ案が採用される。

このマムートも実際に生産はされず幾つか設計を変更していって、最終的に先ほど述べたマウスになるんだ。

レーナ
レーナ

マンモスがネズミに……。

アドルフ
アドルフ

情報を秘匿するために、敢えて大型車に小動物の名前をつけたそうです。

ちなみに間にモイスヒェン(子ネズミ)という案も出てきていますな。

これら他のマウス計画案もどうやらタコム社がキット化するようですが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

超重戦車マウス最初期案として提出されたVk100.01(p)マムート。

実物が作られなかった本車を、タコムのキットで再現してみよう。

 

箱の中身を確認しよう

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえず箱の中身を確認しよう。

中身はこんな感じ。

アドルフ
アドルフ

大柄な車体だけあって部品も大きめですな。

箱も厚みのある感じです。

ヴァルダ
ヴァルダ

袋を開けてプラパーツを並べる。

少々ベタつきというか滑るような感じだしたので、後で洗浄予定だ。

レーナ
レーナ

見た感じ足回りの部品だけ多い感じかな?

砲塔とか車体とかの部品は少なそう。

ヴァルダ
ヴァルダ

その他部品。

  • エッチングパーツ
  • 金属砲身
  • デカール
  • ポリキャップ
  • 履帯パーツ
  • 金属シャフト

となっている。

履帯は4本あるのでこれを金属シャフトで接続して2組ずつにする構成だ。

レーナ
レーナ

なんか変わった構成だね。

アドルフ
アドルフ

取り扱い説明書はこんな感じです。

ホチキス留めの冊子ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

塗装は4種類収録されている。

ただこの戦車は実際に作られることはなかった車輌だ。

この塗装図にこだわらず、好きに塗ってしまって問題ないだろう。

アドルフ
アドルフ

大戦末期に見られる錆止め色にするか。

それとも大戦後期の三色迷彩にするか。

はたまた近年のゲーム登場車風にジャーマングレーに塗るか……。

レーナ
レーナ

自由ってなると逆に迷うんだよね。

 

次回、製作開始!

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回から作業開始となる。

アドルフ
アドルフ

このキット、よく見るとエンジンデッキと主砲が2種類から選択式ですな。

どちらにするか……。

レーナ
レーナ

塗装はどうするんだろう?

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者はまだ未定だ。

組み立ててから考えることになるだろう。

アドルフ
アドルフ

とりあえず、続きは次回ですな。

この記事で紹介しているキット

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