こんなところを見ている人がいるのかわかりませんが一応ご挨拶を。
どうも、筆者に代わって本ブログの案内を担当しているアドルフです。
同じく、案内人のヴァルダ。
今回はグフを作ろう。
随分と唐突ですね。
グフはいいぞ。最高だ。
今回のお題 HGUC グフ(リバイブ版)
今回製作するのはこの
HGUC No.196 グフ
グフはHGシリーズ初期に一度ラインナップされているけど、これは2016年頃にリメイクされたリバイブ版だ。
2014年に発売されたビルドファイターズシリーズの「グフR35」のキットに部品を追加してノーマルのグフを再現している。
なんか以前も聞いたような・・・・・・。
最近筆者が初心者向けと謳って書いた記事にも似たようなことを述べていたからね。
ちなみに今回製作するグフはそのときの犠牲になったグフだ。
仮組み品簡易レビュー
仮組み状態のグフを簡単に見て行こう。
まずは前後から。
初心者向け記事の作成前に撮影されたので肩がサフで灰色になっていないんですよね。
全体的にアニメ寄りの形状で丸っぽい印象を感じます。
グフの特徴である左手のフィンガーバルカン。
このキットでは握り手状態のも付属しており、シールドやサーベルの手持ちが出来ます。
シールド裏にはサーベルの柄を装備可能です。
旧作のHGではサーベルの刃と柄が一体になっていたけど、このキットでは分割されている。
そんなサーベルはグフR35の金型流用のおかげで2本付いてくる。
刃の部分はクリアーパーツ。
柄は接続ピンの左右違いで右手、左手用となっている。
ヒートロッドは真っ直ぐなものが一本付属です。
軟質樹脂で出来ているため、ある程度は自由に曲げることが出来ます。
旧作では待機状態の曲がったものと真っ直ぐ伸びたものがそれぞれついていたね。
手は
- 右サーベル握り手
- 右握りこぶし
- 左フィンガーバルカン平手
- 左フィンガーバルカン握り手
- 左サーベル握り手(余剰)
- 左握り拳(余剰)
となっています。
通常の左手は流用元であるグフR35からの余剰品です。
サーベル握り手はサーベル専用の長方形のものを握る仕様となっており、ザクのヒートホークなど丸棒状の柄は握れない。
改造するか、もしくはザクの手首後と持ってくる必要がある。
胴体が一体成型だった旧作と違い腰アーマー部分は分割されている。
ただデザインの関係か可動範囲はそこまで広くない感じかな。
あんまり動かすと外れやすいのもやや気になるところ。
頭部の製作
それでは作戦開始と行きましょう。
まずは頭部から。
先ほど紹介した過去記事にも書きましたが、筆者の好みで
キット指定の頭部(左)
ではなく
R35用の頭部である余剰品(右)
を使っています。
キット指定のものはアニメ調でノーズ部分が太く長い。
筆者はどうしても旧作HGUCのイメージが好きなので、それに近い余剰品のを使う。
アンテナを削ろう
グフの特徴であるアンテナ。
ここをシャープに整形してみましょう。
削った前後をわかりやすくするため、アンテナ前面にマジックで印をつけておきます。
黒く塗られた部分がそれです。
真ん中のパーティングラインめがけて左右から削り込んでいくとこんな感じに。
頭部はあまりいじらずこれだけですね。
ジオン系MS定番であるモノアイのクリアーパーツ化も考えたけど、パーツの穴あけ時の強度面の問題を不安視して今回は見送った。
可動用ツマミがモノアイ部分に近く、開口すると強度が不足して可動時に破損すると考えてね。
今回モノアイは塗装で表現する予定です。
腕部の製作 前腕の後ハメ加工
続いて腕の製作。
左右非対称の固定武装を持つグフの特徴的な部分だね。
右腕には電磁ムチであるヒート・ロッド。
左手は5連装フィンガー・バルカン。
ただこれらの固定武装で汎用性が失われたという側面もあり……。
前腕は後ろに目立つ合わせ目がある。
しかしここをそのまま接着してしまうとヒジ関節が外せなくなる。
というわけでここは後ハメ加工を施そう。
これは・・・・・・
もう完成したのですか?
いや、筆者の過去作品。
MSVなどでお馴染みのトーマス・クルツ少尉機で作ったものだ。
後ハメ加工のやり方を忘れたため引っ張ってきたとか。
うむ、筆者が思い出したようだね。
何が始まるんです?
やり方は簡単。
赤く印したピンをすべて削り落とす。
随分と雑な削り方ですね。
どうせ外からは見えなくなるんだ。あまり細かいことは気にしなくていい。
シールドマウント部分のI9/I10番パーツを忘れずにはさみこんで接着。
これで完了。
ここは一度乾燥待ちをします。
流し込み式速乾のものを使っているので、1日程度置いておけば問題ないかと。
乾燥後は接着面をヤスリで整形。
これで加工完了だ。
加工前は両側から挟みこんでいたけど、加工後は前腕の後ろ側からスライドさせて入れるようになる。
シールド接続部のI9/I10番パーツ裏のピンでヒジには接続してくれるから大丈夫だ。
左手の後ハメ加工
続いて左指の加工。
ここは親指に合わせ目が見える。
しかしそのまま接着すると左右に分解できなくなる。
さてどうするのか……。
そこでまずは分解。
手の甲側の親指付け根、白いラインで印したところを切り取る。
切り取ったパーツを手の平側に接着。
こういう広い面の部分にきた合わせ目消しは筆者も苦戦している。
とりあえず黒い瞬間接着剤を盛っておこう。
接着剤を盛ったところを整形前に一度仮組み。
これで合わせ目消しと分解の両立が出来ましたね。
筆者はこのタイプの後ハメ加工を「分割ライン変更型後ハメ」と呼んでいる。
モールド部分に沿うようにして合わせ目の位置を変更するんだ。
フィンガーバルカンの独立可動化
続いてグフのフィンガーバルカンの平手です。
平手は親指以外は一体となっております。
ここを各指独立可動できるようにして見ましょう。
・・・・・・とはいっても単純にニッパーやデザインナイフで切り離すだけなんですけどね。
この改造をすると各指がやや緩くなります。
気になるようでしたら瞬間接着剤などを固着しないように薄く塗って、渋みを与えるといいでしょう。
それと指の付け根はモールドを強調するため、クレオスのラインチゼルを使って彫りなおしている。
久しぶりのガンプラ製作でこちらも久しぶりの登場だ。
スジ彫り用品は幾つかありますが、曲線にはこれが適しているような気がしますな。
肩アーマーのスパイクをプラ棒で尖らせてみる
以前の合わせ目消し記事で散々登場した肩アーマー。
ガンプラは玩具の安全基準の都合でスパイクであろうと先端が丸まっています。
市販パーツで置き換えるのもいいですが、ここは簡単な改造で尖らせてみましょう。
まずはピンバイスを用意。
筆者が持っているのはタミヤのものとダイソーのものです。
まずはダイソーの0.8mmで位置決めの穴をあけます。
今回は外側からあけているけど、実際は合わせ目消しをやる前に内側からやったほうがやりやすい。
続いて本番の穴あけを。
この後使うプラ棒に合わせ、かつ削る手間を省くためなるべく小さめに開けるのがいいです。
筆者の手元にあるピンバイスとプラ棒で一番小さいのは2mm。
というわけで今回は2mmの穴を開けてみた。
手元に転がっていたタミヤの2mmプラ棒を差し込んで接着します。
間に隙間も出来るので瞬間接着剤も盛っておきましょう
乾燥後、角度を合わせて削っていきます。
……やや曲がっているように見えますが。
細かいことは気にするな。
このやり方は市販品の置き換えと比べると低予算で、基部の部分をすり合わせる必要がないのが強みなんだ。
スパイクの根本もラインチゼルで彫りなおしておきましょう。
別パーツ感が出てきますな。
作業後に思ったけど……
いきなりスパイクに穴をあけるより、先に平らに切り取ってから穴を開けた方が良さそうだね。
面を確保しないとピンバイスの刃が滑ってケガの元だ。
曲がったスパイクも基本的には同じです。
が、曲がっているため穴は開けず。
平らに整形したあとそのままプラ棒を接着して整形します。
追記
スパイクを尖らせる方法については別記事でもまとめている。
詳しくはそちらも参考にしてもらいたい。
今回の戦果
今回はここまで。
頭部と腕部が出来たところで今日は終わりにしよう。
手持ち武器が少ないのでその点ザクなどに比べれば楽そうですな。
続きはまた次回。
この記事で作っているキット