ガンプラHGUCシリーズより、0083に登場したパワード・ジムを作っていきましょう。
前回は塗装やマーキングを行い、ウェザリングを途中まで済ませた。
今回はやりのこしたウェザリングをして完成させよう。
よしよし、順調だね。
この調子でどんどん放置品を完成させてもらいたいものです。
筆者が先月行った大人買いの影響で順調に遅れている。
今月はその反動か、今のところ新規購入はデミトレーナーだけです。
今回は抑え目でいってもらいたいところだ。
それでは作業を再開しよう。
傷と錆だれを描きこむ
それではウェザリングの続きを。
- ウェザリングカラーのグランドブラウンで装甲角に傷を描きこみ
- ウェザリングライナー泥色セットのディープブラウンで錆だれを描きこみ
ですな。
グランドブラウンはなるべく濃い状態のを筆にとってチョコチョコと乗せて……
ディープブラウンは軽く線を引いた後、ウェザリングカラーの溶剤で伸ばす感じ。
この辺りも何か記事を作ったほうが良さそうですな。
足回りの汚し
足元はウェザリングカラーのグレイッシュブラウン。
これを適当に塗ってから、半乾きのものを擦ってぼかすよ。
筆者が戦車模型で行うことを流用していますな。
そちらの記事が参考になれば幸いです。
つや消しを吹き付ける
最後に水性ホビーカラーのつや消しクリアーを吹きつける。
これでシールの段差をなくしたり、ウェザリングの資材を定着させたりする。
シール部分は複数回吹き付ければ段差が目立たなくなるはず。
表面がざらつくから、つや消しの合間でタミヤウェザリングマスターを擦りつけ。
- Aセットのサンドを足元に
- Bセットのススとサビを混ぜたものを銃口に
それぞれ擦りつけているよ。
Bセットはいつもならススだけを使いますが……
塗装に使ったMSグレー連邦系が黒っぽいので、そこに黒いススをつけてもあまり目立ちません。
なので茶色のサビを少し加えて変化をつけています。
そして最終組み立てを行いようやく完成だ。
以下、ギャラリーとなる。
HGUC パワード・ジム 完成!
「パワード」ジムだけあって、なんか力強い見た目がいいね。
設定上は通常のジム改と比べて3割増しの推力を持っていたのだとか。
同じ0083登場のジム改、そしてジム・カスタムと。
こうなると後はジム・キャノンIIが欲しいよね。
筆者の在庫にありますな。
ただパチ組み状態の中古品を購入したものです。
武装は揃っていたようですがマーキングシールがないので、そこの調達が必要ですな。
0083系ジム達は関節部分がほぼ共通企画。
武器や手首などを交換して遊ぶことができるんだ。
ジム・カスタムのライフルをパワード・ジムが持っているね。
ライフルはマガジンの取り付け位置の都合や保持ピンがあるから、やるなら手首ごと交換するのが良さそう。
ジム改にはサーベルの刃が付属しません。
大体のガンダム・ジム系キット付属のものが流用できますが、このパワード・ジムとジム・カスタム付属のが必ず余るのでちょうどいいですな。
パワード・ジムの直前に完成させたデミトレーナー(チュチュ専用機)と。
- デミトレーナー→購入から約1週間で完成
- パワード・ジム→購入から約12年後に完成
となっている。
随分かかっているような。
時が経つにつれて
- 作りやすくそのままでも出来のいいキットを発売する模型メーカー
- 便利な道具などを発売する資材メーカー
- 作業のコツを掴む作り手
がそれぞれ経験を積んでいくのですよ。
そのおかげで短時間でカッコいい模型が作れるように。
昔の人とか、どうやってチューブ入りの接着剤とかで綺麗に作っていたんだろう……。
接着剤ならまだしもポリパテ・エポパテやエナメル塗料とかすら大昔は一般的ではなかったようだからね。
便利になったものだ。
タミヤエナメルは1984年登場のようですね。
それ以前にはアメリカのパクトラ社と提携したパクトラタミヤという製品が1971年から流通していたようですが。
作ってみた感想のコーナー
筆者は勝手からこの完成まで10年以上かかったみたいだけど……。
時間がかかったのは筆者の経験が浅かったせいだ。
筆者が気に入っている点は……
- 2022年11月現在定価は1320円とお手ごろ価格。
- 2006年発売ではあるものの、二重関節のヒジなど可動範囲は広め。
- マシンガン・バズーカ・サーベル・シールドと一通りの武器は揃っている。
逆に気になった点としては
- 関節周りが挟み込み式で、塗装と合わせ目消しの両立時は一手間加える必要がある。
- 豊富な武器とは反対に左手が開いた手しか付属せず、ポーズによっては間抜けな感じに。
- 関節はABS製。ガシガシ遊んでいるとヘタってくる。
といったところかな。
各部の後ハメに関しては道中の記事が何か参考になれば……
左手は今回システムウェポンキット004から流用した。
これに限らず現在は手首の別売り品も多数存在するので、この辺りの問題への対処は少し楽になった感じかな。
一昔前はそれこそレジン製の高価な改造パーツしかなかったという……。
ABSの関節は瞬間接着剤を軸部分に薄く塗ればまた保持力が復活しますな。
人によっては寧ろ塗装による割れを警戒していそうですが。
筆者はいつもABSだろうが塗っているけどね。
素人時代にケチって極端に薄めた溶剤同然のサフを吹いたときは割れたようだけど。
ABSの破損って、やっぱり溶剤成分が影響するのかな?
今回はここで終了とする。
この記事を書いている現時点で、既に作業が進んでいる戦車模型がある。
次回はそれを紹介する予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット