ハセガワ社の2機セット商品。
百式司令部偵察機とセットになっていた九七式司令部偵察機を作っていきましょう。
前回は付属品を確認した。
今回は組み立て作業。
コクピット内部をメインに進めていく。
以前作ったマイクロエース製品と比べたいところだね。
今回のハセガワ・以前のマイクロエース。
共に元は別のメーカーから出ていたもの同士ですな。
お互い年代物のキットだ。
それでは組み立てを開始する。
まずは合わせ目消し
手始めに合わせ目消し。
- 主翼
- カウリング
- 主脚
を貼り合わせていきます。
本キットの主脚はスパッツ部分とタイヤ部分が一体整形となっています。
ちょっと安っぽく感じる人もいるけど、こっちのほうが組み立ては簡単なんだよね。
合わせ目消しについては過去記事参照だよ。
エンジンの組み立て
コクピットを組み立てたいところですが……
先に構造がややこしそうなエンジンに手を付けておきます。
エンジンパーツに3本の排気管を取り付ける。
ちょっと位置関係とかがややこしいかもね。
シリンダー裏側にある凹み部分に合わせて、各排気管パーツを接着する。
エンジン(14番パーツ)は中央の裏側に凸ピンがあり、それが機体との接着時に最上部にくる。
とりあえず左側から排気管が一本、右側から二本飛び出る格好にして……。
エンジンは一旦これで置いておく。
コクピットの組み立てに移ろう。
コクピットの組み立て
こちらがコクピットのパーツ。
どうやら原型のマニアホビー製品は70年代には存在したようです。
同じマニアホビー一族である九七艦攻同様、当時としては作りこまれた内部が特徴的です。
組み立てるとこんな感じに。
後部区画にある32番パーツはまだとりつけない。
なんか覗き窓の上にくるみたいだね、このパーツ。
胴体側面はカメラ用の穴が最初か開いている。
機器類も再現されているけど、押し出しピン跡もある。
機器類に注意しつつ削って処理しよう。
カメラ部分はクリアーパーツを内部から接着する方式のようですな。
とりあえず塗装の後にとりつけましょう。
コクピットの塗装
内部があらかた組み終わったので、ここで塗装を済ませる。
九七式司偵は三菱の飛行機。
キットの指定もコクピット色(三菱系)となっているのでそれに合わせる。
本機は胴体下に偵察窓があります。
コクピット床裏も塗っておきましょう。
その後は細かいところを塗り分けて計器のデカールを貼り付け。
計器は凸凹していたのでマークセッター・ソフターを使うといいでしょう。
さっき接着しなかった32番パーツもここで接着。
塗装面が溶けないように、ここはセメダインのハイグレード模型用を使って接着してみたよ。
偵察窓の加工
さて、九七式司偵は側面に3つの偵察用窓が開いているんだけど……
このキットの機体はその内の1つが埋められている。
説明書では単純に塗り潰す指示が出ているけど、塗装図やボックスアートでは完全に埋められてモールドすらない。
なので今回はそちらに合わせることに。
- ちょっとした隙間だった
- 乾燥時間が短い
ので、今回はタミヤパテ(ラッカーパテ)を使用してみました。
加工後はこんな感じに。
普通に埋めるだけだと内部にパテ色が浮かんでしまう。
クリアーパーツは内部からコクピット色で塗っておこう。
胴体を接着する
内部を軽くウェザリングし、加工が終了したのでいよいよ胴体を貼り合わせます。
胴体下には偵察窓のクリアーパーツを接着しておくのを忘れずに……。
偵察窓のパーツは押し込むと内部に落ちちゃうから注意してね。
胴体下のはちょうどさっきのコクピットパーツが押さえている形になるから大丈夫だけど。
今回の戦果
そのまま主翼パーツも胴体に接着してしまいましょう。
これで大体飛行機の形にはなりましたな。
今回はここで作業を中断。
次回は残りの部品を組み込んで一気に組み立てを終了する予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット