HGUCのザクII改を作っていきましょう。
前回は胴体と脚部を組み立てた。
今回は頭部と腕部を組み立てていく。
頭部に腕部……
筆者的にはかなり気になるポイントのようだね。
足りない手首に動かないモノアイ。
その分お値段安めなのが利点ですが……。
あまり手を加えすぎても高くつくし、時間もかかる。
ほどほどの改造で済ませる予定だ。
それでは作戦を再開する。
頭部の組み立て
頭部はノーマルのザクタイプとB型(フリッツヘルムタイプ)の選択式です。
いずれもモノアイ部分は非可動となっていますな。
ドイツ軍びいきの筆者としてはBタイプも捨てがたいけど……
今回は通常のザクタイプヘッドを使用する。
いずれにしろ、動かないモノアイをどうにかしたいところ。
内部パーツはノーズ部分とモノアイレール部分が一体成型になっている。
キットのままだとここにシールを貼り付けることでモノアイを再現する。
動きそうで動かないモノアイ。
うーん……。
とにかく可動化改造を施す。
まずはモノアイレール部分を削り取ってしまう。
すると肉抜き穴の影響で、フレーム状になる。
エポパテを使って埋めてしまおう。
一度乾燥待ちですな。
乾燥後、パテを削って平坦にする。
その後はモノアイパーツを作る。
- 0.5mm径真鍮線
- 2.0mm径プラ棒
- コトブキヤのP106R 丸ノズル
を組み合わせてパーツを作り上げる。
- モノアイレール跡地にピンバイスで穴を開け、真鍮線を立てる
- プラ棒に穴を開け、真鍮線を軸にして左右にスイングする仕掛けを作る
- プラ棒の先端に丸モールドを貼り付ける(今回はとりあえず3mm径を選択)
といった感じですな。
内部のピンは当初残していたが、自作したモノアイパーツに干渉したので急遽削り取ることに。
外からはほとんど見えないからそこまで神経質にならなくていい。
モデリングチゼルなどノミ系の工具で削り取った後、流し込み式接着剤でも塗って均しておこう。
加工を施した後の頭部がこちら。
モノアイパーツはもう1段小さいものを使ってもよかったかもしれない。
軸を立ててそれで左右に振る感じだね。
以前のケンプファーのものを応用したみたいな。
とりあえずこれで頭部の組み立ては終了する。
腕部の組み立て
続いて腕部。
筆者がこのキットでもっとも問題視している部分ですな。
三種類しかついてこない手首が原因です。
どうにかしてヒートホークを持たせられるようにしないと。
ひとまず先に
- 前腕
- 肩ブロック
- 肩スパイクアーマー
を接着、合わせ目消しの準備だ。
合わせ目消しについては過去記事参照だよ。
合わせ目消し後、各部を整形。
問題の手首だけど……
手首自体はF2ザクなどと同じ形状をしている。
しかし握り手1つのために別のキットを1つ潰したくない。
なので今回はHGBCのビルドハンズ丸指を使用することに。
3つサイズがあるが、今回は余っていたLサイズをチョイス。
Lサイズは逆シャアの機体とか向けだから少し大きいんだよね。
少し厚みがあるようにも見えるね。
ただそこまで極端にサイズが違うわけではない。
Mサイズは他のキットで使用しており手持ちの数が不足。
Sサイズは明らかにサイズが小さかった。
その後は少し手首を加工していく。
まずはキット付属の平手。
手の甲以外はザクIスナイパー付属品と同じもので、そのままだと各指が揃いすぎているように感じた。
なので一度切断・再接着をして角度を変えている。
F2ザクの平手に近くなったというか。
加工前と加工後の比較を。
指の位置が少し自然になったかと。
ビルドハンズで追加した右平手も少し加工。
こちらは指の感覚を狭くして揃えた感じに。
右が加工前。
左が加工後だ。
右の開いた手って珍しいよね。
基本的に右手は武器を持っていることが多いから、結構使い道に困るけど。
キット付属の左握り手は左右を合わせたかったためここでは使わず。
ビルドハンズにはない銃持ち手と平手改造の添え手のみ、キットのものを使います。
ビルドハンズだとディティール面は少し落ちるんだよね。
手の平と手の甲の間に武器が挟まる形というか。
旧来のHGUCでよくあったスタイルだ。
単純構造で耐久性はあるんだけどね。
ビルドハンズの場合手首に可動軸があるのも長所だ。
今回の戦果
とりあえず本体はこれで組み立て完了ですな。
手首が調達できたのでヒートホークも問題なく装備できます。
後は武器の組み立てだけだね。
各部の改造で時間がかかったので、今回はここで一時中断。
次回こそ武器の組み立てを終えよう。
続きは次回!
この記事で作っているキット