模型大隊戦闘日誌、始まるよ！
前回は筆者が作りかけで放置していた、ハセガワのM.S.406が完成しましたな。
今回はなにやら戦車のようですが……。
ここ最近筆者は
「買ったらすぐ作る」
を徹底している。
ところが1つだけそれができていないものがあった。
購入してから1年経ちそうになっていたので、今回はそれの紹介だ。
なんかあったっけ？
あったようななかったような……。
今回のお題 ミニアート SU-85(r)
今回作るのはこちら。
ミニアートより
SU-85(r)だ。
思い出しました。
確か昨年の9月ごろの購入ですな。
直後にオイ車などの新製品が届いてしまい、埋もれてしまったという。
……しかし随分やつれた箱だね。
中古品じゃないよね？
楽天のジョーシンで購入した新品だ。
到着直後はバンドがされていた。
おそらく店頭在庫だろう。
SU-85とは？
これは第二次世界大戦後期にソ連軍が投入した車輌だ。
SUとはキリル文字でCYと表記。
- Samokhodnaya Ustanovka（キリル表記でсамоходная установка)
- 読みはサマホードナヤ・ウスタノーフカ
の略称で、自走砲という意味だ。
密閉された戦闘室を持つから、ドイツ軍風にいえば突撃砲や駆逐戦車に該当するのかな？
どうもソ連軍では密閉された戦闘室を持つ無砲塔車輌でも自走砲扱いしたようですな。
ソ連に攻め込んだドイツ軍に対して、ソ連軍のT-34が衝撃を与えたことはここでも散々説明してきた。
そんなT-34に対してドイツ軍は既存の車輌を強化したり、新型車輌を投入して巻き返しを図った。
その新型車輌の1つが、かの有名なティーガーI重戦車だ。
この車輌が、今度はソ連軍や米英ら連合軍に大きな衝撃を与える。
T-34ショックの次はタイガー・ショックですな。
ティーガーIに対して、それまでのソ連戦車T-34やKV-1が装備していた76.2mm砲では力不足だった。
なので、それに代わる砲を搭載した車輌が開発されることに。
その結果SU-122にD-5S・85mm砲を搭載した車輌がSU-85として量産されることになった。
SU-122……
ここでは初めて聞く名前かな？
T-34をベースに、122mm榴弾砲を固定装備した車輌ですな。
ソ連版短砲身III号突撃砲といった感じのものです。
回転する砲塔を装備したKV-85重戦車に85mm砲が優先されたため、SU-85は1943年8月のクルスク戦には間に合わず。
同年9月のドニエプル渡河作戦から参戦するようになる。
クルスク戦、ドイツ軍側は新型車輌を大量投入してきたよね。
パンターにフェルディナント、ブルムベア等々。
細々と改良をしながら生産が続いたが、1944年半ばに入ると回転砲塔に85mm砲を装備したT-34/85が大量生産されるように。
その影響でSU-85の生産は、より強力な主砲を搭載したSU-100に代わる。
ただ100mm砲の生産が間に合わず
「SU-100用に改修された車体に85mm砲を搭載」
した、SU-85Mと呼ばれる車輌が繋ぎで出てくる。
より使い勝手のいいT-34/85があるならSU-85は必要ない感じだね。
T-34譲りの優れた車体と新たな武器85mm砲を備えたSU-85。
ミニアートから発売されているドイツ軍鹵獲仕様のキットを組んでみよう。
箱の中身を確認しよう
とりあえず開封。
説明書とパーツ類が入った大袋に分かれている。
ここからでもデカールが十分目立つね。
プラパーツその1。
主に車体周りの部品。
車体は箱組みになっているようだ。
なんか細かそう。
元のキットがフルインテリアだったようですな。
このキットはほぼ外装のみとなっています。
右上のランナーはおまけのドイツ軍自走砲兵5体セット。
これは別売りもされているようだ。
着座姿勢の操縦手も付属しますが、どうやら操縦席はないようですな。
なによりSU-85は4人乗りだったような。
プラパーツその2。
足周りなど同一の複数ランナーだ。
なんか大量に……。
少々混乱しますな。
できればわかりやすい部品は先に整形して、ランナーの数を少なくしておきたいです。
その他部品。
- クリアーランナー×2
- エッチングパーツ
- デカール
などなど。
デカールに含まれる対空識別旗は鉤十字部分が省略されている。
ミニアートはウクライナのメーカーだっけ。
……というかエッチングパーツの保護台紙が気になるんだけど。
同社製品のパッケージっぽいですな。
廃品の再利用ですかね。
塗装に関してだけど……
このキットのSU-85は部品を選択して、前期型と後期型のどちらかを選ぶ。
そして計7種類の塗装が収録されているんだ。
こちらは前期型。
3種類からの選択となる。
解説によると、212号車・213号車は第23装甲師団所属。
ヘルメットマークのはドイツ陸軍精鋭、グロース・ドイチュラント師団所属車ですな。
パーツ選択があるので前期型・後期型のどちらで組むかは先に選んでおこう。
今回はこの前期型の212号車にする予定だ。
こちらは後期型。
- 所属不明の144号車(対空識別旗を防盾に載せている)
- 第12装甲師団所属車(ロシアングリーンとダークイエローの迷彩)
- 第6装甲師団所属車(ロシアングリーンの単色)
となっている。
最後の第6装甲師団所属車、ソ連軍のマークを上書きしていますが……
どうやら上書き・鹵獲前のマークも収録されているようです。
ということは
こっちは4パターンからの選択だね。
次回、製作開始！
というわけで今回はここまで。
次回から製作開始となる。
なんか随分パーツが多いみたいだけど、大丈夫かな？
実は筆者、購入直後にすぐ作り始めたのですが苦戦して……。
画像ファイルを見たところ、途中でMe262に移ってしまいそちらに夢中に。
戻ってきたときにオイ車らが届いてしまい完全に放置モードになったようだ。
ということは1年前の画像と最近の画像が混ざっていそうな。
ここ最近そんな感じのものが多い。
とりあえず、詳しくは次回以降だ。
お楽しみに～。
この記事で紹介しているもの
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