ハセガワの一式陸上攻撃機二四型丁と桜花一一型を作っていきましょう。
前回は塗装が終了したところだった。
今回はマーキングやウェザリングを施し、完成させよう。
やっと完成かぁ。
筆者の気力がなくなりかけていましたが、何とか持ちこたえたようです。
気分転換に筆者が部屋の片付けを始めている。
その間に我々は作業内容をまとめよう。
それでは作戦を再開する。
デカールを貼り付ける
手始めにマーキングを。
これは開封時のもの。
8番と9番、そして17番の計器類はすでに使用済みですな。
機体番号部分はおまけも収録。
自由に組み合わせて使うこともできるみたいだね。
陸攻に貼り付けるとこんな感じに。
組み立てでは苦労しましたが、デカールは少ないので楽です。
デカールは少々薄くて柔らかい。
貼った後はきれいなんだけど、貼る際に丸まったりしやすいから注意だ。
桜花は桜マークと機番のみ。
機番は
- I-10
- I-13
- I-18
の3種類から選択式です。
今回はI-10にしました。
筆者としてはI-44かI-99のマークがほしいみたいだけど。
ザ・コクピット(戦場まんがシリーズ)の音速雷撃隊のやつですな。
それのキットを確保していますが……。
細かい塗り分け
続いて細かい塗り分け。
まずは陸攻。
タイヤや排気管など、細かいところを筆で塗ります。
脚とか機銃周りとか、塗り分ける場所が多いね。
ちょっと時間がかかるというか。
桜花は信管やピトー管など。
それと台車のタイヤやネームプレートですな。
どちらかといえば桜花本体よりも付属品の塗り分けメイン。
ネームプレートはMr.カラーのシルバーを使用。
筆に少量含ませて、筆の腹部分でなでるようにして塗るとうまくいく。
スミ入れ!
その後はウェザリング。
まずはスミ入れから。
陸攻はいつも通り、タミヤのスミ入れ用ブラックを使います。
面積が広いから、少々ふき取りに時間がかかるかな。
フィニッシュマスターだけじゃなくて綿棒も使って……。
桜花はこんな感じに。
本体とネームプレートはブラック。
台車はグレイでスミ入れをします。
桜花は使い捨ての特攻兵器。
なのでウェザリングはここまでにする。
ハゲチョロ表現!
ここからは陸攻のみのウェザリングです。
タミヤエナメルのクロームシルバーを使いハゲチョロ表現。
使い込まれた感じにしたいので、いつもより激しく。
モールド周辺に施すと、端から剥がれた感じがしてそれらしく。
排気管汚れ
排気管汚れはいつも通り、ウェザリングカラーとウェザリングマスターの組み合わせですな。
結局いつもの3点セットに。
詳しくは過去記事を参考にしてね。
つや消し!
最後はつや消しクリアーを吹きつけ。
全体のつやを整えたり、ウェザリング資材を定着させます。
桜花は新品イメージだから半光沢仕上げでもよかったかも。
風防や窓のマスキングを剥がし、最終組み立て。
仮留めの風防を外して機銃を仕込み、再接着したりします。
長々とした感じになったけど、これで完成としよう。
以下、ギャラリー。
ハセガワ 一式陸上攻撃機二四型丁&桜花一一型 完成!
まずは陸攻側。
二四型でエンジンを火星二五型に変更。
甲、乙、丙と武装類を順次強化。
丁で桜花を懸架できるよう改造を施されています。
インテグラルタンク式で防御力に問題があった一式陸攻。
丁型では防弾装備を強化したようだけど……
今度は飛行性能に悪影響が出たようだ。
続いて桜花一一型。
特攻兵器というと回天が有名ですが、筆者は音速雷撃隊のイメージが強いので桜花が真っ先に思い浮かぶようですな。
模型でも特攻兵器はこの2つが多いかな?
陸攻と並べるとこんな感じに。
穴を開けていないので装着はできませんが、仮留めで懸架状態も。
桜花は小さく見えるけど、これでも2tぐらいあるんだよね。
それで撃墜される陸攻が続出。
作ってみた感想のコーナー
ずいぶん時間がかかったみたいだけど。
筆者の感想としては……
- 陸攻はモールドなどがはっきりしており、出来は良好。内部再現も充実
- 桜花は元が古いものの、パーツが少なくシンプルですぐ形になる
- 陸攻は内部が充実している分、少々組み立てに時間がかかる。窓枠が多いのでマスキングにも時間がかかる
- 桜花は元が古い分バリや押し出しピン跡が多め。
といったところ。
形状の関係上、とにかく陸攻のマスキングに時間をとられる。
筆者曰く
「零戦を3,4機同時進行しているような感覚」
とのこと。
筆者は同じハセガワE帯にラインナップされている似たような大きさの航空機、ハインケルHe111を以前作りましたが……
陸攻のほうが難しく感じたようですな。
あっちは銃座などが機体前半に集中しているからね。
反対に塗装やマーキングに関しては一式陸攻のほうが簡単だ。
He111はスプリッター迷彩や細かい注意書きが多い。
筆者がだいぶ消耗しているみたいだね。
まだまだ双発爆撃機・攻撃機の在庫はあるけど、次のまでしばらく間が空きそうな。
特攻兵器ということで心情的に敬遠する人もいそうだけど、歴史を知るという意味でも有意義なキットだ。
少々難易度は高いけど、気になる人はぜひとも挑戦してほしい。
何はともあれ完成させたので、これでようやく13年の積みに終止符が打たれましたな。
今回はここまで。
次回は、今年も来たあの日となるので、一旦製作はお休みになるだろう。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット