ガンプラのSEED HGシリーズより、レイ・ザ・バレルのブレイズザクファントムを作っていきましょう。
前回は武器やバックパックを組んで、全体の部品を揃えた。
今回は塗装とマーキングをしてみよう。
また筆者の作業が盛大に遅れているよ。
今回のザクファントムの場合、パテ埋めでだいぶ消耗したようです。
下手なスケールモデルよりも難しく感じているのだとか。
とにかく作業に入ろう。
下地の塗装
まずは下地から。
今回は合わせ目やパテ埋め部分が多いので少し濃い目に調整。
いつもの1000番の他、500番のサーフェイサーも併用しています。
これで微妙な隙間も埋まる……
と思いきや、よく見たらまだ微妙に段差が残っていたりする。
筆者の気力がないので、そのまま続行。
後はつや消しにしたりウェザリングをしたりしてどうにか誤魔化そう。
とっくに筆者のライフは0よ!
ちなみに前回紹介した後ハメ加工の失敗・パーツ破損。
実際はこの段階で起こったものです。
ここは正直筆で塗ったほうが早い気がするので、そのまま再接着している。
その後は黒い下地。
……ですが、その前にグレーの下地を生かしてビームトマホークの刃を塗ってしまいます。
水性アクリジョンの蛍光ピンクを使い、刃の根元側に下地を残しつつ……。
水性だから少し乾燥に時間がかかるね。
しっかり乾かしてからマスキングを……。
黒い下地はクレオスのMr.フィニッシングサーフェイサー1500のブラック。
アクリジョンの洗浄が甘かったからか、ノズルが詰まって微妙に吹きにくく……。
下地のサフも厚めに吹いたので、全体的に少しざらついた感じになってしまった。
戦車とかの鋳造表現と思えば悪くはないけどね。
旧ガンダムカラーで機体色を塗る
さて、ここからようやく機体色の塗装ですな。
なんかまた怪しいグッズが。
筆者が10年以上前に購入した旧ガンダムカラーです。
ちょうど今作っているブレイズザクファントムに対応したものですな。
これに限らず、一時期筆者はこのガンダムカラーセットを狂ったように買い漁っていたという。
10年以上前に購入して、ようやく出番という。
無論2024年3月現在は生産休止品のようだ。
一部現行品には旧製品に近いものもあるみたいだけどね。
マスキングの順番も考えつつ、まずは第一波。
- 本体のライトパープル→旧ガンダムカラーのパープル9
- 胸部や足底などのブラック→旧ガンダムカラーのブラック1
- バーニアなどのレッド→旧ガンダムカラーのレッド1
- 脚のパープル部分→旧ガンダムカラーのパープル3
ですな。
なんか箱の中以外の旧ガンダムカラーがたくさん……。
レッド1はガンダムやガンキャノンの赤。
パープル3はドムの手足の色ですな。
現行品でも似たような色は発売されています。
ブラック1はこのセットの他にも収録されており
- HG サイコガンダムの胴体
- HG ガンダムヴァーチェの武装
- MG シャア専用ザクIIVer2.0のヒザ・足底
などに指定されている。
黒というよりダークグレーとも言えるので、ファントムグレー辺りで代用してもよさそうだ。
というかシャアザクも今回のザクファントムも、量産機だとファントムグレーで指定されている箇所にブラック1を使うという。
残るパープル9はこのレイ専用のザクファントム用セットのみ含まれているようだ。
近年水性のガンダムカラーでこれに近い色(レイ専用機パープル)が発売されたから、それを使うのもいいだろう。
シールド裏や足底をマスキングして、第二波は白を塗ります。
レイ・ザ・バレル専用機ですがキットでの旧ガンダムカラーの指定色はホワイト5。
ガンダムタイプで多用される色ですな。
筆者もホワイト5を多数保有していたけど、今までのキットたちで使い切ってしまった。
なので同じような色である旧ガンダムカラーのホワイト17を使用。
こちらも残り1本だけどね。
ホワイト5はMGの陸戦型ガンダムやHGのカオスガンダムなど、90年代~2000年代半ばまでのガンダムキット多数に指定されていますな。
そのため旧ガンダムカラーセットでも頻繁に付属するという。
ホワイト17はHGのガンダムエクシア用セットに付属し、それ以降のガンダムタイプの四肢用色として指定されていた。
筆者はHGガンダムヴァーチェ用とHGダブルオーガンダム用で2本持っていたね。
片方は使い切ったけど。
ホワイト5とホワイト17。
どっちにしろ似たような色なんだよね。
現行品だとMSホワイトが近いかな?
ブレイズウィザードの白帯部分をマスキングし、第三波の塗装を。
- ブレイズウィザードのグレー→旧ガンダムカラーのグレー23
- ブレイズウィザードのライトグレー→Mr.カラーのエアクラフトグレー
- 武器・関節→Mr.カラーの黒鉄色
ですな。
グレー23はセットに入っていたものを使ったけど、やや明るいようにも感じる。
気になる人はもっと黒っぽいグレーにしてもいいだろう。
エアクラフトグレーとあまり変わらない感じかな?
あっちをもっと明るい色にしてもいいけど。
これでエアブラシ塗装は終了としましょう。
バラバラの状態なので、そのまま筆で塗り分けをしてしまおう。
筆での部分塗装
筆で細かいところを塗り分け。
基本的には先ほど使った塗料と同じものを使用していますが、バーニア内部のレッドは水性ホビーカラーのモンザレッドを使っていますな。
何故かレッド1の指定部分って「モンザレッド100%」になっていることが多いんだよね。
寧ろこっちのほうが入手難易度とか低そう。
筆者はレッド1・MSレッド共に在庫に余裕あるから、まだ切り替え予定はなさそうだけどね。
腰のスカート裏は黒で塗りつぶし、赤いパーツと紫のパーツの色を合わせている。
マーキング!
そのままデカール貼りも済ませてしまいましょう。
シールドのザフトマークはHG SEED用のガンダムデカール。
それ以外の注意書きはホビージャパンのモデラーズデカール・コーションAです。
機体が白系なので、コーションは全て黒を使用しています。
SEED用のガンダムデカールで気になっていたのはコーションマークの少なさ。
これを今回ホビージャパンのコーションで補っている感じだ。
今回の戦果
ここまででこんな感じに。
細かい色が補われて、ようやく設定に近い色合いになりましたな。
白いザク、新鮮でいいね。
宇宙世紀だと白いザクはシン・マツナガ機とかがあったけど、それとはまた違った感じ。
今回はここまで。
次回はウェザリングをして完成予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット