模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者がしばらく積んでいた、アミュージングホビーのポルシェティーガーが完成しましたな。
今回は……。
2ヶ月ぶりにガンプラを作っていく。
最近購入して放置していたのがあったからね。
最近ガンプラは貴重なんだから、積まないで組まないと。
実際はすぐに組んではいたようですな。
仮組みした記録は裏で残っています。
今回のお題 HGUC ジオング
今回作るのはこちら。
ガンプラのHGUCシリーズより、ジオングだ。
「あんなの(脚)飾りですよ。偉い人にはそれがわからんのです」
のやつだっけ。
テレビ版の初代ガンダムにおいて、シャアの最後の搭乗機となったMSですな。
このキットはHGUCシリーズの第22弾として2001年6月に発売された。
2024年5月現在、定価は税込み1980円となっている。
大型機だけあって、初期のHGUCの中でも少し割高だね。
箱も底が深いタイプだし。
ちなみにジオングの直前の第21弾がガンダムだったりします。
それと並べて初代ガンダムの最終決戦を再現できますな
箱の中身を確認しよう
それでは開封。
まずは中身を取り出す。
スカートパーツがゴロっとそのままに。
箱が深いのはこれが原因だよね。
説明書ではEパーツとなっていますな。
ランナーは存在せず、単独でセットされています。
袋を開ける。
まずは
- Aランナー(左上)
- Bランナー(右下)
- C1ランナー(右上)
- C2ランナー(左下)
BランナーのみABS樹脂。
それ以外はプラパーツとなっている。
Bランナーは手とかスタンドとか、ポリキャップがない可動パーツのようだね。
幸い本体側のパーツには合わせ目ができないみたいだけど。
ABSは普通のスチロール系接着剤が効きませんからね。
合わせ目があると処理に苦労するのですよ。
他には
- Dランナー×2
- Eパーツ(スカートパーツ)
- ポリキャップ(PC116)
- リード線
- シール
といった感じ。
ポリキャップは同時期のMGシリーズによく見られたものだろう。
より旧式の可動機構ですな。
HGシリーズはダブルオーガンダム辺りから新型ポリキャップが導入され、大幅に進化した気がしますね。
付属の説明書。
塗装に悩むキットだ。
グレーとも青とも紫ともいえる、絶妙な機体色をしている。
ちょっと調べたけど、媒体によってもだいぶ色味が異なるみたいな。
腕の仮組み
ここから先は仮組みとなる。
まずは腕から。
ジオングの腕は左右対称。
極力同じような形のパーツとなっている。
有線式サイコミュの再現のため、前腕は分離可能となっていますな。
これについては後述……。
組み立てるとこんな感じに。
指は付け根がボールジョイントになっており、1本ずつ可動する。
さすがにそれ以外の部分は動かないけどね。
この可動のため手はABS樹脂になっているようですな。
ジオングに先行して発売された、ゴッグに似た構造といいますか。
胸部の組み立て
続いて胸部。
ここはグレーのパーツとブルーのパーツを使う。
先に内部のフレーム部分を組み、そこに外装を取り付ける感じだ。
なんかパーツが足りなくない?
胸部のバーニアパーツが2つ足りませんな。
筆者が組んでいる最中に、切り出すのを忘れていたことに気がついたようです。
無論後で出てくるのでご安心を。
まずはフレームパーツから。
腹部側の可動機構を組んでから、胸部側のフレームで挟み込む。
古い構造だからか、関節の形も単純。
ポリキャップでの確実性を重視した構成というか。
ここで筆者が切り出し忘れた胸部バーニアを用意。
前後に2つずつ、計4つ取り付けます。
C2番とC3番だね。
正直違いはほとんどわからないくらい似ているという。
胸部はこれで組み立て完了。
古いキットなので、合わせ目はど真ん中にガッツリと残る形だ。
首部分は前後に可動する。
関節の蛇腹部分、なんかゴムっぽい色で塗り分けても面白そうだね。
腰部の組み立て
続いて腰部。
切り出し済みのEパーツを中心に、各パーツを取り付けていく。
まずは外装から。
メガ粒子砲が装備された黒い部分や、スカート内部と組み合わせていきましょう。
外装はこれで完了。
この後は内部となる。
こっち側には可動機構がないみたいだね。
胸部側に可動部分があって、そこに接続するみたいな。
内部パーツはバーニアが大小計7つある。
小バーニアはポリキャップと合わせてスカート内の後部に。
大バーニアはボールジョイントと組み合わせる。
なんかこのボールジョイント、いかにも
「脚を取り付けてください」
といわんばかりの形をしているね。
大バーニアにつけたポリキャップの形からして、MG系列のキットがちょうど良さそうですな。
組み合わせるとこんな感じに。
設定でも小バーニアは設計当初から存在。
大バーニアは完成しなかった脚の代わりに取り付けられたものだとか。
脚がない分、キットとしては組み立てが簡単なのがいいね。
頭部の組み立て
続いて頭部。
設定では独立したユニットとなっているようだ。
設定では胸部と頭部両方に搭乗区画があるようですな。
組み立てるとこんな感じ。
残念ながらモノアイは非可動となっている。
赤いパーツはどれも軟質パーツのようだね。
アンテナの破損防止かな?
その他パーツの仮組み
その他のパーツは
- 肩
- サイコミュ有線部分
- スタンド
ですな。
全て組んでしまいましょう。
組み立てるとこんな感じに。
リード線は両方とも100mmでの指示が出ていますが……
現時点では1本だけ100mmで切り出して、もう1本はそのままに。
これは後で調整する。
一度切ってしまいと後戻りできないからね。
仮組み完了!
これで全ての部品が揃いました。
組み合わせてみましょう。
HGUCジオング、仮組み完了だ。
ABS製のスタンドが少々硬く、取り扱いに注意だ。
無理に曲げると折れそうになる。
仮組み品簡易レビュー
まずは前後から。
一年戦争の機体らしく、色分けはシンプル。
HGUC初期のキットであるものの、パーツ段階でほぼ色分けは完璧だ。
強いて言うなら腰部のメガ粒子砲の紫部分が足りないだけだね。
目立つところでは。
元からある5個の小バーニアと、脚の代わりに取り付けられた大バーニア2つ。
緑色の成型色で再現されています。
ここは緑だったりグレーだったり媒体によって多少バラつきがあるようだ。
グレー系の金属色で塗ってもいいかもしれない。
ひとつ筆者が驚いた箇所がこのヒジ関節。
これが限界の可動となっています。
ほとんど曲がらないじゃん。
武器を持ったりするわけでもありませんからね。
有線式サイコミュで分離するので、本機はこの可動でも十分という。
手はABS製で、指は1本ずつ根元のボールジョイントで独立可動する。
ただ指の付け根に肉抜き穴がある。
筆者としては気になるポイントになったようだ。
首は回りますが、密着した状態だとアゴが関節部分に干渉しますな。
一時的に少し持ち上げて引き出した状態にする感じに。
昔のキットはとにかく隙間がないというか。
反対に今のキットは可動優先で、ちょっとスカスカ感があるよね。
首や腹部には関節が仕込まれており、このように状態を反った形に可動。
可動箇所は蛇腹のモールドが彫られており、より関節感がしますな。
フレーム部分はほとんど見えないという。
胴体は合わせ目がガッツリできるけど、これはフレームを挟み込んで処理しても大丈夫そうな。
肩は前後にスイング。
棒軸の肩アーマーをリング状のポリキャップで受け止める、単純な構造ですな。
首同様、肩も少し引き出す格好で可動させる。
リード線を差し替えることで、腕は伸ばした状態にもなります。
結構硬い素材なので、腕が空中に浮いた状態でも展示可能ですな。
オールレンジ攻撃ってやつだっけ。
筆者はオールドタイプのジオニストだから、詳しいことは不明みたいだけど。
次回、本格製作開始!
今回はここまで。
次回からこのジオングに手を加えて、本格的に進めていこう。
筆者としては
- 指に肉抜き穴がある
- 目立つ頭部のモノアイが非可動
なのが気になるようですな。
この辺り手を加えていきたいところです。
そういえば先日、筆者がなんか仕入れていたような。
今回は資材のみで、積みを増やさなかったようですな。
……なにやら懐かしいものが混ざっていますね。
ジオングの緑色のフレーム用に、メタリックなグリーンであるMr.メタルカラーのブロンズを仕入れたんだけど……
どういうわけかかなり古いツマミ付きの旧ビンが置いてあった。
なのでこれを購入することに。
今時新品で珍しいものを……。
2本置いてあったが、さすがにもう1本使う目処は立っていないので1本のみ購入だ。
これの出番はもう少し先。
まずは本体の整形・改造からになるだろう。
続きは次回!
この記事で作っているキット