模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は筆者がしばらく積んでいた、ハセガワ/モノグラムのBf110が完成しました。
実際は先月末に滑り込んでいたんですけどね。
今回は……。
同じく筆者が購入して、しばらく積んでいた航空機模型を引っ張り出してきた。
今回はそれを紹介する。
筆者の積みって謎中古品が多いんだよね。
正直需要があるのか不明という。
どうやら今回は新品のようですよ。
相変わらず海外製の航空機みたいですが。
今回のお題 エアフィックス 九七式一号艦上攻撃機
今回作るのはこちら。
エアフィックスより
九七式一号艦上攻撃機だ。
海外メーカーだからか、商品名は「中島 B5N1 ケイト」
となっている。
型番とコードネームという。
九七式艦上攻撃機っていう複雑な日本語は難しいからかな?
珍しく海外製の日本機キットですな。
チェコの簡易インジェクションキットならまだしも、通常のインジェクションキットでの海外製日本機は珍しいという。
九七式一号艦上攻撃機とは?
九七式艦上攻撃機は第二次世界大戦期に活躍した大日本帝国海軍の艦上攻撃機だ。
先ほどの商品名の通り、海軍機の略符号はB5NもしくはB5M
連合軍によるコードネームは前者がKATE(ケイト)、後者がMABEL(メイベル)
以前もここでハセガワ製品を作っていたよね。
あれは三号だっけ。
以前も説明したけど、それのおさらい。
九七艦攻は一号~三号まで存在する。
- 一号(B5N1)→中島製。光三型エンジンを搭載。エンジンの直径が大きいため、後の三号に比べて機首が太いのが特徴。今回作るのはこれ
- 二号(B5M1)→三菱製。中島製が引き込み脚なのに対して三菱製は固定脚なので判別は容易
- 三号(B5N2)→中島製。エンジンを光三型から栄一一型に変更したもの。一号よりも機首が細い。一般的に九七艦攻というとこれを指すことが多い
といった感じ。
中島製、三菱製ともに決定的な性能差がなかったので両方採用されたようですな。
ただ結局三菱製は120~150機ほどの生産で終了したようですが。
中島製は一号と三号合わせて1000機以上(1200~1400機ほど?)生産されたようです。
全金属製で低翼単葉、引き込み脚を持った日本海軍初の近代的な国産単発機となった九七式一号艦上攻撃機。
英国の老舗エアフィックスから数年前に発売されたキットを組んでみよう。
箱の中身を確認しよう
それでは箱を開ける。
中身はこんな感じ。
新品だけど、いつ頃のものなのかな。
このキットは2016年ごろの発売のようです。
筆者はわりと発売してすぐに購入していたので、おそらくその辺りかと。
8年間放置かぁ。
直前に同じくエアフィックスから三号のほうも発売していますな。
こちらも筆者は発売直後に購入、途中まで手をつけて放置しています。
あっちは手をつけたけど、こっちは手すらつけずに放置。
ただここで紹介することを考えると、手をつけなくてよかったという。
そのうちその組みかけの三号も紹介することになるだろう。
袋の中身はランナー類。
通常のプラランナーが5枚と、クリアーランナーが1枚になっている。
画像の左下に写っているGランナー(エンジン周りのパーツ達)が、今回の一号用の新規パーツ。
それ以外は先に発売された三号からの流用品のようだ。
新しい感じのキットだから、しっかり凹のモールドだね。
なんかパーツが多く感じるのは気のせいかな?
このキット、選択部分が非常に多いようです。
具体的には
- 主翼の展開状態か折り畳み状態か
- フラップやエルロンなどの舵類が水平が下がっている状態か
- カウルフラップの開閉状態
- 主脚の着陸形態か飛行形態か
- 武装が爆弾か魚雷か
- 風防が一体成型の閉じた状態かバラバラで開いた状態か
などなど……。
他にもコクピット内部のパーツが充実しているからそう見えるだけだ。
選択部分が多いだけで、実際に使うパーツはもっと少なくなるはず。
付属のデカールはこんな感じ。
共通部分と専用部分で分かれているのが特徴的です。
注目してほしいこととして、このデカールの17番の銘板マーク。
本来は製造番号や機種名が書かれているところに、謎の文字類が書かれている。
謎にゴジラとかメカゴジラとか……。
海外製品ですからね。
あまり日本語に詳しくない人が設計担当をしたのか……。
もしくはわかっていてお遊びでやったのかもしれない。
塗装は2種類収録。
- 第3航空戦隊 軽空母瑞鳳搭載機 1941年
- 第14航空隊所属機 中国南部三竃島 1938~39年
とのこと。
それぞれまったく違う塗装のものが収録されている。
艦載機らしく、今回筆者は瑞鳳搭載機で作る予定のようですな。
保安塗装ってやつだっけ。
ジュラルミン地に赤い尾翼のこの塗装は。
不時着水したときに発見してもらいやすくするための塗り分け……と聞いたような気がしますな。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から組み立てを開始する。
ちょっとパーツが多そうなんだけど、部品選択があるからだいぶ減るのかな?
部品数よりも合いが気になりますな。
意外と削り込むパターンもありますし。
詳しくは実際に組んでみて確かめよう。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット