フジミ模型より、段付き胴体を持つ夜間戦闘機月光を作っていきましょう。
前回は筆者が組みかけで放置していたものを掘り出して確認した。
今回はそれを補修しつつ組み立てていく。
しかしえらい中途半端な状態で放置という。
コクピットなどは組み立て済みです。
詳しくは過去に作った23型(一一型後期)を参照にしていただければ幸いです。
キットの基本的な構成はあちらとほぼ同様なので。
過去の筆者の後始末をしながら進めていこう。
それでは作戦を再開する。
胴体の合わせ目をどうにかする
コクピット内部は組み立て済みで、胴体と主翼も接着済み。
なので胴体後部の整形から再開しましょう。
前期型月光の特徴的な段付き胴体後部ですが……
それを再現するためか、妙な分割に。
なんか以前の筆者が頑張った形跡があるね。
胴体後部の上下で合わせ目が発生し、接着剤だけでは上手く消えず。
更にそのまま削ると周辺のモールドが消滅する可能性があるという。
この辺りの問題が解決できず、放置ルートに入ったようですな。
当時の筆者は腕も道具類も不足していた。
まずはここの後始末となる。
整形作業の前に、モールドをラインチゼルやタガネで彫り直そう。
深めに彫っておけばヤスリがけでも残るようになる。
合わせ目部分は伸ばしランナーを接着。
隙間や段差部分にプラ成分を足します。
最近筆者がハマっている手法だね。
伸ばしランナーについては直近の記事でも触れているから、そっちも参照に……。
伸ばしランナーが乾燥後、削って平らにします。
どちらにしろわかりにくいですな……。
ベージュ色なのが伸ばしランナーを貼り付けた部分だね。
機内色の青竹色も混ざっているからわかりにくいという。
こういうときはサーフェイサーを吹き付けて色をやるといい。
使用したのは500番の缶サフ。
段差があった場合は整形作業をし、再びサフを吹きつけ直す。
何度も吹き付けているからか、少し厚ぼったい感じになっているね。
テープで機内はマスキングをしていたけど、そこにもサフで段差ができてしまっている。
またモールドを彫り直したり、表面をヤスリで磨く必要がありそうですね。
この辺りの一連の流れも、以前の月光23型キットと同様です。
そちらも参考にしていただければ幸いですな。
この辺りは胴体を主翼に合わせる前の方がやりやすいんだよね。
今回は過去の筆者が接着済みだったから、主翼をつけたまま作業したけど。
機体下部の修正
今回のキットに収録されている塗装図の機体は全て下向き銃を搭載しています。
過去の筆者が胴体下部に穴開け加工を施していますが……
切り口が四角くなっていますな。
ここはプラ板を用いて修正。
- 切り口が直角になるように一度整形
- 切り口の端にプラ板を接着
- 乾燥後、表面を削って平らに
- デザインナイフや丸棒型の鉄ヤスリを使い、切り口を楕円型にする
といった流れで修正する。
作業途中でプラ板が外れないように注意だ。
筆者はクレオスのMr.セメントSPとアロンアルファを使ってガッチリ留めていますな。
それと下部の覗き窓。
過去の筆者は機内下部を塗り忘れていたので、一度取り外す。
画像ではまだだけど、この後筆で青竹色を塗ってから窓を再接着している。
これは再接着できるのかな?
できないわけじゃないけど、外側からピッタリ機体下部に貼り付けるのが難しい。
ここもできれば胴体と主翼を合わせる前に済ませておきたいところだ。
斜め銃をを取り付ける
以前の23型キットでは下向き銃が撤去された機体を組んだ。
今回は下向き銃も搭載した機体なので、斜め銃パーツは2セット用意しよう。
今回も付属の金属パーツを使ってディティールアップ。
……ただ付属していたのは真鍮パイプではなく真鍮線でした。
今回はそれをそのまま使用してしまいます。
気になる方は別売り品に交換したほうが良いかと。
生産ロットの違いからかな?
でも見た感じ生産時期は中古で買った23型よりも、新品で買った今回の21型のほうが新しいんだよね。
古いほうが開口されているパイプで、新しいほうがただの線という。
斜銃取り付け前に機内と斜銃を筆塗り。
機内は水性ホビーカラーの青竹色。
斜銃はタミヤアクリルのガンメタルだ。
金属部分にはガイアマルチプライマーを塗っている。
今回の戦果
その後は斜銃を接着。
上向き銃は詳しい接着位置が記載されていたけど、下向き銃は曖昧だった。
現物合わせでなんとなく接着してしまう。
ほとんど宙吊り状態ですな。
少し強度が不安ですが……。
下向き銃は銃身と取り付け穴の接する部分をアロンアルフアでくっつけている感じだ。
今回はここまで。
次回は残りの部品を取り付けて、全体の組み立てを終了しよう。
続きは次回!
この記事で作っているキット
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