タミヤMMシリーズより、初期型のパンターG型を作っていきましょう。
前回はパーツの確認をした。
今回は組み立て開始。
ツィンメリット・コーティングを施すため、まずは車体と砲塔の外装をあらかた組んでしまおう。
久々のパンター。
筆者って意外とパンターはあんまり作っていないんだよね。
実はこの初期型のG型は今回が初めてだったりします。
後期型はここで過去に2回作った他、開設以前にも何回か組んだことがあるようですが。
やはりパンターG型というと、筆者はアゴ付きの後期型が好みらしい。
なので初期型は後回しになっていたのだとか。
今回初となる初期型のパンターG、完成目指して進めていこう。
作戦開始!
まずは合わせ目部分の接着
乾燥時間が欲しいので、先に合わせ目が発生する部分の接着。
砲身・砲尾・アンテナケースの3つですな。
砲尾は外からあまり見えないので、ただの接着で済ませても良さそうですが。
合わせ目については過去記事参照。
いつも通り流し込み式速乾の接着剤を使っているよ。
車体下部の組み立て
続いて車体下部から。
コーティング部分の組み立てを優先していきます。
……サスペンションは後回しでも良かったかもしれませんな。
とりあえず組み立て説明書に従って、まとまった指示のものを組んでいく。
車輪は取り付けずに、サスペンションや後部パネルのみ取り付け。
後部は細かい部品が多いので、コーティングが必要な雑具箱2つ以外は後回しだ。
組み立てるとこんな感じに。
サスペンションはお馴染みのトーションバー。
各サスペンションの位置がズレないように注意です。
コーティングに備えて、雑具箱は本体には接着せずに進める。
車体下部はこれでコーティングの準備が完了だ。
車体上部の組み立て
続いて車体上部。
こちらも細かい装備は後回し。
先に車体上下を合わせるため、内部から取り付けるパーツをまずは組みましょう。
とりあえずここで組むのはペリスコープと、機銃のボールマウント部分だね。
丁度パンターが改良していく最中に変化した部分という。
初期のパンターA型までは機銃が開閉式のクラッペにセットされていた。
それが途中でボールマウント式に変更。
模型ではこの違いで、A型の前期・後期の区別をつけることが多いみたいだ。
以前ここでも組んだタミヤMMの古参キット「パンサー中戦車」
あれはどうやらA型の後期型をイメージしているようですな。
それと、A型まではあった操縦手用の車体前面クラッペ。
防御力の観点からG型では廃止され、ペリスコープを旋回式にすることで代用している。
大戦初期の戦車はあちこちにハッチや覗き穴とかがあるけど……
防御力を優先して、後期になると廃止されることが多いんだよね。
内部からの部品を取り付けたら、そのまま上下を合わせます。
そのままでは浮きそうだったので、テープで仮留めしつつ……。
これで車体側の準備は完了。
砲塔側を進めていこう。
砲塔の組み立て
続いて砲塔。
ここは細部を除いて以前のG型後期と同様ですな。
画像では砲塔パーツを全て掲載しているけど、やはりコーティングが必要な部分のみ先に取り付ける。
特にフック類は作業中に触れて折れることがあるから、後回しに。
例によってまずは内装から。
近接防御兵器の取り付け部分は穴開けが必要です。
ピンバイスを用意しましょう。
筆者は1.0mm径を使ったけど、微妙にハマりにくかった。
もう少し大きい径のがジャストサイズなのかもしれない。
細かいピンバイスが手持ちにないので、そこはデザインナイフで穴を広げて済ませている。
とりあえずコーティングに支障が出ないレベルの部品だけは先に取り付け。
初期型パンターの特徴であるアゴなし防盾もコーティングするので……
ここではまだ他の部品を取り付けずに進めます。
天板部分には後期型用のか、なんか使わなさそうな凸モールドがうっすらとあるね。
これはヤスリで削っておくといいかな?
画像で赤く印した2箇所だよ。
今回の戦果
とりあえず砲塔の組み立てもこれで一時中断。
外装の用意はこれで完了しました。
なんとなーくパンターの形にはなったかな?
工場で生産途中みたいな状態だけど。
今回はここで中断。
次回はツィンメリットコーティングを施す場面から再開しよう。
続きは次回!
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