ラルさんの愛機、ドムR35のガンプラを作ってみましょう。
前回は足首を中心に脚部の改造を行った。
今回は胴体と腕部を組み、全体の組立作業を終える。
また筆者の作業に記事が追いつきそうだよ。
どうもガンプラは追いつかれやすいですな。
パテ埋め箇所の修正だったり、使用する塗料が多かったりで時間がかかるんだ。
とりあえず、紹介できるところまで紹介しよう。
それでは作戦を再開する。
胴体の製作
胴体はこんな感じに。
主にリアスカートと胸部周りに本家ドムとの違いを感じますな。
パーツは全て新規ですが。
見た感じ腰部は手を加えるポイントはなさそうだね。
いつも通り、ゲートとかの整形に留めて……。
腹部は胸部で挟み込むような構造になっている。
胸部の脇部分に合わせ目ができるので、ここは後ハメ加工を試みる。
まずは腹部パーツ。
後部の取り付け軸周りの、オレンジで示した部分を少し削る。
削りすぎると外から隙間が見えるようになるので注意。
どんな加工になるのかな?
それだけではまだ足りなかったので……
- 腹部パーツのポリ製ボールジョイントとの接続軸を短くカット
- 胸部パーツの、ポリ受け部分の下側を少し削る
などした。
後者は必要なかったかもしれない。
接続軸が折れないように、注意しつつ……。
完了するとこんな感じに。
斜めにすることで、胸部の合わせ目接着後も腹部を外せるようにした。
取り外す際に曲げすぎると、接続軸が折れる可能性があるので注意。
この着脱テスト中に軸が白化しましたな。
軸を短くすると着脱しやすくなりますが、その分保持力が心配になるという。
後は合わせ目を処理して胴体は完了。
ここはあっという間だったね。
腕部の製作
続いて腕部。
クローの肉抜き穴は前々回に埋めていますな。
ヒジがKPSの二重関節。
本家のHGUCドムよりも、可動範囲は明らかに勝っているね。
ヒジ関節を後ハメ加工してみる
筆者がここで気になったのは前腕の合わせ目。
ヒジは勿論、クローパーツも着脱可能にしないといけない。
後ハメ加工を施そう。
ヒジ関節と手首の受け、それにシールドの受けが一体化されているね。
どうするのやら。
イメージとしてはフレーム部分を
「ヒジ関節本体・クロー抑え・手首受け」
の3つに分割する感じだ。
とりあえず画像で赤く示した部分の辺りで分割してみよう。
真っ直ぐに切断……
「パーツ切断には使わないでください」
って注意書きがあるけど、筆者はニッパーでやっちゃっているよ。
分割するとこんな感じに。
手首受け部分は前腕パーツに挟み込んでしまいましょう。
他の2つは接着せず、そのままだね。
クローの抑え部分は黒く着色した、両サイドの下部を切り取っちゃおう。
……ちょっと画像だとわかりにくいけど。
加工後はこんな感じに。
クローの抑えをはめ込んだあと、関節本体部分を外から差し込むことができるようになりました。
抑え部分は多少緩いけど、ヒジ本体を取り付ければそちらで保持してくれる。
気になるようなら最後に接着するしかないけど。
手首受けをはさみこんだまま、前腕の合わせ目を接着。
ついでに肩基部の球状パーツも接着してしまいましょう。
前腕パーツに関してはそのままだと隙間ができそうだった。
なので合わせ目部分に伸ばしランナーでプラ成分を追加している。
合わせ目消しや伸ばしランナーについては過去記事を参照にしてね。
肩の段落ちモールドを消してみる
肩は二重構造。
上部には合わせ目ができるけど、段落ちモールド化されている。
……しかし筆者はこれに唐突感があるらしい。
説明書のイラストを見たところ、設定では存在しないようですな。
完成見本でも存在しないようですし。
下部パーツのピンを切り取り後ハメ化して、上部は合わせ目部分を接着。
段落ちになっているので、接着剤のはみだしだけではうまく埋まらない。
なのでここも先ほど同様、伸ばしランナーを溶着して埋めた。
乾燥後に削ろう。
形状の都合上、あまり強度が高くないですな。
切削時は下部パーツと組んだ状態で作業するとよいかと。
なんか下部と上部の接続がかなり緩いような。
実はほとんど乗せているだけに近い。
最後に接着するか、貼って剥がせる系のノリなどでくっつけてしまう予定だ。
合わせ目部分を整形。
これで組み立て完了ですな。
銃火器を装備していないので、手首は握り手と左の開いた手のみ。
気になる人は他から流用するといいだろう。
ただし本家HGUCドムとはボールジョイント部分の規格が異なるので注意だ。
今回の戦果
これで全ての部品が揃いました。
ただ整形時に切削したからか、組み立て開始時点でも緩かった部品が更に緩く……。
塗装をすれば多少塗膜分で厚みが出るだろう。
それでも足りなかったら瞬間接着剤だ。
今回はここで中断。
次回は塗装作業になる予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット