エアフィックスより、2017年頃に発売されたJu87スツーカを作っていきましょう。
前回は組み立て作業を終えた。
今回は塗装作業に入っていく。
筆者の作業に記事が完全に追いついちゃっているよ。
どうも塗装に時間がかかったようで。
詳しくは後述する。
それでは作業を再開しよう。
塗装図の確認
このキットに収録された塗装は3種類。
- ドイツ空軍
- イタリア空軍
- ↑のイタリア空軍機のイギリス鹵獲機
となっています。
今回は蛇マークが特徴的な、ドイツ空軍機にする。
変わった塗装だけど、これは通常のスプリッター迷彩の上から熱帯迷彩のRLM79サンドイエローを塗ったもの。
応急的な熱帯迷彩だ。
ここだと過去に作ったHs126がそれに近いかな?
エアブラシで下面を塗る
筆で金属化したピトー管にプライマーを塗布後、とりあえずエアブラシを用意。
- 風防の下塗り→Mr.カラーのRLM02グレー
- 全体の下塗り→Mr.サーフェイサー1000
- 下面部分の塗装→Mr.カラーのRLM65ライトブルー
- 主脚基部→Mr.カラーのRLM71ダークグリーン
- 主脚下部、爆弾→Mr.カラーのRLM70ブラックグリーン
……の順序で塗っていきます。
なんかやたらテカテカしているような。
サーフェイサーが新品ですからね。
筆者の場合、廃溶剤をサーフェイサーの希釈に再利用したりするので、使っていくうちに不純物が混ざってガサガサしてくるという。
相変わらずケチだなぁ。
……ところで先にグリーン2色を塗っちゃっているんだけど。
今回は上面色を筆塗りで仕上げてみようと思ってね。
なのでエアブラシの出番はここまでだ。
上面色を筆塗りで仕上げてみる
そんなこんなで上面色を筆塗り。
- 鉛筆で境界線を下書き
- 各色を塗っていく
の繰り返し。
作業中に触れて消えてしまうので、ある程度下書きしたらそのまま塗ってしまう。
先ほどのRLM70と71に加え、Mr.カラーのRLM79サンドイエローを使っている。
相変わらずぐちゃぐちゃな。
ただ飛行機の筆塗りはこの前シュトルヒでやったばっかりだね。
基本的な塗り方は戦車のヘッツァーに準じていますけどね。
ラッカー塗料ですと、溶剤成分で先に塗った分が溶けたりします。
短時間に筆を何度も往復させると色が乗らないので、サッと塗って乾かすを繰り返していきましょう。
そんなこんなで塗り終わるとこんな感じに。
「スプリッター迷彩のマスキングテープを貼るよりは、筆の方が早いのでは?」
と筆者は思ったらしいが、実際にやってみるとそうでもなかった。
グリーン2色はエアブラシとマスキングテープで塗り分け、サンドイエローのみ筆塗りにした方が良かったかもしれない。
サンドイエローもエアブラシとマスキングでよかったんじゃないの?
曲面部分があるので、そこをテープで塗り分けるのが億劫だったらしく……。
……というかこれまた随分テカテカしているというか。
厚塗りしているみたいだけど、スミ入れとか大丈夫かな?
エアフィックス製品は筆塗りを前提にしているのか、ややモールドが深めなので……
つやに関しては最後のトップコートでどうにかしましょう。
寧ろ光沢面の方がデカールを貼るには好都合です。
プロペラスピナー先端はRLM04イエローを斑に塗る指示が出ている。
ここはイエローを先に塗り、上からRLM70をスポンジでステンシルし、それらしくした。
ボックスアートだと綺麗なイエロー単色なので、そちらで塗ってもいいだろう。
マーキング
ようやく本体の筆塗りが終わったので、細かい塗り分けもしつつマーキングに。
キット付属のデカールはこんな感じです。
最上段が共通の注意書き類。
真ん中がドイツ軍仕様専用。
下段がイタリア軍/イギリス軍仕様専用のものだね。
今回の戦果
貼り付けるとこんな感じに。
注意点としては
- 特徴的な蛇マークは部隊コード類よりも先に貼り付ける
- 右側面の蛇マークは吸気口部分が分割されて別マークになっている。ただこの部分は白地が印刷されていない。後で塗り分け予定
- 鉤十字は付属しないので別売り品や他キットの余剰品の流用が必要。今回は手持ちのエクストラデカールを使用
といった感じ。
蛇マークは前後で分割されているけど、繋ぐようにして貼り付ける。
丁度繋ぎ目は国籍マークで隠れるので、多少のズレは問題ない。
遂に蛇マークが貼り付けられたね。
これでだいぶ印象が変わるというか。
キットには明記されていませんが、これはフーベルト・ペルツ少尉の搭乗機だそうですな。
諸説あるそうで、キットによっては蛇マークの色や部隊コードの番号が異なるとか。
エアフィックス製品は2017年当時最新の考証に基づいているようです。
他の説も考慮してか、主翼下の部隊コードは選択式になっていたり。
キットによってはB-2型ではなくR-2型とするものもあるようだ。
このキットでは爆弾部分を増槽に取り替えれば、瞬時にR-2型に変更できる。
筆塗りで時間がかかったので、今回はここまで。
次回はウェザリングを施し完成させよう。
続きは次回!
この記事で作っているキット