エアフィックスより発売されています、ユンカースJu87B-2スツーカを作っていきましょう。
前回は塗装とマーキングを済ませた。
今回はトラブルが見つかったのでその修正と、仕上げのウェザリングを施して完成予定だ。
なんかトラブルがあったんだ。
どうも筆者が後続のキットに手をつけていたときに気づいたらしく。
それって後続のキットが今回のキットに近いというネタバレに……。
とにかく、そのトラブル修正が先だ。
それでは作戦を再開する。
機首上部の修正
まずはそのトラブル修正から。
機首上部の、内側から取り付けるB09番パーツ。
これの取り付け位置が間違っていたので、急遽修正することに。
実際は外に飛び出したような形状になるようですな。
筆者は内側に収まったような形にセットしてしまったようですが。
機首の接着部分を慎重に解体してから、パーツを削って整形。
正しい位置へ接着し直し、この後塗装を施している。
デカールを貼り付けた後にこんなトラブルが……。
デカール面を削らなくて良かったのが、不幸中の幸いかな?
接着面はタミヤエナメルの溶剤を流し込んで外しやすくした。
スミ入れ時に溶剤成分で浸透してパーツが破損することがあるけど、それを利用し感じだ。
いつものウェザリング
修正した機首周りと,
デカールで再現されていなかった吸気口の白い部分を筆塗り。
その後はウェザリング。
いつもの三点セットですな。
せっかくの蛇マークを隠したくないので、銀剥がしは控えめ。
標準迷彩の上から砂漠迷彩を施したような機体なので、標準迷彩部分を中心に銀の剥げチョロ。
サンドイエローや蛇マークは後から塗られたとしている。
つやを消して完成へ
最後に水性ホビーカラーのつや消しクリアーを吹き付け、マスキングを剥がして完成です。
勢いよく風防下塗りのRLM02グレーを吹き付けていたからか、マスキング漏れが多発していました。
それらは爪楊枝で擦って落としています。
つやを整えたからか、筆の跡がまったくわからなくなったね。
改めてトップコート類のすごさを感じたというか。
ここで爆弾ラックやダイブブレーキも取り付けている。
ラック類は貼って剥がせるノリのピットマルチ君で着脱可能にした。
とりあえずこれで完成としよう。
以下、ギャラリーとなる。
エアフィックス 1/72 ユンカースJu87B-2スツーカ 完成!
蛇マークがいい感じ。
派手さではスツーカの中でも上位かな?
説明書には明記されていませんが、どうやらフーベルト・ペルツ少尉という方の機体だそうですな。
どのような人物だったのか、筆者はまだ調査中のようですが……。
このキットは爆弾投下アームの取り付け部分がいい感じの段差になっている。
カッチリ位置が決まる他、投下状態にするのも容易だ。
もっと弾頭を下に向けたほうがそれらしいかな?
キットですとフィン側に重心があるようで……。
作ってみた感想のコーナー
2024年10月現在だと最新クラスの1/72スツーカかな?
筆者の感想としては……
- 比較的新しいキットだけあってモールドがシャープ。深めだからか、筆で多少厚塗りしてもスミ入れが問題なくできる
- 特徴的は蛇マークも良質デカールで再現。例によって鉤十字が付属しないものの、これまた特徴的なイタリア軍/イギリス軍仕様があるのでそちらを選ぶ手もあり
- 突起類が一体化させたフラップ類や、中ほどで分割されている主翼下部など独特な部品構成になっている。最初は少し戸惑うかもしれない。
- フラップ周りとは反対に、胴体下のフックはイモ付けで強度不足。今回はあえてゲートを残し、それを接続ピン代わりにして接着した
といった感じ。
筆者としては
「ディティール面でかなり凝ったスツーカキット」
と思っているみたいだね。
ここで過去に作ったアカデミー製品といい勝負だね。
あっちはG型だから、住み分けはできているけど。
フラップ類と一体化された突起部分。
今回は折れることがなかったですな。
寧ろ、別パーツ化されている従来の他社製品よりも強度が高いように感じたような。
総パーツ数はそこまで多くなく、部品の合いも悪くない。
落ち着いて組んでいきパーツを減らしていけば大丈夫だ。
部品は少しパーティングラインが強めに出ていたり、タイトで噛み合わせがキツめな感じに見えたかな。
極端な隙間とかはないから、その辺りは安心して組み立てられるというか。
筆者のスツーカコレクションに新たな1機が加わったところで、今回は終了にしよう。
次回はまた別のキットを紹介予定だ。
次回も、お楽しみに~。
この記事で作っているキット