フジミ模型の試製流星を作っていきましょう。
前回は残骸をサルベージしてきて、そのまま組み立てを完了させた。
今回は塗装とマーキング・ウェザリングを行い、一気に完成まで持ち込んでしまおう。
間髪いれずに再び完成品が。
今月はどのくらい完成するかな。
とりあえずこれで2個目となります。
この先どうなるのやら……。
筆者の気分次第だろう。
それでは作戦を再開する。
塗装図の確認
キット付属の塗装図はこの左側のものですな。
右側の流星改同様、1種類だけとなっています。
わずかに上下色の境界が異なるように描かれているが、そこまで気にしなくていいだろう。
筆者は今回エアブラシのフリーハンド塗装で塗り分ける。
回り込んで不自然になりそうな部分だけマスキングする感じだ。
……塗装終了後はこんな感じに。
流れや使用色は流星改とまったく同じなので、そちらを参考にしていただければ幸いです。
今回も説明書の指示から少し変えて、主脚カバー内部などの色を下面色に合わせています。
流星改で使わなかった色で今回使った色としては、爆弾を塗るのに使ったタミヤラッカーのジャーマングレイかな。
キットでの指定は黒鉄色ですな。
筆者は今回非メタリックの色を試したくて変更したようですが。
もう少し黒っぽい色でも良かったかもしれません。
タミヤのジャーマングレイは少し明るめに調整されているからね。
クレオスやガイアノーツのジャーマングレーでもよさそうだ。
マーキング
付属のマークはこちら。
4番の計器は使用済みです。
基本的に流星改と似たような構成ですが、脚に貼る32の番号が特徴的ですな。
やや硬くてパリパリ破損しやすい。
取り扱いには注意しよう。
部分塗装をしつつ貼り付けるとこんな感じに。
キットのモールドが浅いのもあって、ややモールドに馴染みにくいですな。
ただパリパリ質感が問題で、デザインナイフで切れ込みを入れると崩れちゃうんだよね。
崩れた部分は塗装剥がれということにしておこう。
ウェザリングの銀剥げ表現で馴染ませる。
ウェザリング~つや消し
その後はいつものウェザリングをし、つや消しを吹きつけて仕上げとします。
ウェザリングについてはいつもの過去記事を参照に……。
前の流星改もそうだったけど、今回も風防内部に引っかいたような白い曇りが発生しているね。
どこかから吹き込んだかな?
爆弾倉内の床部分と胴体内壁の間に隙間があったので、そこから吹き込んだ可能性がありますな。
幸い軽く擦ればすぐ落ちるものですので、風防を一度外して曇りをとりましょう。
今回の風防はパテを使っていないので、着脱も容易ですし。
風防をセメダインの模型用ハイグレード接着剤で再接着。
これで形になった。
爆弾は貼って剥がせるノリ、ピットマルチ君で留めている。
爆弾倉扉の向きはこの位置でいいのかな?
説明書だと斜め下向きっぽく見えるけど、ボックスアートだと真下向きで
……。
今回はとりあえず真下向きにしておきましょう。
以下、ギャラリーとなります。
フジミ 艦上攻撃機 試製流星 完成!
なんか機内にところどころ青竹色が残っているような。
主翼取り付け部分もプラ地が残っているし。
見なかったことにしよう。
流星改と並べて。
実際は並行製作していたようですが。
実機はエンジンが異なるようだけど、このキットでは武装違いとなっている。
筆者としては爆装形態が好みのようだけど、その場合やや手間がかかるのが難点だ。
魚雷装備だと艦これのイメージみたいだね、筆者としては。
改装した加賀さんの46機スロットにとりあえずこれを乗せるという。
爆装は松本零士氏の戦場まんがシリーズ(ザ・コクピット)に収録された「流星北へ飛ぶ」後半の印象が強いですな。
というか筆者が流星を知ったのはそれがきっかけだったり。
「荷物を捨てりゃ軽くなる、軽くなれば速くなる!!」
の場面だね。
文庫版の3巻に収録されている。
作ってみた感想のコーナー
あの残骸がなんとか形に。
基本的なことは流星改と同じ。
後部機銃や爆弾が異なるぐらいだ。
詳しくは流星改の記事も参考にしてほしい。
ただ今回は爆弾倉を開けると押し出しピンが目立ったり、アームパーツの組み立てが必要になる。
なので少し手間が増えるのが難点だ。
面倒な方は爆弾倉を閉じた状態で組んでしまうのもアリかと。
フジミ製の他キットとは少々異なった構造なので、組み立てに戸惑う人も多いかもしれない。
ただ非常に洗練された見た目がコレクション映えするので、帝国海軍ファンにはぜひとも挑戦してもらいたいキットでもあったりする。
筆者も見た目が気に入って購入したものの、一度挫折したからなぁ。
筆者が感じたいくつかある注意点や、どのように解決したかは流星改のほうで触れている。
これからこのキットに挑戦する戦友諸君の一助になれば幸いだ。
いるのかどうかが問題だけど。
今回はここまで。
次回はまた別のキットを進める予定だ。
次回も、お楽しみに~。