ハセガワ/ドラゴン ハインケルHe162A-2ザラマンダー 製作記⑤

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航空機等製作記
アドルフ
アドルフ

ハセガワ/ドラゴンより、国民戦闘機ことHe162を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回はようやく組み立てを終えた。

今回は塗装とマーキングになる。

レーナ
レーナ

ここから先はいつも通り。

パーツの脱落とかに注意すればあとは大丈夫かな?

アドルフ
アドルフ

ところがまたここでトラブルが発生したらしく……。

ヴァルダ
ヴァルダ

例によって中古デカールだね。

詳しくは後述する。

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塗装図の確認

アドルフ
アドルフ

本キットに収録された塗装図は2種類

実際にHe162が配備された第1戦闘航空団(JG1)の機体ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回は塗装図2のタイプにする。

最も、後述するデカールのトラブルで完全再現はできなかったわけだけど。

レーナ
レーナ

塗装図の塗料指示がほとんどクレオス社の300番台飛行機特色だね。

300番台は現用機向けが多くて、筆者は主流にはしていないけど……。

アドルフ
アドルフ

このキットが発売されたのは1990年ごろだそうです。

なので当時はRLM色が多数ラインナップされている、100番台の塗料が発売されていなかったのでしょう。

今回はそれらに置き換えてしまう予定です。

下地の塗装

アドルフ
アドルフ

手始めに下地から。

  • 風防の下塗り→Mr.カラーのRLM66ブラックグレー
  • 全体の下塗り→クレオスのMr.サーフェイサー1000
  • 主脚カバーの内部→Mr.カラーのRLM02グレー
  • エンジン噴射口・タイヤ→Mr.カラーGXのウイノーブラック

……といった感じです。

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ヴァルダ
ヴァルダ

いつもならこの段階で主脚内部は塗ることが多いけど……

今回のキットは奥まった部分が多い上、配管類が邪魔をして外からでは塗りにくそうだった。

なのであらかじめ機内の塗装に合わせて塗っている。

下面塗装

アドルフ
アドルフ

続いて下面。

キットでは水性ホビーカラーの314番、ブルーFS35622指示。

筆者の手元にはドイツ機向けのMr.カラー、RLM76ライトブルーがあるので、そちらで塗ってしまいます。

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レーナ
レーナ

水性の300番台って売っていたっけ?

アドルフ
アドルフ

少なくとも筆者は今までに見たことはありませんな。

調べたところ、かつて国内でも販売されていたようですが……

現在は欧州以外ではあまり見かけないものなのだとか。

かつての水性カラーの使い勝手と、欧州での規制の影響の兼ね合いでそういう販売の形になっている可能性がありますな。

ヴァルダ
ヴァルダ

ただMr.カラーの300番台にラインナップされている飛行機特色達が、水性ホビーカラーでも新発売されるとの情報が出ている。

2024年12月発売とされているから、そろそろのはずだけど……。

上面の塗装

アドルフ
アドルフ

ブルーをマスキングし、上面塗装に。

相変わらず300番台の指示ですが、ここも筆者はMr.カラー100番台のRLM色で置き換えてしまいます。

まずはRLM82ライトグリーンを。

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レーナ
レーナ

久々の登場。

大戦末期のドイツ軍戦闘機によく見られる色だね。

アドルフ
アドルフ

この色を使った戦闘機は最近あまり組んでいないので、塗料の消費も遅いほうですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

キットの指示だと

  • 水性ホビーカラー/Mr.カラーの304番、オリーブドラブFS34087を60%
  • レッドを20%
  • つや消しブラックを20%

の混色となっている。

レーナ
レーナ

その指示だともっと暗い感じになりそうだけど……。

アドルフ
アドルフ

ライトグリーンをマスキングし、次の色に。

キットの指定では水性ホビーカラーの309番、ブラウンFS30219。

今回はMr.カラーのRLM81ブラウンバイオレットにしてしまいます。

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レーナ
レーナ

RLM81と82の組み合わせ。

大戦末期のドイツ軍ジェット機でよく見かけるやつだね。

細かい塗り分けとマーキング

アドルフ
アドルフ

マスキングを剥がし、筆で細かいパーツの塗り分けを。

とはいっても、塗り分け箇所は少なめですな。

タイヤなど脚周りぐらいです。

レーナ
レーナ

主翼が単色で左右の色が異なるというか。

ちょっと不思議な迷彩だね。

アドルフ
アドルフ

簡易化したスプリッター迷彩というようにも見えますな。

アドルフ
アドルフ

キット付属のデカールはこちら。

中古のものなので、少々心配ですな。

日本で印刷されたものらしく、鉤十字が分割されながらも付属するのが特徴ですが。

レーナ
レーナ

純正ドラゴンキットのAr234は確か鉤十字がなかったよね。

その代わり、高品質なイタリアのカルトグラフ製デカールだったけど。

ヴァルダ
ヴァルダ

ここでトラブルが発生。

デカールがかなり古いものだったらしく、台紙から剥がれなかったり崩れたりしてほとんど使えなかった。

かろうじて細かい注意書き類がなんとか使えたぐらいだ。

レーナ
レーナ

こういうパターン、前にもなかったっけ。

アドルフ
アドルフ

純正ドラゴンキットのDo335でありましたな。

あれも今回と同じ袋状態の中古キットです。

ヴァルダ
ヴァルダ

年月とか、当時のデカールの質の影響かもしれない。

今回のキットは90年ごろ発売のようなので、仮に初版なら34年前のキットとなるはずだ。

レーナ
レーナ

そのわりにもっと古そうな、ツクダホビーのMc.200サエッタは問題なかったよね。

やっぱり質が違うのかな。

今回の戦果

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえず生き残った注意書きと、Me262やBf109の余剰品から流用した国籍マークのみで仕上げた。

複雑な部隊マークとかは省略して、所属不明機風にして進める。

何かの機会でマークが手に入ったら、それを後から追加することにしよう。

レーナ
レーナ

なんか味気ないなぁ。

ヴァルダ
ヴァルダ

さすがにここまで来て中止するのはちょっとアレなので、この形で一度完成を目指す。

今回はここまで。

次回は仕上げ作業を施して完成予定だ。

レーナ
レーナ

続きは次回!

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