
サイバーホビーのT-34/85を作っていきましょう。

前回は車体上部を組み立て、ようやく形になった。
今回は塗装とマーキングになる。

塗装作業。
組みかけ品のわりに随分組み立て二時間がかかったけど、ここからは順調に進むかな。

おそらく。
塗り分けもマーキングも少なそうなので、いつもの戦車キットよりは早く進むかと。

筆者が組み立てでだいぶ消耗してしまったようなので、また遺棄されるまえに完成に持ち込みたいところだ。
それでは作戦を再開する。
塗装図の確認


このキットに収録された塗装は2種類。
ドイツ軍による鹵獲車輌で、2色迷彩のものと3色迷彩のものになります。
詳しい所属部隊などは不明ですな。

前面の履帯ラックの有無があるね。
今回はラックの穴を埋めちゃったから、3色迷彩で塗っていくよ。
こっちのほうが鉄十字マークが多いのが特徴という。


塗装図では車体前面に迷彩色が入っていないけど、ボックスアートに描かれた車輌には前面にも迷彩が施されている。
また左側面も、迷彩色の塗り分けが塗装図より多く描かれているようだ。
今回は塗装図というよりは、このボックスアートに近い形で仕上げよう。
下地の塗装


まずは下地から。
- 全体の下塗り→クレオスのMr.マホガニーサーフェイサー1000
- 足周りの下塗り→モデルカステンの履帯色
ですな。

久々に筆者がよく使うコンビの登場。
履帯色でゴムリム部分も塗り分けているみたいだけど……。

後の塗り分けが億劫なので、筆者はこの段階でゴムリムは黒っぽくしてしまう。
逆に履帯部分は塗料を薄めて吹きつけ。
マホガニーの茶色を残すことで、錆や泥っぽく見せる感じだ。

これは以前のティーガーIIで味を占めた筆者が再び同じことをしたわけですな。
あの時は下地がオキサイドレッドでしたが。

今回も履帯をオキサイドレッドにするか悩んだみたいだけど、塗料の切り替えが億劫に感じたようでね。
マホガニーで済ませた。
本体色の塗装


続いて本体色。
今回もいつも筆者が愛用している、ガイアカラーのダークイエロー2を使用しています。

この状態だとちょっと砂漠仕様にも見えるんだよね。
確か大戦後の中東戦争にもT-34/85は参加しているんだっけ。

主にアラブ諸国がイスラエル相手に使っていますな。
中東戦争のみならず、ベトナム戦争やユーゴスラビア紛争でも確認されています。
迷彩塗装を施す


続いて迷彩。
こちらもいつも通り、ガイアカラーのオリーブグリーンとレッドブラウンを吹き付けています。
細かい斑模様なので、塗料は気持ち薄めに調整してサッと済ませて……。

さっきも言った通り、塗装図では施されていない前面も迷彩。
ボックスアートに合わせて、左側面や後面も塗装図より迷彩率を高めに。
塗装図のない上面や右側面は推測で塗っているよ。
デカールの準備


エアブラシ塗装はここで終了。
デカールを用意します。

鹵獲車輌というと友軍からの誤射防止のため、派手なマーキングが多いけど……
大戦末期の車輌だからか、今回のキットは控えめ。
3色迷彩のは4枚の、2色迷彩のは2枚の鉄十字のみだ。

メーカー側が予算をケチったのか、マーク同士がかなり密集した状態で印刷されています。
切り出すときは注意ですな。

……今回は4枚のマーク全部を使うから、無理に切り出さないでそのまま水に浸けてもいいかも。
今回の戦果


貼り付けるとこんな感じに。
砲塔部分は鋳造表現でざらついているので、ここはデカール資材を使って密着させます。
筆者は最近お気に入りのタミヤマークフィット(スーパーハード)を使用していますな。

装備をほとんど撤去してしまっているので、筆での細かい塗り分けもほとんどしない。
ペリスコープぐらいしかないが、これは後でウェザリングの最中に塗り分け予定だ。
今回はここまで。
次回はウェザリングをして完成予定となる。

続きは次回!
この記事で作っているキット