コトブキヤHMM　レッドホーン　製作記⑩(完成)

コトブキヤのハイエンドマスターモデルシリーズより、帝国軍ゾイドのレッドホーンを組んでいきましょう。

前回は最大の難所である塗装を終え、マーキングを済ませた。

今回は仕上げのウェザリングを行い完成に持ち込もう。

筆者はゾイドのウェザリングは初めてだよね。

どう仕上げるのかな。

帝国軍装甲師団の中核を担ったレッドホーン。

というわけでとりあえず戦車みたいな汚しにする予定だそうです。

ゾイドは機械みたいな見た目の生物だ。

その辺りも考えて進めていこう。

それでは作戦を再開する。

手始めにキズ系のウェザリング、チッピングを施してみましょう。

• ドライブラシでも使用した、タミヤエナメルのピンクを赤い装甲面にチョコチョコ置く
• ピンクを縁に残すように、クレオスのウェザリングカラー・グランドブラウンを置く

といった感じで進めています。

これは筆者がガンプラや戦車に施すものの流用ですな。

一部デカールが剥がれたところもあるから、これで誤魔化しつつ……

筆者は雨だれとかも施してみたみたいだけど、なんか目立たないね。

やや暗めの塗装だからね。

あんまりイメージができなかったので、今回はあまり極端な錆汚れとかは施さないで進めている。

続いて砲口に焼けやススのような汚れを。

タミヤウェザリングマスターBセットのススを擦り付けています。

そのまま擦り付けてもいいですが、今回は強めの汚れにしたかったのでタミヤアクリルの溶剤でマスターを溶いて塗布。

半乾きの間に擦ってぼかしています。

この辺りも雰囲気重視で……。

火器ではないので、アゴの濃硫酸砲にはこの汚れを施さずに変化をつけてみよう。

ここの画像からは見えないけどね。

足元は土汚れを施してみましょう。

クレオスのウェザリングカラー・グレイッシュブラウンを筆で塗布後、半乾きのうちに擦ってぼかしていきます。

これも筆者の戦車模型に施すウェザリングを流用している。

この後つや消しクリアーを吹きつける最中にタミヤのウェザリングマスターAセットも使用して、更に薄い砂埃も足している感じだ。

詳しくは過去記事を参考にしてもらいたい。

最後にクリアーパーツ類を一度外して、水性ホビーカラーのつや消しクリアーを吹きつけてウェザリング資材を定着させます。

その後クリアーパーツやゾイドコアを再度取り付けて、完成となります。

長かった……。

それでは筆者の記念すべきゾイダー復帰第一作のお披露目だ。

以下、ギャラリーとなる。

成型色のときよりもだいぶ渋い色合いになったような。

ちなみにこちらが未塗装状態。

渋い色合いになったのはマホガニーの下地か、黒いウォッシングの影響かもしれません。

あんまり黒っぽいとダークホーンになりそうな。

今回はEZ-04の、ガイロス帝国版レッドホーン。

オリジナルはゼネバス帝国のEPZ-1レッドホーン。

ゼネバス版のレッドホーン(EPZ-1)を改修したダークホーン(DPZ-10)を、更に改修して戻したものがガイロス版のレッドホーン(EZ-04)……という設定だったはず。

見た目は同じだけど、オリジナルのレッドホーンより性能は上がっているとか。

なんかややこしい設定。

バトルストーリーやアニメ、そしてこのHMMなど多少設定の違いはあるみたいですが。

ガイロス版レッドホーンは第二期のゾイドの話ですな。

筆者はその時期から入った世代なので、第一期のほうはあまり詳しくないみたいです。

とりあえずここでは初の、そして筆者としても初のHMM完成品だね。

塗装まで済ませて筆者がこのキットを完成させた後の感想としては……

• フレーム類の合わせ目を懸念していたが、意外と隠れる場所に来たり目立たないように処理されているものが多かった。目立つのは脚フレームや主砲アームぐらい
• 四足歩行という形状もあるからか、HMMの大型キットでありながら安定していて転倒・自壊などはしない
• 武器や冷却ルーバー部分など、意外と塗り分けが必要な箇所が多い。印象がだいぶ変わるので成型色仕上げでも細かい塗り分けをするのがおススメ
• 保持力重視のためか部品同士を接合するダボが頑丈で一箇所あたりの数が多い。作業中の着脱が大変なので、パーツセパレーター的な工具があると良さそう

といった感じ。

組み立ては思ったよりはスムーズに進んだ。

代わりに塗装でおそろしく時間を使った感じかな。

塗装はフレームもありますからね。

筆者としては

「MGのガンプラを3～4体同時に塗るような感覚」

とかなんとか。

筆者はここの開設以降MGのガンプラは作っていませんが。

「HGのガンプラを5~6体同時に塗るような感覚」

と言ったほうがいいかもしれません。

接着剤不要・成型色でほとんどのパーツは色分け済みなんだよね。

筆者みたいに塗る方がむしろ珍しいという。

未塗装でゾイドを組むのは筆者が幼少期に散々行ったからね。

寧ろその時の憧れであった全塗装仕上げを今回行った感じだ。

色変えとか改造とかもそのうち施してみたいところ。

ただやはり塗装にかなり時間がかかりますな。

筆者の手持ちは大型機が3つなので、もう少しパーツの少ない小型機で経験を積みたいところですが……。

アイアンコングにジェノブレイカー、それにデススティンガーだったね。

見事に帝国軍の大型機ばかりという。

筆者がそういうのが好みなので。

ただ小型機を新規購入よりは在庫の処理をしたいというのもあり……。

筆者は裏で自壊したコングとジェノを、パーツチェックも兼ねて組み直し中とのことだ。

紛失パーツがあると投入が遅れるだろう。

そうなるとデススティンガーが先に登場しそうですな……

筆者の一番お気に入りゾイドだそうですが。

今回はここまで。

ゾイド熱が高まっているけど、塗装でだいぶ筆者が消耗してしまった。

なので次回は箸休めに部品の少ないキットを組む予定だ。

次回も、お楽しみに～。