
スーパーモデルより発売されています、レジアーネRe.2000を作っていきましょう。

前回は機体を組んで大まかな形にした。
今回は残りの部品を組み立てて、塗装直前まで進めよう。

今回はなんか順調そうかな。
古いキットの割には順調に進んでいるような。

ただまだ筆者が余計な加工をしているようで……。

エンジン周りで少しくせんしているようだね。
それでは作戦を再開する。
細かい部品の確認


前回と同じ画像ですが、確認のため再掲載。
これらの部品を本体にセットしていきます。

よく見る1/72戦闘機といった内容だね。
多すぎない部品点数というか。
尾翼周りの組み立て


まずは簡単そうな尾翼周りから。
古いキットではありますが、水平尾翼はかっちりと決まりますな。
動翼部分は太い凹モールド。
人によっては俗に「運河彫り」と表現するのだとか。

筆者としては気にしていないので、そのまま進めよう。
むしろ太いモールドで多少隙間があるほうが可動部っぽくも見える。
……尾輪は格納式らしく、カバーが閉めた状態と開いた状態の選択式。
今回は開いた状態にしよう。

こういうのって他キットだと閉めた一体型のカバーを切り離して選択するキットが多いよね。
今回のは別々にパーツを用意している親切設計。
押し出しピン跡だけ気になるから、そこは削って均しているよ。
機首の組み立て


続いて機首。
先にエンジンを組んでから、カウリングの先端と本体で挟み込むような構成となっていますな。
今回はカウリング本体と機体だけ先に接着して、それ以外は塗装後にくっつけましょう。

レジアーネ社の戦闘機は空冷だったり液冷だったり。
Re.2000はまだ空冷なんだよね。

Re.2000のエンジンは空冷のピアッジョ P.XI RC 40。
これの信頼性が低く、不採用の一因となったようですが……。


エンジンはどの位置で固定するのか少し曖昧だった。
どうやらカウリング内の2本の突起がストッパーになっているみたいだったけど、筆者が調整をミスって切削してしまった。
なのでタミヤのプラ角棒を接着するなどして補強している。

筆者は当初カウリング内の突起が、エンジンのシリンダー先端に挟まるような形になると思い込んでいたようですな。
実際はシリンダーに挟み込まず、シリンダー後部に接する形が正しいみたいです。
前から見ると、ちょうど先端パーツをつけていないカウリングとエンジンがすり切りになる位置といいますか。

突起が2本しかないから、どっちにしろグラグラして補強が必要そうだけど。
2本の排気管もここで接着。
排気口が開口済みなのがいいね。
風防の選択


続いて風防。
このキットは塗装に合わせて2種類の風防から選択するようになっています。
片方は後部まで窓がついた水滴風防タイプ。
もう片方は後部窓が塞がれたファストバックタイプとなっています。
以前のソード社製品で作った、Re.2000とRe.2000GAの風防が両方含まれているような感じですな。

付属の塗装図を見たところ、スウェーデン軍とハンガリー軍仕様の場合は水滴風防型を。
イタリア軍仕様の場合はファストバック型を選ぶようになっている。
今回は後者を選んだので、そちらをチョイス。

早速取り付け。
……っと思ったけど、うまくくっつけられないんだけど。

この風防、ちょうどパイロットが乗る開閉部分と後半部分の間に仕切りが存在する。
んで座席パーツを後ろ寄りにして搭乗区画後部に隙間なく接着していると、その風防の仕切り部分に干渉してうまく取り付けられない。
座席パーツと搭乗区画後部は隙間ができるように接着しよう。

むしろその仕切り部分に座席の背もたれが接するような形にするのが理想ですな。
風防の仕切り部分は接着前に機内色で塗りつぶしておきましょう。
主脚の組み立て


主脚はタイヤが回転するような構造になっています。
とりあえず塗り分けに備えて、タイヤ部分は後で接着することに。

主脚カバーは一度接着。
主脚の角度がいまいちわからないのでね。
角度が悪いと、このカバーが入らない状態で固定してしまう恐れがある。

脚はいつも通り、本体と支柱部分を接着して、機体には接着しない状態で。
……細長い「コの字」型の支柱部分はイモ付けというか。

補強も考えたけど脚パーツ自体が細かく、無理に穴開けとかをすると破損する可能性が高かった。
なのであえてイモ付けだ。
格納部分の凹凸がしっかりしているので、これでも強度的には大丈夫なはず。
今回の戦果


風防をマスキングし、アンテナ支柱やピトー管も一度仮留め。
これで組み立て完了としましょう。

結構バラバラの部品が多いなぁ。
さっさとなくさないうちに塗って取り付けたいところ。

今回はここまで。
次回はその塗装作業となるだろう。

続きは次回!