
チェコのRSモデルズ(RS Models)より、イタリアのレジアーネRe.2005戦闘機を作っていきましょう。

前回は部品紹介をした。
今回は組み立て開始。
例によって機内から進めていこう。

またまた長期放置品。
そしてまたまた簡易インジェクションなキット。
苦戦しそうな。

今回は少々主脚部分の構造が他キットと異なりますな。
その辺りで時間がかかりそうです。

本格的に主脚部分を組むのは次回以降になりそうだけどね。
それでは作戦を開始する。
主脚格納部分の組み立て


まずは主翼から。
いつもならそのまま貼り合わせてしまいますが、今回は主脚格納部分の桁まで再現されています。
それらを先に組み込みましょう。

骨組み部分だけじゃなくて、機銃身も別パーツで再現。
でもこっちは折れると困るから、筆者は後付けするつもりだね。


接着するとこんな感じに。
ダボ類はありませんが、取り付け位置を示す凸モールドは存在しますので迷わないかと。

機銃は折れると困るから後付けにしたけど、ピトー管は一体成形なんだよね。
これは後で折れるパターンかな?
コクピットの組み立て


続いてコクピット。
1/72スケールの戦闘機としては十分な内部再現ですな。

簡易インジェクションキットの悩みどころが、このコクピット。
内容は充実しているんだけどダボ類がなくて接着箇所が不明瞭だったり、そもそもの部品の合いが悪かったり……。


というよりも説明書と実際の部品の形が少々異なりますな。
足元のペダル類は床板側のディティールが少し違うような……。

ペダルの取り付け位置に押し出しピン跡のようなものがあって凸凹している。
ここは一度平らに整形してから接着したほうがいいだろう。
それと計器盤に取り付ける照準器(14番パーツ)
これも接着箇所が不明瞭なので後回し。
計器盤に接着するよりは、機体本体側に接着してしまったほうがよさそうだ。

照準器の手マークは?

どうもスクラッチマーク、つまり「自作してくれ」とのこと。
これも後回し。
筆者のことだから、作るかどうかも不明なんだけどね。

透明部分のようですからね。
塗装や接着があらかた済んだ時に考えましょう。


組み立てるとこんな感じ……
ですが、座席などは機内色とは異なる色で塗るのでまだ接着してません。
この辺りは他のイタリア機同様ですな。

機内はグリーンで、座席とボンベがシルバーの指示っぽいね。
ところで真ん中に写っている丸いパーツは?

これは尾輪格納部分の隔壁だ。
後で尾輪組み立て時にセットしよう。
機内の塗装


そして機内の塗装。
キットの指示ですと「インテリアグリーン」「アルミニウム」と曖昧な指示。
いつものイタリア機同様
- 機内全体のインテリアグリーン→Mr.カラー312番のグリーンFS34227
- 座席やボンベなどアルミニウム→Mr.カラーのシルバー
で塗ってしまいましょう。

ここ最近イタリア機が続くから、グリーンFS34227の消費が激しく。
まだ保つかな?

ビンの中身は半分ぐらいになっている。
筆者の在庫に2つほどイタリア機の中型機がいるけど、在庫分は何とか間に合いそうにも見えるね。


その後は機内を細かく塗り分け。
- タミヤアクリルのセミグロスブラック・レッドブラウンなどで細部塗り分け
- タミヤエナメルのスミ入れ用ブラックでスミ入れ
- タミヤエナメルの明灰緑色やフラットホワイトでドライブラシ
といったところでしょうか。

他のチェコメーカーのキット同様、内部再現はしっかりしているから凹凸は強調したいね。
風防がつくとほとんど見えなくなるけど。
今回の戦果


……あれ、後は胴体左右を貼り合わせるだけなんじゃないの?

そうしたいんだけど、このキットは少し他のキットとは構造が異なるようでね。
胴体貼り合わせ前に、他にもやることがあるんだ。
なのでまずは一度部品をほとんど切り出して整形、仮合わせとかが行える状態にしておく。

先ほど少し触れた尾輪の様子を見てから、貼り合わせをしたいところです。
それとプロペラ周りは筆者が手を加えたいようですな。
主翼パーツも、なにやら主脚部品を先に組むようで……。

長くなりそうなので今回はここで一度中断。
次回はそれらの部品を組み込むところから再開予定だ。

続きは次回!