
イタレリより発売されています、ドイツ軍仕様のフィアットCR.42を作っていきましょう。

前回は箱の中身を確認した。
今回は組み立て開始。
直前に組み立てたイタリア軍仕様とほぼ同じ内容の部分が多数なので、ダイジェスト版にして一気に組み立てを終わらせてしまう。

案の定ダイジェストに。
詳しくはイタリア軍版を参考に……。

排気管など、イタリア軍仕様のAS版とは異なる場面を中心に紹介していく形になりますな。

そういうことになるだろう。
それでは作戦を再開する。
コクピット内の組み立て・塗装


とりあえず機内の組み立てを。
この辺りは完全にAS版と同じパーツを使用します。
塗装指示も同一ですな。

機内色はグレーFS36375の指示。
同名のMr.カラーで塗っちゃっているよ。


組み立てもほぼ同じ形に。
やはり上から被せる14B番パーツの取り付け位置に少々悩みますな。

ここでAS版と異なる箇所が一つ出てくる。
消炎排気管を取り付ける都合上、あちらでは開けなかった穴を胴体横に開ける必要があるんだ。
胴体両側面、コクピットの座席下付近にある凹みに1.0mm径の穴を開けよう。


その後はコクピットを胴体を組み込み、貼り合わせて合わせ目接着。
主脚も同時に合わせ目接着してしまいましょう。
奥まったところは塗りにくいので、先にスパッツ内部は黒く塗り潰しておくと良いかと。

選択式だったAS版と違って、LW版のスパッツは今回新規に追加された半タイプ1択のようだね。
通常のスパッツつき主脚は余剰パーツになるよ。
その他パーツの組み立て


その他の部品を整形しつつ合わせ目の乾燥待ち。
接着剤が乾きましたら、胴体や主脚も整形して合わせ目を消してしまいましょう。

パーツ数自体は少ないんだよね。
問題は支柱なわけで。
主翼下の凸モールドを消す


前回も少し触れましたが、このキットではAS版に付属した爆弾は省略されてしまっています。
取り付け位置を示す凸モールドは残っているので削っておきましょう。
あまり削りすぎると羽布張り表現が消えてしまうので注意ですが。

ドイツ軍のCR.42は主に夜間の地上攻撃に使われたんだよね。
肝心の爆弾が付属しないのはマイナスポイントかな。

前回のを爆弾なしの戦闘機型に組んで、こちらに爆弾を移動させるのもありでしたな。


ドイツ軍仕様の特徴である消炎排気管。
キットでは通常の排気管パーツと胴体に接着する形で、新規の消炎排気管パーツを固定する構造となっています。
ここで接着してしまいますと塗り分けに不便そうなので、塗ってから組むことにしましょう。

消炎排気管は金棒のごとくスパイク状の突起が多数付いている。
ゲート部分と混ざってしまっている箇所もあるので、切り取り時は注意だ。
ゲート部分を残すようにしてランナーから切り離し、その後デザインナイフなどでスパイク部分を残すように整形するといいだろう。
支柱取り付け


さて難所の支柱。
前回のAS版では下の主翼上面に取り付けましたが、今回は逆の上主翼下面に取り付けることに。

今回は支柱が下面色のようなのでね。
上主翼の下面に取り付けることで、塗り分けを容易にした。
気のせいなのか、こちらの方が支柱も安定しているように感じた。


マスキングテープで仮留めし、支柱を微調整。
前回のように内側から2番目のもの(6B番&8B番)と、左主翼一番端の前側(21B番)が長いようなので、主翼と接する部分で削って短くしています。

支柱先端を削るから、取り付け用の凸部分も平らになっちゃうんだよね。
接着強度は大丈夫かな。

隣接する支柱同士が噛み合って強度が出せる場所もあります。
その辺りで強度を出す案も。


その他にも張り線用の凹みをつけたり、風防のマスキングをしていますな。

あれ、張り線は前回のAS版では省略したんじゃ……。

実際のところ、このキットは前回のAS版と同時進行していましたからね。
このとき筆者はまだ張り線をする気だったようです。


微調整を繰り返して最終チェック。
これで決定のようですな。

今度はどうなるのやら。
前回は結局うまく合わなくて、接着剤がはみ出まくったみたいだけど。
今回の戦果


その他の部分も組み立てて、これで終了とします。
プロペラスピナーは今回も塗装によって選択式ですが、前回同様の1パーツタイプにしてみました。

あれ、胴体下にある主脚基部のパーツがないような。

この時点では筆者が紛失していてなかったんだ。
撮影直後に捜索して見つかっているのでご安心を。
今回はこれで中断。
次回は以前のAS版とは異なる、塗装とマーキングになる予定だ。

続きは次回!




