唐突に始めた2輌の35(t)軽戦車が完成しました。
今回は何をしますかな。
裏でこそこそ進めていた航空機キットの目処がたったので、それを紹介する。
なんだろうな。
筆者がなかなか進めない、双発機にするよ。
双発機はカッコいいんですけど、どうしても部品が多くて進めにくいんですよね。
おかげで筆者の積み常連に。
今回のお題 メッサーシュミットMe410B-1/U2/R4
今回作るのはこちら
ファインモールドより
メッサーシュミットMe410B-1/U2/R4
だ。
この前作っていたBf110の最終発展型ですな。
イカした構図のパッケージだねぇ。
本当はBf110の直後に作るべきだったんだけど、諸事情でこのタイミングになった。
Me410とは?
前述の通り、この機体はドイツ軍の双発機Bf110の最終発展型だ。
とはいってもその前にMe210という航空機がある。
それも関連しているので、ここでも少し触れておこう。
あの曰くつきですか。
Bf110が生産された1937年ごろ、早くも軍からより高性能な機体が求められた。
それがMe210である。
ところがこのMe210・・・・・・
操縦性能が悪く安定性に欠け、飛行中にスピンしやすいという、欠陥機であった。
1940年のイギリス上空の戦いでBf110の性能不足が明らかになると、軍はより性能の高い機体を要求。
結局問題が多数あるにも関わらず、Me210の生産、配備が決定される。
さて、どうなるのかな?
生産中も様々な改良を施したものの、Me210のトラブルは続出。
深刻なものだったらしくBf110の生産が再開、担当のメッサーシュミット博士が軍事裁判にかけられるといった自体にもなっている。
ちなみにナチスとの関係が深かったため、メッサーシュミット博士は有罪にはならなかったそうです。
ドイツ空軍関係の話は政治力が物をいうことが多いですな。
とりあえずMe210を再設計することに。
そのため、Me310とMe410の開発が始まる。
ここで初めてMe410の名前が出てくるんだね。
先に完成したMe410が良好な性能を発揮。
これが採用され1943年1月から生産されることになる。
実際はMe210の改良型なんだけど同機の悪評を断ち切るため、新しい型番を名乗っているとか。
鉄道車両で例えるなら、国鉄の63系と72形みたいな感じですな。
まとめると・・・・・・
- Bf110 ドイツ軍の双発多用途機。
- Me210 Bf110の後継機。欠陥多数の失敗作。
- Me310 Me210の改良案その1。Me410に先を越されて試作のみ。
- Me410 Me210の改良案その2。要求を満たしていたので採用。今回作るのはこれ。
今回作るのはMe410のB-1型。
前身のA型が7.92mm機銃2挺、20mm砲2門を標準装備。
対するB型は13mm機銃2挺、20mm砲2門に変更されている。
あれ、商品名にU2/R4って書いてあるけど?
このMe410、機首の操縦席下面に爆弾倉があるんだけど・・・・・・
このスペースに様々な追加装備を搭載して、色んな用途に使われたんだ。
U2装備は爆弾倉部分に2門の20mm砲を装備。
R4装備は胴体下面に2門の20mm砲を搭載したガンパックを装備。
標準装備と合わせて、20mm砲×6、13mm機銃×2となっている。
この重装備で、主に敵爆撃機の迎撃任務に就いたんだ。
開封 パーツ紹介
長々と説明したけど、早速開封。
説明書にプラパーツの袋が2つ、デカールとクリアーパーツの袋が1つ。
袋部分を開封してプラパーツを確認します。
細かくランナーが分かれていますな。
以前組んだBf109G-6の時もそうだったけど・・・・・・
ファインモールド社は細かい派生型に対応するためか、武装のランナーを細かく分けている。
Me410も武装違いがそれぞれキット化されている。
付属デカール。
ファインモールド社の各Me410に共通のものと、本キット専用のマークで分かれています。
鉤十字もちゃんと付属。
2種類付いてきますが、本キットでは通常のものだけ使うので、白枠のほうは余りとなります。
これはなんか別のものに使えそうだね。
塗装は第26駆逐戦闘航空団の1種類。
寂しいけど、逆に迷うことなく進めることが出来る。
次回、作戦開始!
話が長くなったので、組み立ては次回から。
引っ張るねぇ。
原作漫画に追いつきそうなアニメみたいに、総集編を行うわけにはいきませんからね。
とりあえず、今回はここまで。
この記事で紹介しているキット