模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
半ば放棄されていたドラゴンのシャーマンファイアフライが前回完成しましたな。
今回はまた新たに別のキットを進めていこう。
またTwittr企画に合わせるのですかな。
いや、今回はそれの合間に進める息抜きだね。
今回のお題 タミヤ III号突撃砲G型(初期型)
今回作るのはこちら。
タミヤより
III号突撃砲G型(初期型)
だ
先月購入したやつだね。
筆者が
「タミヤのキットならすぐに完成するだろう」
などと供述しており……。
いつものことだ。
ここ最近合いが悪かったりパーツ数の多いキットが続いたから、息抜きには丁度いいだろう。
III号突撃砲G型(初期型)とは?
この車輌は以前サイバーホビーで同じものを作っていたね。
詳しくはそちらに書いてある。
III号戦車をベースに作られた突撃砲だからIII号突撃砲。
元々は歩兵支援車輌だったのですが……
戦争が進むにつれて歩兵への脅威は陣地やトーチカではなく敵戦車に。
そのため、F型以降は装甲貫徹力に優れた長砲身の75mm砲を搭載していますな。
G型は1942年末から生産されたIII号突撃砲シリーズの最終生産型。
主に戦闘室の形状を改めたんだっけ。
……そういえば以前作ったのは1943年5月生産型なんだよね。
今回作るキットはそれ以前の生産型。
わかりやすい特徴としては、車体前面の装甲だね。
1943年5月生産型では80mm厚の1枚板となっているのに対して、こちらは50mm厚の基本装甲に30mmの追加装甲をボルト留めしているのが特徴だ。
同じ80mm厚でも、やはり強度に差が出そうですな。
ちなみに80mm厚装甲の車輌が生産スタートしたときにもまだ50mm厚装甲の車輌が残っていたらしく、1943年10月ごろまで50mm+30mmの車輌が生産されていたとのこと。
ドイツ軍は常に車輌不足だったからね。
やっぱり在庫は使い切る感じかな?
今までのIII号突撃砲は多くても1形式300輌強しか生産されていなかった。
しかしG型は7000輌強が生産されている。
ベースとなったIII号戦車の生産がこの頃終了。
そのため、戦車型になるはずだった車輌やその生産設備が突撃砲に割り振られてきたのが原因のようですな。
派生型を全て合わせると生産数10000輌以上にも上る。
これはドイツ軍のなかで最も多く生産された装甲戦闘車輌とされている。
またそれと同時に、最も多くの連合軍車輌を撃破した装甲戦闘車輌とも評価されている。
常に力不足だった原型戦車とはえらい違いだね。
突撃砲は砲が回りませんが、その分車体に直接砲が乗るので強力な火砲を搭載できます。
砲塔を省略した分、生産が容易であったのもポイントですね。
中身を確認しよう
簡単に実車解説を行ったので、早速箱の中身を確認しよう。
お馴染みのサンドカラーだね。
まずはプラパーツから。
ランナー5枚と車体パーツが含まれている。
足回りは以前作ったIII号戦車N型とほぼ同様ですな。
その他パーツ。
牽引ロープ用のタコ糸、デカールにポリキャップ。
そしてベルト式の履帯。
履帯は近年お馴染みの接着・塗装が可能なタイプだね。
古いものだと接着剤が効かないポリ製ですからね。
紙媒体は説明書とTech Tips!
それと塗装図が付属する。
塗装図と10.5cm砲
塗装は3種類。
ダークイエローの単色、イエロー下地にブラウンの迷彩。
それとダークイエロー単色の10.5cm突撃榴弾砲42。
なになに?
なんか変な名前のものが。
10.5cm突撃榴弾砲42のことかい?
これは名前の通り、10.5cm榴弾砲を装備したIII号突撃砲だ。
1941年の11月ごろに、E型の主砲を換装した試作車が登場。
その後、量産型がF/8型、G型車体を用いて生産された。
今回はIII号突撃砲G型のキットなので、G型ベースの10.5突撃榴弾砲42となっている。
こちらは本来の歩兵支援車輌となっているようですな。
登場時期が長砲身型と被るからか
「対戦車戦力として引き抜かれた突撃砲の穴埋め」
として開発が始まったように見えるけど、実際はそれ以前から開発が始まっていたようだ。
今回はそちらではなく、通常のIII号突撃砲G型として組んでいく予定だ。
シュルツェンなしの、単色塗装となる。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から早速、このキットの組み立てを進めていこう。
筆者は今まで数多くのドイツ軍車輌をタミヤMMシリーズで作ってきていますが……。
実はこのキットは今回が始めてのようですね。
あら、意外。
姉妹品であるフィンランド軍仕様やB型なんかはここの開設以前に作ったことがあるようですが。
III号戦車系列も結構作っているようだし、特に問題なく進みそうな。
単色塗装、シュルツェンなしの車輌になる予定なので、そこまで苦労することはないと予想される。
詳しいことは次回にしよう。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット
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