模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はガンプラのスパイクを尖らせる方法を紹介しました。
今回は何をするのやら……。
今回は在庫崩し。
ほぼ仮組み状態で放置されていたガンプラを紹介しよう。
筆者がようやくテコ入れしてきたね。
流れ的に、再びあの機体ですな。
今回のお題 HG プロトタイプグフ(戦術実証機)
今回作るのはこちら。
ガンプラのHG MSDシリーズより
プロトタイプグフ(戦術実証機)だ。
またまた君か壊れるなぁ。
筆者によって設定同様たびたび実験台にされてきたこのグフ。
こんどこそ本格的に製作をしていくことになった。
ところでMSDってなんだろう。
MSVとの主な違いは……。
Mobile Suit Discoveryの略ですな。
公式では
「機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の世界観で展開される、MS開発秘話を描きつつもこれまで明かされなかったMSを中心としたメカニカルの考証企画」
と表記されています。
早い話がオリジン版のMSVかと。
宇宙世紀0082にジオニック社を吸収したアナハイム・エレクトロニクス社が過去の資料を漁り、一年戦争中に開発されていた未確認の機体を公表していく……
そんな形で物語が進んでいくんだ。
今回作るプロトタイプグフ(戦術実証機)はガンプラHGオリジンシリーズの第4弾として2015年9月に発売された。
価格は2022年7月現在税込み1980円。
今から約7年前だね。
仮組み品を眺めてみる
とりあえず筆者が引っ張り出してきた仮組み品を見てみましょう。
まずは前後から。
以前の記事でも少し触れましたが完全なパチ組み状態ではなく、合わせ目消しなど微妙に筆者が手を加えています。
……あれ、このグフは手が無いね。
この機体はヒートロッドやフィンガーバルカンなど、グフ用に開発された固定武装の試験に用いられたという設定だ。
なのでマニピュレーター(手首)が存在せず、各武装が腕部に直接取り付けられている。
厳密に言えば手首付の腕も用意されていますけどね。
詳しくは後述です。
間接部分は大半がオリジン版のザク系列の流用品となっている。
180度曲がる腕など、可動面は申し分ない。
ただ動力パイプが干渉するからか、胴体や脚はザクより可動範囲が狭いかな。
胸部ごと動く肩関節も特徴的ですな。
唯一違うのは肩のポリキャップ部分。
ザクでは横向きに取り付け可動時は前にせり出す形でしたが、このグフでは縦向きに取り付けられ上に跳ね上がるように動きます。
この腕部は武装が固定されているけど、着脱可能な構造になっている。
筆者はまだ持っていないから確認できていないけど、どうやら別売りのHGオリジンシリーズのモビルワーカー(マッシュ機)と共通規格で交換可能になっているとのこと。
プロトタイプグフの説明書には特に表記がありませんが……
これはモビルワーカーの方が後に発売(2015年10月)なのが理由ですな。
右腕はヒートロッド付のものの他、マニピュレーター付のものが付属・交換可能になっています。
手首は握り手と開いた手の2種類ですな。
ボールジョイント接続が主流の手首だけど、このキットは棒軸接続だね。
肉抜き穴が目立って気になるかな。
付属の武器はこんな感じ。
- ヒートロッド
- ヒートホーク
- シールド
となっている。
勿論HGUCのグフとは細かい部分が異なった形をしている。
武装紹介。
まずはヒートロッド。
真っ直ぐなものが1本付属する。
軟質素材なので、ある程度の曲げに対応可能だ。
続いてアタッチメントを交換して手首に。
ヒートホークを持たせます。
これはHGオリジンのザクシリーズと同じものだね。
収納状態、展開状態の2種が付属するところも。
収納形体は後述するシールドの他、腰部の穴にも取り付けられます。
動力パイプが干渉するので、どちらかといえば横よりも後部に取り付けるのがおススメですな。
左腕にはシールドを装備可能。
丸い穴には収納状態のヒートホークを取り付けられる。
更にヒートサーベルが取り付けられる凹みも存在。
別売りのHGUCグフ(リバイブ版)やHGBFグフR35付属のものが無改造で装備できるんだ。
勿論手にも無改造で装備可能です。
自分で改造したりして色々遊べそうですな。
HGUCのグフと並ぶとこんな感じ。
今回のプロトタイプグフは少し胸部の幅が広いようにも見えるね。
リバイブ版のグフは一度過去に製作していますな。
ここで並べているのとは別個体ですが。
そういえばプロトタイプグフってMSVにも存在するみたいだね。
MSDの中にはMSVの機体の設定を改変・リファインされたものも多数存在しますな。
MSDのプロトタイプグフはこの戦術実証機のほか、機動実証機も存在します。
機動実証機のほうはザクと同型の通常のマニピュレーター付前腕で、ブグらと同じMSマシンガンを装備しています。
2022年7月現在、機動実証機はプレミアムバンダイ限定商品となっていますが。
このMSD版プロトタイプグフをベースに、MSV版プロトタイプグフを……。
この記事を書いている2022年7月現在、材料となるキットを揃えるほうが大変なんだ。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から実際に各部手を加えて進めていく予定だ。
見た感じ可動なんかはまったく問題なさそうだけどね。
実は筆者がガシガシ動かして遊んでいたところ、脚の動力パイプを一度折ってしまったようです。
なのでその辺りの改造を行うことになるかと。
違和感をなくすために、頭部や胴体の動力パイプも置き換え予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット