HGBF ドムR35 製作記③

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ガンプラ製作記録
アドルフ
アドルフ

ガンプラのHGBF、ドムR35を作っていきましょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

前回は頭部と武器に手を加えた。

今回は筆者が本キットで最も気になっている、脚部に手を加えてみよう。

レーナ
レーナ

なんか接地性があんまり良くないんだっけ。

アドルフ
アドルフ

「ドムのキットにハズレなし」

とよく言いますが……。

ヴァルダ
ヴァルダ

2015年時の最新フォーマットに合わせているはずなんだけど、それと重量級の本体が噛み合っていないように感じるね。

とにかく、その辺りの改善を試みよう。

それでは作戦を再開する。

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脚部の製作

アドルフ
アドルフ

こちらが本キットの脚部。

近年のキットらしく、股関節はロール可動付きの棒軸となっています。

ボールジョイント式の本家HGUCドムとは互換性がありませんので注意です。

レーナ
レーナ

というかこのキット自体がHGUCドムの流用をしないで、完全新規品なんだよね。

足首なんかも少し細長く造形されているし。

足首関節を改造してみよう

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者がこのキットで最も気になっているのが、この足首関節。

スネ側のジョイントが前後にしか可動しないのもあって、接地性が悪い。

今回はここをメインに手を加えていく。

アドルフ
アドルフ

使用しているポリキャップが角型のPC-002の8番。

これは交換する必要が高そうですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

当初は長いダブルボールジョイントにすることも考えた。

しかしこれでは見た目があまりにも貧相だったので、別の案を考えることに。

アドルフ
アドルフ

画像は以前も使った、ウェーブのプラサポシリーズですな。

ただここでは合わなかったようで。

レーナ
レーナ

この足首部分って外からある程度見えるから、見栄えも重要というか。

なんか上から軸部分にカバーを被せるとかは?

アドルフ
アドルフ

それも考えましたが、軸部分を太くすると周りのパーツに干渉。

結局可動範囲が狭くなるという問題が発生しまして。

レーナ
レーナ

可動と見栄えの両立……。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者が散々悩んだ結果、こんな感じのものが出来上がった。

今回はこれを採用することに。

レーナ
レーナ

なんか足首関節が大幅に改造されているね。

これは……。

ヴァルダ
ヴァルダ

片足部分がまだ残っているので、それを例に詳しく見ていこう。

使用した材料

ヴァルダ
ヴァルダ

まずは使用した材料紹介。

左側から順に

  • ホビーベース 関節技ダブルボールジョイント
  • ホビーベース ロールスイングジョイント(中)
  • コトブキヤ マイナスモールドII

だね。

それと画像右下にある、ジャンク品のポリキャップ。

おそらくガンプラのPC-001の3番

似たような形のPC-123のC番でもいけるはず。

とにかく5mm径のボールジョイントを接続できるものを用意だ。

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レーナ
レーナ

なんかたくさん部品が。

アドルフ
アドルフ

筆者がとりあえず購入したものの、いい案が思いつかず放置しまくっていたものですな。

画像左の関節技は中サイズのダブルボール部分のみ使用します。

ロールスイングジョイントに片側ボールジョイントをダブルボール化できるパーツも含まれていますので、そちらで代用しても大丈夫ですよ。

レーナ
レーナ

というか、この記事を書いている2024年10月現在、ネットショップとかを見ても関節技のダブルボールジョイントが見当たらないんだよね。

ロールスイングジョイント付属のをダブルボール化したほうがいいかも。

ヴァルダ
ヴァルダ

使用するパーツを抜き出すとこんな感じに。

  • 関節技→中サイズのダブルボール
  • ロールスイングジョイント→通常型のジョイント受け一式
  • マイナスモールドII→薄いタイプの4.0mm径
  • ポリキャップ→そのまま

いった感じに。

アドルフ
アドルフ

マイナスモールドは実際のところ5.0mm径がぴったりですな。

今回は手持ちの5.0mm径がなかったのと、4.0mm径の在庫が余っていたのでそちらを使用。

使用する際も問題なかったので、4.0mm径で進めてみましょう。

スネ側の加工

ヴァルダ
ヴァルダ

材料が揃ったので、早速改造開始。

まずはスネ側の改造。

元から装備されているPC-002の8番を、用意したPC-001の3番に交換する。

そのままでは幅が合わないので、ポリキャップ軸受けの部分を削って合わせよう。

レーナ
レーナ

切削すると元に戻せなくなるから、ここは慎重に……。

アドルフ
アドルフ

他に筆者の手持ちでPC-001の3番の代わりになりそうなものは……

ウェーブのBJ-05ボールジョイントでしょうか。

本来はプラサポシリーズと組み合わせて使うものですが……

軸径3.0mm、ボール径5.0mmなのでここで代用品になりそうです。

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ヴァルダ
ヴァルダ

手持ちのBJ-05で筆者が今試したところ、横軸のはめ込みが少しキツかった。

軸の受け部分を3.0mm径ピンバイスでさらってやるなどするといいだろう。

今回は在庫処分のため、ガンプラのポリキャップを使うけどね。

とりあえずスネ側の改造はこれで完了。

足首側の加工

ヴァルダ
ヴァルダ

一方足首側はこんな感じに。

まずは先ほどの部品を組み合わせる。

  • ロールスイングジョイントは説明書どおりに組む
  • ダブルボールはロールスイングの受け部分にはめ込む
  • マイナスモールドは角度をつけて、ロールスイングの軸を隠すように接着

といった感じに。

このマイナスモールドを貼り付けた方が後ろ(カカト側)になる。

レーナ
レーナ

ホビーベース製品はABS製で、マイナスモールドはプラ製。

異素材だから接着にはアロンアルフアがいいかな。

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アドルフ
アドルフ

軸部分を固着させないように注意です。

組む前に

  • ボール受けの軸部分を少し短く切る
  • ロールスイングジョイントを組む前にマイナスモールドを貼り付ける

などの対処をしておくとよいかと。

ヴァルダ
ヴァルダ

詳しくは後述するけど、ジョイントの前側はこの後削って調整する。

ジョイント受け部分はまだ接着せずに進めるといいだろう。

ヴァルダ
ヴァルダ

ここから足本体に手をつける。

まずは本来のポリキャップ、PC-002の7番を外す。

レーナ
レーナ

このポリキャップは使わないんだ。

アドルフ
アドルフ

PC-002の7番は4.0mm径のボールジョイントなので今回の5.0mm径には非対応ですな。

5.0mm径のに交換も考えましたが、この位置では今使っているボールジョイントでは短すぎて届かないという。

レーナ
レーナ

それで長いボールジョイントを使おうとしたら、さっきみたいな見栄えの悪いものになったってことかぁ。

ヴァルダ
ヴァルダ

なので受け側の位置を高くすることで、ボールジョイントは短いままでも接続できるようにするんだ。

アドルフ
アドルフ

可動とは関係ありませんが……

足裏パーツが外しにくい構成となっています

足裏の接続ピン受け部分に穴を開けて、外しやすいようにしておくといいでしょう。

ヴァルダ
ヴァルダ

当初はそのままジョイントを足上部に接着することを考えたけど……

案の定、強度不足で可動時に外れることがわかった。

なのでジョイントを足パーツへ埋め込む形に。

元のポリキャップ用の穴を広げて、そこにジョイントがはまるようにしよう。

アドルフ
アドルフ

内部に丁度仕切りのようなものがありますな。

パーツの保持に丁度よさそうなので、ここを基準にすると良いかと。

ヴァルダ
ヴァルダ

いきなり切削は大変なので、まずはピンバイスで穴開け。

その後、各工具で切削するといいだろう。

ヴァルダ
ヴァルダ

切削後はこんな感じに。

大体「奥行き10mm×幅7mm」ほど。

側面はほとんど削る必要がなく、微調整程度。

「前→後ろ→両側面」の順番で大まかに削って、微調整するといいだろう。

レーナ
レーナ

切削には大まかにニッパーを使って、その後はデザインナイフで形を整え、最後ヤスリで仕上げ。

刃物をガシガシ使うから怪我には注意だよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

はめ込むとこんな感じに。

ジョイント部分がABS製というのもあって、粘り気が強め。

ぴったり削れば接着剤を使わなくても、はめ込むだけで保持してくれる。

アドルフ
アドルフ

ここでもう一加工。

ジョイントの前側が前にはみ出て、そのままだと足首を組んだ際に濃青色のA8番パーツ内側に干渉します。

画像で黒く示した辺りを軸含めて削り、ツライチにしましょう。

レーナ
レーナ

分厚いABS製のパーツだから、保持力はかなり高め。

ちょっと削るぐらいなら大丈夫だよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

これで足首関節の改造は完了。

可動・見栄え・保持力を向上させることができた。

アドルフ
アドルフ

強いて言うなら、角度次第でスネ側のポリキャップが見えるぐらいですな。

気になる人はカバーでも自作するとよいかと。

アドルフ
アドルフ

在庫にもう1機ドムR35があったので比較。

左側が加工前

右側が加工後ですな。

接地性が増したので、低く構えることができるようになりました。

レーナ
レーナ

……もう1機持っていたんだ。

アドルフ
アドルフ

現在手を加えている方は発売直後に購入。

もう1機は確か2016~18年のどこかで、武器がもらえるキャンペーンの際に購入したはずです。

ヴァルダ
ヴァルダ

武器キャンペーン目的の他に、筆者は改造機でも作ろうかと考えていたみたいだ。

今回の1機目同様に、可動範囲とかの問題が解決せず放置していたというやつだけどね。

レーナ
レーナ

今作っているのが完成すれば、問題の大半は解決するんだよね。

そのうち2機目も記事ができるかな?

バーニアユニットの裏を埋める

アドルフ
アドルフ

もう一つ気になった点が。

カカト側のバーニアユニット。

裏側がスカスカです。

バーニアユニット基部が中空なのは不自然と判断し、1.0mm厚のプラ板を切り出して簡易的に埋めました。

レーナ
レーナ

ここもよっぽど跳ね上げたりしない限りは目立たないんだけどね。

とりあえず前から見える部分だけフタをしておくよ。

ヴァルダ
ヴァルダ

フタをする部分は凹型になっている。

先に正方形に切り出し、その後凹んだ部分を削って再現するといいだろう。

オモリを追加する

アドルフ
アドルフ

このキットは重心が後ろ寄りだからか、ひっくり返ることが気になりました。

なのでダイソーで手に入れたワリビシタイプのオモリをつま先内部にセット。

瞬間接着剤で仮留め後、前回も登場したタミヤのエポキシパテを充填して固定します。

レーナ
レーナ

元は筆者が飛行機模型用に確保していたものだね。

こんなところで使うとは……。

今回の戦果

アドルフ
アドルフ

クローの肉抜き穴部分は前回埋めていますので省略。

これで脚部の組み立ては完了です。

レーナ
レーナ

長かったなぁ。

ヴァルダ
ヴァルダ

予想以上に手を加える箇所が多くなってしまった。

長くなったので今回はここまで。

次回は残る胴体と腕部の製作になる予定だ。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で作っているキット

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