模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回は遅れていた2機目のスーパーモデル製、マッキMC.205ヴェルトロが完成しました。
今回は……。
久々にガンプラを組む。
筆者の在庫にある仮組み放置品をサルベージしてきたので、まずはそれの紹介だ。
先月はガンプラを組んでいなかったね。
先々月のグフ以来というか。
筆者はここの5周年目に
「今年度はガンプラを強化する」
とか言っていましたが、まったくその通りになっていませんな……。
今回のお題 HGBF パワードジムカーディガン
今回作るのはこちら。
ガンプラのHGBFシリーズより
パワードジムカーディガンだ。
みんな大好きフミナ先輩の最初の愛機だっけ。
まだSD使いになる以前のフミナ先輩の愛機ですな。
名前の通り0083に登場したパワード・ジムの改造機です。
……ガンダムタイプではない脇役試験機を選ぶとは、なかなか渋いチョイスに感じますね。
このキットはHGBFシリーズの第弾として2014年の10月ごろに発売された。
価格は2025年2月現在、税込1980円。
以前も少し触れたけど、バンダイは2025年4月以降の再販ガンプラ値上げを発表している。
なのでこのキットもそれ以降の再販では少し値上げするかもしれない。
このキット、再販頻度はどの位だっけ。
筆者の購入はいつ頃かな?
筆者のビルド系キットに関しては発売直後に購入したものと、2016~18年辺りの武器セット配布キャンペーン期間中に購入したものがほとんどです。
今回のキットは確か発売直後に購入したもののはずですな。
となると約10年の放置かぁ。
当時の筆者が本格的な製作をするには荷が重かったようで。
地味に多いアーム部分の整形を想像して足踏みしていたようです。
ボックスアート、マシンガンの後ろにチラッと写っているザクIIIが気になるなぁ。
確かビルドファイアーズトライの冒頭で、このジムの友軍として出撃していた機体のはず。
まだトライ・ファイターズ結成前の出来事だ。
仮組み品簡易レビュー
まずは前後から。
独特なバックパックは基部を新規パーツに差し替え、そこにアームを接続する形にしている。
ただこのバックパックのせいか、素立ち時でも重心が後ろ寄りで転倒しやすい。
製作時はオモリを仕込んで調整をするか検討中だ。
アーム部分はこの時期新たに導入されたKPS製。
一方本体の関節は原型のパワードジム同様ABSとなっていますな。
関節周りの構造は基本的に原型のHGUCパワード・ジムと同様。
あちらは2006年発売だけど、ヒジに二重関節を採用しているなどして可動範囲は広めだ。
原型は2006年発売だけあって、L字のABS製パーツによる肩関節・ボールジョイント式の股関節などやや古い構成となっていますな。
ただ可動範囲は当時のものでも広いほうだったので、2014年発売の本キットでも遜色ないものとなっています。
寧ろ筆者は可動範囲が広くなったものの、複雑化した2020年代のガンプラが少し苦手みたいな。
- 部品が薄くて細かく、破損しやすくなった
- ポリキャップなどの共通部品が少なくなったので、修復時の部品交換がしづらくなった
- ポリキャップレスのものが増えたので、塗装時の持ち手差込みに悩むようになった
と感じているようだ。
破損に関しては、リバイブ版ザクで一回やっていたね。
付属品確認
このキットは原型機と配色が変わっており、その都合で一部機体色をシールで補うことになっていますな。
脇腹の白い部分や股間のV字マーク周りが顕著かと。
ガンプラではあまり見かけない、本体色のパステル調イエローをどう再現するかがポイントだ。
キット付属の塗装レシピでは
- ホワイト70%
- イエロー15%
- ライトブラウン10%
- オレンジイエロー5%
となっている。
なんか複雑な塗装レシピ。
1ビンで済むような丁度いい色はあったかな?
付属する手持ち武器はビームマシンガン。
それと肩に装備されたビームサーベル用の刃が2本。
ごっちゃになっていた筆者の在庫サーベルから掘り出してきたものだけど、確かこの色だったはず。
古いものですともっと濃いクリアーピンクですが、この時期のは淡いクリアーピンクのものだったはずですな。
手首は
- 右銃持ち手
- 右握り手
- 左平手
となっています。
左の握り手は?
そんなものはない。
原型機のキットでもこの手首パターンのだったけど、残念ながらこのキットもそれを引き継いでしまっている。
その間に発売されたジム改やジム・カスタムなんかでは新規パーツで手首が追加されていたけど、それらもない。
どうりでボックスアートでは左手が開いたポーズになっていたわけだ。
ただ追加パーツだと左手は完全な握り拳しかないから、どっちにしろビームサーベル二刀流はできないんだよね。
真ん中の白いパーツはなんだろう?
スタンド・ベース類の接続用ジョイントですな。
このキットは原型機同様、股間下にある角型の穴で別売りスタンドと接続する方式となっています。
アクションベース2など比較的古いものですと角型穴でそのまま接続できますが、近年のベースは丸穴用の軸しか対応していないものがあるようで。
そのベース側の丸穴用軸と本体の角穴を接続するためのものだそうです。
筆者はアクションベース1と2しか持っていないから、実際に検証したことはないんだけどね。
組み立て説明書にはこのジョイントパーツの使用例として
「HGBC GPベース(別売り)に対応しています」
と表記がある。
武器を持たせてみる
とりあえず武器を持たせてポーズを。
まずはマシンガン。
このキット向けの新規パーツとなっています。
代わりに原型キットに付属したマシンガンとバズーカは付属しませんが。
手首の規格自体は2000年代後半~2010年代前半のジムやガンダムキットと同じみたいだね。
無改造で流用可能っぽいし、武器を交換して遊んでも面白そうな。
ビームサーベルは原型機ではバックパックに1本のみでしたが、今回は新規パーツを追加し2本になって肩に移設。
肩のサーベルラック部分は回転し、手の近くに引き寄せることもできます。
近年のキットはもっと長いサーベル刃のものも多い。
高出力化されたということで、それらに交換しても面白そうだ。
両腕には小型ガトリングを装備。
カバー部分を差し替えることで、収納時と使用時を選ぶことができます。
この装備は配置からして、ガンダムNT-1ことアレックスの影響を受けていそうですね。
接続は前腕にあるジョイント穴部分に、ガトリング側の軸を差し込むだけだね。
となると、同じ前腕のジム改とかにもそのまま取り付けられる感じかな?
このキットの関連商品として、HGBCシリーズにパワードアームズパワーダーなるものがある(2025年現在、オプションパーツセットに移籍)
本キットのアームやマシンガン、ライフルがセットされているんだけど……
新パーツとして、本キットのものとは少し外装の異なる腕部ガトリングもセットされている。
それを使えば、本キットを潰さずに他キットにも武装を流用できるんだ。
パワードジムカーディガン付属のガトリングは腕部外側を囲むような外装になっていますが、パワードアームパワーダー付属のものは平面のシンプルな外装になっていますな。
より他キットのカスタマイズをしやすい形状かと。
バックパックはKPS製のアームが装備され、そこにシールド2枚とライフルが接続されています。
シールドを前面に展開しつつ射撃をするなど、アームのおかげで様々なポーズをとることができたりしますな。
シールドは原型機では1枚のみの付属。
今回は新規でもう1枚付属する感じだね。
シールドもライフルも3mm丸穴で接続しているから、他の武装に交換しても面白そうな。
先ほども触れたパワードアームパワーダー。
あちらにはパワードジムカーディガンには付属しなかった、3mm棒軸と接続できる大型ガトリングやミサイルのパーツも付属する。
なので他キットの改造のみならず、このジム自体の改造もできるのが利点だ。
筆者もここの開設以前に購入して、ガトリングとかを使っていましたな。
まだ改造した後の残骸がどこかに残っていたような気がします……。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から本格的に手を加えていく。
本体はパワード・ジムと同じだから、後ハメ加工とかはそれらと同じ流れかな?
ジム改やジム・カスタムと、筆者は同系キットは何度も作ってきたからそこは苦労しないはず。
ジム改などと異なる、今回のキット独自で筆者が特に気になっている部分は
- 重心が後ろ寄りでひっくり返りやすい
- 手首がパワード・ジム同様少ない
といったところだ。
その辺りの改善を検討しよう。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット