模型大隊戦闘日誌、始まるよ!
前回はHGUCのケンプファーを使って、モノアイ可動化改造を紹介しました。
今回は……。
通常のプラモ製作記に戻る。
そのケンプファーを作っていこう。
まずは仮組み品チェックだ。
ジオニストの筆者らしいチョイスだね。
最近は非ジオン系が多かったけど。
どちらもまだまだ在庫がたくさんあります。
早く完成させていきたいところですな。
今回のお題 HGUC ケンプファー
今回作るのはこちら。
ガンプラHGUCシリーズより、ケンプファーだ。
0080ポケットの中の戦争で登場した強襲型MS。
同作のMSは基本的に初代に出てきたもののデザイン違い(プラモ化の際に別機体に) だったそうですが、このケンプファーは同作オリジナルデザインの機体ですな。
ケンプファーとはドイツ語で「戦士」や「闘士」といった意味。
劇中ではジオンの特殊部隊サイクロプス隊が新型ガンダム(アレックス)破壊作戦に1機投入されている。
0080の機体はHGUCの40番台前後から頻繁にラインナップされたよね。
ケンプファーはかなり後のほうになって発売された気がするけど。
ケンプファーはHGUCシリーズ第89弾として2008年8月にラインナップされた。
価格は2022年12月現在税込み1980円。
仮組み品簡易レビュー
まずは前後から。
腰部のスカートアーマーは装備されておらず、各部にバーニアやウェポンラック取り付け穴があるのがよくわかる。
肩部分や胸部のバーニアなんかは黄色い成型色で再現されていますが、それ以外は再現されていませんな。
自分で塗り分ける必要があります。
肩のバーニアは挟み込み式なんだよね。
ここは合わせ目消しとの両立をどうするか……。
可動範囲はこんな感じ。
ヒジはABS製で100度ほど曲がる。
ヒザはプラ製関節。
こちらはモモの後部にバーニアがある都合上、そこまで曲がらない。
ヒザ立ちは難しそうだね。
見た感じヒザ関節だけプラ製で、それ以外の関節やウェポンラックはABS製みたい。
胴体の構造はこんな感じ。
胸部・腹部・腰部に分かれており、接続部分はボールジョイント。
上体を引き起こしたケンプファー独特の滑走状態も再現できる。
股間部分にはカバーを外すとスタンド接続用の穴があるね。
3.0mm径の丸穴対応だよ。
手首は
- 右握り手
- 左握り手
- 右銃持ち手
- 左銃持ち手
- 左平手
の5個。
バズーカ両手装備を再現できるようにか、この頃の製品には珍しい左銃持ち手が付属する。
専用ショットガンのグリップに合わせてか、同時期の銃持ち手とは少し形状が異なるようですな。
手首や武器の流用時は注意です。
付属シール。
ホイルシールはモノアイのほかアンテナとスパイクの白帯用。
マーキングシールは胸部のジオン国章と頭部左右に貼るサイクロプス隊部隊章だ。
今回はサイクロプス隊所属機とは別個体という設定で作るので、シールは使わない予定です。
モノアイなんかも前回工作したとおりになりますので使いません。
ケンプファー最大の特徴である大量の武器。
劇中で使用したものはすべて付属する。
- ビーム・サーベル×2
- シュツルム・ファウスト×2
- ジャイアント・バズ×2
- ショットガン×2
- チェーンマイン
となっている。
各装備のラックも付属するみたいだね。
ショットガンは2つ付属しますが、グリップは4つ付属。
ストックのあるものとないものが2つずつとなっています。
まずはビーム・サーベル。
刃はクリアーパーツとなっている。
わかりにくいが、設定ではモモの外側バーニア上部にある丸いディティール部分にセットされている様子。
この当時って黄色いサーベルパーツが珍しかった気がするね。
筆者は後にドラッツェ付属のを大量に手に入れたようだけど。
接続部分は他のガンプラと同じような規格です。
HGUCのゲルググ辺りにも流用可能ですな。
続いてシュツルム・ファウスト。
こちらは付属のラックでスネ側面にセット可能だ。
ガンプラでは他にも様々なMSにセットされているけど、それらとはまた違った形状をしている。
単なるデザイン違いなのか、生産時期が違う設定なのか……。
これと同じデザインのものは他キットではHGUCのザク地上戦セットに付属します。
本体だけでなく、3mm径の穴にセット可能なウェポンラックもついてきますな。
続いてジャイアント・バズ。
2つ付属し、専用のラックを使って背部にセット可能。
ちなみにこのジャイアント・バズ、設定上はリックドムIIのものと同型のようですが……
模型では同スケールでもサイズが全く異なります。
上が今回のHGUCケンプファー付属品。
下がHGUCリックドムII付属品です。
背部に担ぐ都合で多少デザインが違うのはわかるけど、大きさが……。
ケンプファー用のはグリップが細く他MSへの流用がしやすいけど、砲口まで一体成型で真っ二つになっている。
整形時に少し手間がかかりそうだ。
余談ですが2008年8月はこのケンプファー発売時に、既存のHGUCリックドムIIの成型色変更品としてライトグリーンのリックドムIIが同時発売していますな。
専用ショットガン。
2個付属。
内1つは腰部背面にラックで装備できる。
先ほど触れたとおり、グリップはストックの有無で選択可能だ。
他のMSにも似合いそうだね。
ただグリップの形状が独特だからか、そのままでは流用が難しいという。
要改造ですな。
もしくは手首ごと交換という。
チェーン・マイン。
要するに紐にたくさんの吸着地雷がついたもの。
劇中では起動したガンダムアレックスに対して使われたけど……。
吸着地雷……
ツィンメリット・コーティングで対抗したくなるね。
紐部分はリード線。
自由に曲げて使うことが可能です。
大量にウェポンラックが付属するので、フル装備にすることも可能だ。
非常にボリュームのあるキットといえる。
ちなみに設定上不要になった武器はラックごと投棄できるようになっていうとか。
ビーム兵器はサーベルのみ。
ジェネレーター出力を推力優先にしたためだとか。
次回、製作開始!
今回はここまで。
次回から各部の整形・改造を行っていく。
そういえば筆者の在庫を漁っていたらもう1機出てきたんだけど。
そっちは発売直後に購入したものです。
途中まで手を加えたものの、何かあったのか遺棄してしまったようですが。
2008年発売ってことは14年放置……。
今回作るのは……。
確か2018年ごろかと。
4年ぐらい前の購入ですな。
筆者がヤマダ電機のボーナスポイントやキャンペーンの武器目的で、ダブルオーダイバーとかと一緒に購入していた気がするね。
2010年代半ばから後半にかけて、ガンプラは武器セットがもらえるキャンペーンがありましたからね。
その分筆者の手持ち在庫が増えたわけですが。
とりあえず今回は何も手をつけていない後発のものから作って、どのような構造のキットなのか紹介していく予定だ。
余裕があったらその遺棄したものもレストアするかもしれない。
続きは次回!
この記事で紹介しているキット