HGUC ゲルググキャノン 製作記①

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ガンプラ製作記録
レーナ
レーナ

模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

アドルフ
アドルフ

前回は筆者が組みかけで長年放置していた、T-34/85が完成しました。

今回は……。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者の士気が高まってきた。

なのでお待ちかね。

ようやくゲルググを作る気になったので、今回はそれの紹介だ。

レーナ
レーナ

おー、ようやく筆者が作る気になったみたいだね。

やっぱ最新キットは早く作らないと。

アドルフ
アドルフ

最新キット……?

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今回のお題 HGUC ゲルググキャノン

ヴァルダ
ヴァルダ

そんなこんなで今回作るのはこちら。

HGUCよりゲルググキャノンだ。

キットはいわゆるコンパーチブルキットとなっており

「量産型ゲルググ(ゲルググA型)/ゲルググキャノン(ゲルググC型)」

を選んで組み立てる方式になっている。

筆者は2機保有しており、紹介のためそれぞれ別のタイプにしている。

今回はタイトル通り、キャノンから組んでいこう。

レーナ
レーナ

……いや、今はこのゲルググじゃなくて、GQ版のゲルググでしょ。

アドルフ
アドルフ

筆者の手持ちには本家のゲルググしかありません。

他には中途半端に手をつけられたシャア専用機と、この前も少し出てきたシーマカスタムのマリーネぐらいしか……。

ヴァルダ
ヴァルダ

筆者もジークアクスは視聴しているけど、あのシリーズのガンプラは購入していないんだ。

例によって、手持ちの在庫品を処理していこう。

……改めてキット概要を。

このHGUCゲルググはHGUC第76弾として2007年3月頃に発売された。

価格は2025年5月現在、公式HPによると税込み1760円。

……この値段、まだ2025年4月以降再販品の値上げが反映されていないような気がするけどね。

アドルフ
アドルフ

2025年5月現在、公式の価格改定商品一覧にもこのキットの名前は見た感じ掲載されていませんな。

おそらく次の再販でもう少し上がるかと。

レーナ
レーナ

昨今の混乱を踏まえてか、今は詳細な再販予定は公開されていないんだっけ。

ヴァルダ
ヴァルダ

そういう情報は筆者も不明なので、ここでは置いといて……

キットとしては新規品ではなく、先行して2006年10月頃に発売されたシャア専用ゲルググの派生品。

成型色を変更し、各部新規パーツを追加した形となっている。

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アドルフ
アドルフ

初代ガンダム系列でも終盤でのHGUC化ですな。

この後2007年中にアッガイやゾックが登場して、初代のMSは全てHGUC化することに。

仮組み品簡易レビュー

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はサルベージしてきた仮組み品を見てみよう。

選択式で筆者は2機保有しており、現在はA型とC型それぞれの状態にしている。

今回はC型・ゲルググキャノンを組む予定だけど、ついでなのでA型の量産型ゲルググも見ていこう。

レーナ
レーナ

ゲルググってキットによって太かったり細かったりとシルエットが安定しない気がするんだよね。

今回はやや太めというか。

アドルフ
アドルフ

ザクなど同様にTVアニメ版をイメージしてか、モールド類は少なめ。

キットでは追加されることの多い肩のスラスターも、このキットはアニメ版に合わせてか存在しませんな。

レーナ
レーナ

量産型ゲルググはほとんどシャア専用ゲルググの色替えだね。

頭がアンテナなしになったぐらいというか。

ヴァルダ
ヴァルダ

そしてもう一つがC型・ゲルググキャノン。

今回はこちらで組む予定だ。

初出はTVアニメ終了後のMSV。

設定上は濃淡グレーの塗り分けや、グリーン&イエローのスプリッター迷彩の機体があるけど……

今回のキットでは成型色の都合で、ノーマルのゲルググカラーとなっている。

確かこのカラーリングでのキット化は初めてのはず。

アドルフ
アドルフ

別売りのガンダムデカール、HGUCジオン用4にゲルググ用のデカールが収録されていますが……。

それを使えばMSVのマーキングで作ることも可能ですな。

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レーナ
レーナ

こっちはシャア専用機とは違って、大幅に部品を追加した感じだね。

バックパックや両腕の武装、移動したビームナギナタのラックなどなど……。

そういえば頭部も形が変わっているんだっけ。

アドルフ
アドルフ

設定上は射撃用のカメラが追加されているというやつですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

分解して関節を確認。

肩関節はポリキャップとパーツの組み合わせで十字方向に動く。

股関節はボールジョイント式。

ボール直径が太い(おそらく6mm)であり、ザクや他のゲルググJ,Mなどとは互換性がないので注意だ。

アドルフ
アドルフ

ヒジはポリキャップなしのパーツを挟み込むだけ。

ヒザもポリキャップなしですな。

挟み込み式なのが難点ですが……。

レーナ
レーナ

関節は全部ABSだよね。

ヴァルダ
ヴァルダ

それについても情報が。

元々この量産型ゲルググ/ゲルググキャノンとシャア専用ゲルググは関節がABS製だった。

ただ近年再販された現行の同キットでは、そのABS製パーツがKPS製パーツに変更されたとの報告が入っている。

筆者はまだ変更後のキットを手にとってはいないんだけど。

アドルフ
アドルフ

どうもプレミアムバンダイでこのキットの派生品であるリゲルグだかジョニー・ライデン専用ゲルググだかが発売されたときに変更され、それが一般販売のゲルググ2種にも適用されたとのことですな。

筆者はそれらのキットを持っていない上に、プレミアムバンダイの会員ではないのですが……。

レーナ
レーナ

……本当に筆者はガンプラファンなのかなぁ?

アドルフ
アドルフ

筆者は確か在庫に旧MSVのジョニー・ライデン専用ゲルググを抱えていたので……。

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ヴァルダ
ヴァルダ

可動で特筆すべき点は、腹部と胸部の間にボールジョイントが追加され、さらに腰アーマーが分割されたこと。

特に後者はこのタイプのゲルググでは初めてのことだったはず。

アドルフ
アドルフ

従来のキットですと平面構成だったゲルググJでは分割されていましたが、ノーマルゲルググに近いスタイルのマリーネでは一体成型でしたな。

おかげで筆者は少し前に分割工作で大変な目にあったわけですが。

レーナ
レーナ

Jも腰の分割はされていたけど、肩は棒軸で胸部と腹部の間も非可動だったね。

それらの問題が解消されたというか。

ヴァルダ
ヴァルダ

この状態ではわかりにくいけど、モノアイも左右に可動する。

これもHGUCゲルググ系列としては初めてだ。

ヴァルダ
ヴァルダ

今回は使わないけど、付属のシール。

モノアイは下地の黒い部分と一体化になっているものか、モノアイ本体部分のみかの選択式。

それと「エ」のシールはゲルググキャノン頭部のカメラ部分だ。

アドルフ
アドルフ

マーキングシールは付属せず。

この頃はまだ一般的なものではなかったというやつですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

付属のオプション類。

手首は

  • 右握り手
  • 左握り手
  • 右銃持ち手
  • 左平手

となっている。

この頃のキットは手首を削りがちだったけど、ゲルググは最低限のものが揃っているので安心して欲しい。

レーナ
レーナ

筆者はまだヒートホークを握れないザクII改のことを根に持っているのかな?

アドルフ
アドルフ

その他の装備は

  • A型用頭部(アンテナ有無の選択)
  • C型用頭部(こちらもアンテナ有無の選択)
  • ビームライフル
  • ビームナギナタ
  • ナギナタのアタッチメント2種類
  • シールド
  • キャノンパック
  • 3連ミサイルランチャー
  • バックラーシールド

ですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

原型であるシャア専用ゲルググよりも僅かに高いだけで、C型用装備やアンテナなしのA型頭部が追加されているという豪華なものとなっている。

無論、これらはシャア専用機にも無改造で取り付け可能だ。

レーナ
レーナ

頭はA型とC型で一部部品が共用と思いきや、完全に別々なんだよね。

付け替えも簡単というか。

アドルフ
アドルフ

筆者が仮組み済みなので、説明書のパーツリストを。

表記通り、筆者の手持ちはDランナーがまだ旧来のABS製パーツとなっています。

情報によると、現行品ではこれがKPSになっているようですが。

レーナ
レーナ

成型色の都合なのか、関節じゃないシールド表面とかまでABS製になっちゃっているんだよね。

ところでABS時代のものというと、これまた随分と長い間放置していそうな。

アドルフ
アドルフ

パーツの切り口からして、おそらく2機の内の片方はゴッドハンドのニッパー導入前ですな。

なので15年近く前からの放置品かと。

レーナ
レーナ

これまた随分放置しているなぁ。

ヴァルダ
ヴァルダ

詳しくは後述するけど、このキットは塗装派にとって非常に厳しい仕様なんだ。

これ以前も筆者はゲルググを数機組んだけど、途中で納得のいく仕上がりにならなそうに見えたので完成には至らず。

解決の目途が立たなかったので、その後にやってきた今回の個体は仮組みしてからそのまま手付かずで放置されていた。

ポーズをとってみよう

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえず付属品を使いポーズを取りつつ、可動チェック。

まずはA型装備。

ビームライフルから。

レーナ
レーナ

肩の可動軸のおかげで、両手持ちも難なくできるね。

平手は元々ナギナタ向けなのか、ちょっと力んだようにも見えるけど。

アドルフ
アドルフ

キットによってはこのビームライフルは2本指トリガーとなっていますな。

今回のキットでは1本指トリガー。

そのお陰で、他の武器にもそのまま使えるわけですが。

ヴァルダ
ヴァルダ

この銃持ち手、プラ製のわりに出来は非常にいいんだけど脆い。

特に親指と中指の間部分が虚弱で折れやすい。

実は筆者も撮影中に折っている。

レーナ
レーナ

2006~7年発売っていうと、この出来のいい手首が出てきたばかりだよね。

2020年代になってからは、また簡略化したタイプに逆戻りしている気がするけど。

アドルフ
アドルフ

続いてビームナギナタとシールド。

ナギナタはゲルググ特有のハルバード型で、双方向が出るタイプとなっています。

刃はクリアーイエロー成型ですな。

レーナ
レーナ

ライトセイバー感があるのがいいよね。

設定上は使いにくかったみたいだけど。

ヴァルダ
ヴァルダ

キットとしては柄がやや細く、ぐらつきやすいのが難点。

両面テープなどで固定してしまってもよさそうだ。

アドルフ
アドルフ

シールドは手持ちグリップがなく、腕の接続穴に取り付けて使用する方式。

接続軸は腕と背面双方に合わせるためか、軸回転して太さを2タイプを切り替えられます。

ヴァルダ
ヴァルダ

シールド裏には凹みが2箇所設けられている。

背面にセットするナギナタのアタッチメントパーツを、ここに取り付け可能だ。

アドルフ
アドルフ

股関節部分のカバーを外すとスタンド用の接続穴が出現。

本キットのものは角型タイプですな。

画像のような同時期のHGUCキット付属品の他、アクションベース2なんかが丁度良いかと。

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レーナ
レーナ

ここで作ったものだとヅダやパワード・ジムも同じだったね。

そういえばナギナタのビーム刃が違うものになっているような。

ヴァルダ
ヴァルダ

ビームナギナタ、刃の取り付け穴部分は通常のビーム刃とほぼ同じとなっている。

なので他キットのものを流用すれば、通常の細長いタイプにすることも可能だ。

クリアーイエローのビーム刃はHGUCのケンプファーやドラッツェに付属するので、それらから持ってくるといいだろう。

アドルフ
アドルフ

続いてゲルググキャノン。

頭部をキャノン用に変更し、バックパックと前腕も武装を変更。

それぞれ通常型の装備を取り外し、そこに出来た接続穴に軸を通す形で装備することに。

レーナ
レーナ

ナギナタは元々の装備位置にバックパックが来るから、腰部に移動。

そこにあるパネルを外して、C型用のアタッチメントを取り付ける形だね。

アドルフ
アドルフ

キャノンは基部にポリキャップが仕込まれており、上下に可動。

ただ砲身部分のみABS製ですな。

3連ミサイルランチャーも、プラとABSの混成になっています。

おそらく現行品だとこのABSがKPSになっているはずですが。

レーナ
レーナ

成型色の都合かな。

正直このあたりは可動とかあんまり関係ないから、あんまりABSにする必要性は感じないけど。

アドルフ
アドルフ

腕の装備は手を塞がないので、手持ち武器との併用も可能です。

ここではナギナタを持たせてみましょう。

レーナ
レーナ

設定だと「出力をキャノンに回している」みたいな記述もあるから、ビームライフル装備機はあんまり見かけないんだよね。

高機動型ゲルググ(B型)なんかは「出力を推力に回している」ということで、手持ち火器は実体弾メインだったけど。

アドルフ
アドルフ

元々ゲルググキャノン自体「ビームライフルの開発が遅れていたので代替装備としてバックパックにビームキャノンを装備した」という設定だった気がしますね。

他キットから実体弾装備を持ってきても面白そうです。

ヴァルダ
ヴァルダ

無論、キットではA型・C型装備を混ぜることも可能だ。

なのでこんな感じのものをつくることもできる。

アドルフ
アドルフ

ジョニー・ライデンなんかがB型のゲルググにC型のバックパックを装備させることがあったようで、丁度こんな感じに近かったようですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

ゲルググキャノンは基本的にミサイルランチャーは右腕、シールドを左手に装備する。

ただゲームなんかだと右手に手持ち火器を装備するからか、ミサイルランチャーを左腕に装備した姿もよく見かける。

そういうアレンジをしても面白いだろう。

レーナ
レーナ

ザクのシールドみたいに、反転させたほうが使い勝手が良さそうな。

アドルフ
アドルフ

あれは元々左肩に装備するはずが伝達ミスで右肩に装備されたと聞いたような……。

次回、製作開始!

ヴァルダ
ヴァルダ

今回はここまで。

次回はタイトル通りゲルググキャノンとして本格的に組んでいこう。

アドルフ
アドルフ

もう1機は比較のために現在A型になっていますが……

どうも筆者は2機とも、当初ゲルググキャノンとして揃えて作るつもりだったようですな。

どうするのか……。

レーナ
レーナ

2機ともキャノンで揃えるつもりだったみたいだけど、せっかくだからA型でも組んでみたいという。

ヴァルダ
ヴァルダ

とりあえずまずは間違いなくキャノンで1機組んでみるつもりだ。

急ぎの用が途中で入りそうなんで、もしかしたら2機目は延期になるかもしれない。その点はご了承を。

レーナ
レーナ

あー、そろそろ筆者が散在したやつが届く予定なんだっけ。

……ゲルググは結構時間がかかりそうだけど、大丈夫かな?

ヴァルダ
ヴァルダ

このキットの難点として、各関節のほとんどが外装で挟み込む形になっている。

なので塗装する場合、それらの後ハメ加工が必要となってくるね。

それと筆者が個人的にかなり気になっているのが、この踏み込めない足首。

レーナ
レーナ

この時期のはまだ足の甲が一体成型で、足首関節もポリキャップが固定式なんだね。

ヴァルダ
ヴァルダ

過去に筆者も何機かゲルググを作ろうとしたけど、この辺りの納得できる改造ができず完成に至らなかった。

今回こそはここの改造を成功させたいと考えている。

アドルフ
アドルフ

筆者の積み山を掘り返せば、先行して撃墜されたゲルググの残骸が見つかりそうですな。

ヴァルダ
ヴァルダ

とにかく今回は関節の後ハメと、足首関節の改善が大きな課題となるだろう。

レーナ
レーナ

続きは次回!

この記事で紹介しているキット

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