
ガンプラのHGUCより、ゲルググキャノンを作っていきましょう。

前回はキャノンパックなど武装を組み、全ての部品が揃った。
今回は塗装とマーキングになる。

ようやく塗装に。
ここから先はもうそんなに苦労しないかな?

一年戦争期のMSなので、塗り分けもそこまで複雑ではなさそうですな。
問題ないかと。

後続のキットが控えているので、サクッと済ませてしまおう。
それでは作戦を再開する。
下地の塗装


手始めに下塗りから。
全体にMr.サーフェイサー500を吹きつけ、傷や凹みのチェックを行います。

今回は合わせ目処理箇所やノコで切り刻む箇所が結構あったから、しっかりチェックしておかないと。
腕の綺麗な色は……。

今回のゲルググキャノンは以前のゲルググJと同じ部隊所属という設定で、腕に同じ色のストライプを入れてみます。
使用したのはガイアノーツのストーングリーンですな。
この色、つい最近知ったのですが2025年5月現在は生産終了しているようで……。

あんまり見かけない青緑系の色なのに。

代わりになりそうなものとしては、同じガイアノーツから発売されているコンテナブルーなどが近いように見えます。
他には近年クレオスから発売されたMr.カラーリバイバルのセルリアンブルーなんかも……。


その後は先ほどのストーングリーン部分をマスキングし、さらに下塗り。
全体をクレオスのMr.フィニッシングサーフェイサー1500ブラックで真っ黒にしてしまいます。

暗色で装甲裏などもしっかり塗り潰しておこう。
今回は暖色系の塗装ではないので、この色で全面を塗り潰してしまう。
本体色の塗装


続いて本体色。
今回のキットは量産型ゲルググに合わせた機体色の成型色でした。
このタイプは設定画とかではあまり見かけませんな……。

ゲルググキャノンというとMSVではグレーのツートン塗装機と、グリーン&イエローのスプリッター迷彩機が有名だ。
今回は前者をモデルに塗ってみよう。
使用した塗料は
- 本体のライトグレー→Mr.カラーの明灰白色1
- 本体のダークグレー→Mr.カラーのRLM75グレーバイオレット
- バックパックや武器などのグレー→Mr.カラーのニュートラルグレー
- 関節や銃身・砲身などの金属色→Mr.メタルカラーのアイアン
といった感じだ。

ツートンカラーのゲルググキャノンって設定画や立体物によってだいぶ色味が異なるんだよね。
特にダークグレー部分が赤っぽかったり、紫に近かったりと安定しなかったり。

今回は赤や紫っぽいグレーということで、RLM75グレーバイオレットを使用しましたな。
Fw190など、大戦中期以降のドイツ軍機でよく見られる色です。

明灰白色も零戦とかの色なんだよね。
丁度戦闘機向け塗料の色で塗られたというか。

どうも筆者は「白っぽいグレー」をこの色で塗りたがるようです。
……ゲルググキャノンといえばキマイラ隊のが有名ですが、あれも大戦時のエース部隊をモデルとしているみたいですな。
丁度航空機向け塗料で塗ってみたわけですが。

武装のニュートラルグレーも元々はアメリカ陸軍機の色をイメージしたものらしい。
バックパックなどは画稿によっては本体と同じグレーになっている。
今回は後付け装備感を出すため、別の色にしてみた。
第一次ウェザリング作戦


そしてバラバラになったついでに
- 筆での部分塗装
- スミ入れ
- ドライブラシ
と進めていきます。
部分塗装は金属色で足裏のバーニアなどを塗り分け。
ゲルググキャノン特有の頭部センサーは
「Mr.カラーのシルバーを下地に水性ホビーカラーのクリアーオレンジを上塗り」
ですな。
筆者がよく行うセンサーの塗り分けパターンです。
今回の戦果


後はマーキングをしつつ各部を組み上げて、全体像を確認します。
使用したマークは主にガンダムデカールを使用。
使ったのは
- HGUCジオンMS用2
- HGUCジオンMS用4
ですな。
ちなみにジオンMS用4にはMSV版に登場した、キマイラ隊のゲルググキャノンが再現できるスペードマークや機番も収録されています。

今回はグレーで塗ったけど、トーマス・クルツ少尉のスプリッター迷彩版もそのうち作ってみたいところだね。
……左肩のマークはガンダムデカールではないみたいだけど……。

腕のストライプ同様、以前のゲルググJに合わせたものですな。
確かタミヤのII号戦車F型に収録されていたものです。
師団章ですが、筆者はここで部隊マークとして使っているようですな。

全体像が見えてきたところで今回は中断。
次回はもう少しウェザリングをしてから、完成に持ち込もう。

続きは次回!
この記事で作っているキット