
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が組みかけで放置していた、サイバーホビーのヘッツァーが完成しました。
完全に記事が作業に追いついてしまっているわけですが……。

とりあえず次のものが決まったので、それを紹介する。
サルベージしてきた仮組み放置品のガンプラだ。

最近はガンプラ率が高くなってきたような。

今年度はガンプラ率高めと言っておきながら、あまり動いていませんからね。
年末からようやく本調子になってきたといいますか。
今回のお題 HGUC ゲルググマリーネ


今回作るのはこちら。
ガンプラのHGUCシリーズより
ゲルググマリーネだ。

ここでは珍しいゲルググ系だね。
4年前に作ったイェーガー以来というか。

どうもゲルググ系キットは少し難しいといいますか。
手を加えたい箇所が多数あるようで、筆者は後回しにしがちなようです。

このキットはHGUCシリーズの第16弾として2000年10月頃に発売された。
2025年3月時点での定価は税込み1320円。
以前から言っているけど、来月の再販分以降のガンプラは値上げするとの情報が公式から出ているので注意だ。

第16弾はかなり初期のHGUCですね。
ここでそれ以前のものは
- ガンタンク(第7弾)
- シャア専用ズゴック(第19弾だけど事実上は第6弾のズゴックの色変え品)
ぐらいですな。

HGUCのゲルググ系列では1番手。
また0083系のHGUCとしては、GP01ゼフィランサスに次ぐ2番手となっている。
0083系の機体はOVA公開当時ほとんどプラキット化されなかったようなので、これは快挙だ。

……ところでゲルググマリーネ、2機いるんだけど。

筆者が2機放置していたのでね。
とりあえず1機組んで、余裕があればもう1機も仕上げてしまう予定だ。
仮組み品簡易レビュー



とりあえずサルベージしてきた仮組み品をチェック。
まずは前後から。

先人たちの作例なんかではプロポーションに不満があるのか、やたら切り貼りするようなものが目立ちますが……
筆者はそこまでこのキットのプロポーションに不満はないみたいですね。

人によっては劇中の設定画に比べてボリューム不足と感じるようだ。
筆者は初めて見たゲルググがMGのVer1.0だから、寧ろ「ゲルググ=スマート」なのが基本に感じるみたいだけど。

マリーネ以前に、通常のゲルググ自体見た目が安定しないような。
細かったり太かったり。
……そういえばこの機体、バックパックのアンテナがないみたいなんだけど。


片方は筆者の管理が悪かったのか、バックパックのアンテナが折れてしまっている。
折れていないほうをアップで見るとこんな感じに。
旗みたいになっているのは安全基準の都合で設けられたフラッグ。
ここは後で修理ついでに作り直す予定だ。

こっちを基本にして写せばいいのに。

アンテナが折れているほうが古いので、先にそっちを作りたいんだ。
食品じゃないから、そこまで先入れ先出しを徹底する必要はないけど。

筆者はこの2機をいつ頃購入したのかな。

古い個体は確か購入したものではなく、もらい物ですな。
友人から強奪……ではなく譲ってもらったものです。
確か2008~9年辺りだったような……。

……それって16~7年前という。
筆者の積み・放置品でもかなりの古参キットじゃん。

友人から貰ったものは大半が組み立て済みだったけど、これは未組み立てのものを貰っていた気がするね。
新しい方は確か2019年の年明け間もない頃。
ここの開設の少し前ということになる。

こっちもこっちで6年前という。

筆者の頭の中では、ここの開設年である2019年までの購入品は新しいもの扱いだそうです。
……新しい方はゲート跡の切り口が綺麗ですが、古いほうはやや粗さが目立ちます。
これはまだゴッドハンドのニッパー投入前に組んだものだからですな。


とりあえず古い個体をメインにして各部を見ていく。
HGUC初期のものだけあって、関節構造は極めて単純。
- 肩は棒軸関節
- 胴体も胸部と腹部が一体成型で、腰部とは棒軸とポリキャップによる接続
- 股関節もボールジョイント
といった感じだ。
この時期のキットの股関節はあまり強度が高くないので取り扱いに注意。
まだこの後の撮影が残っているので、これ以上は分解しない。

以前の関節修理、こういう初期のキットを筆者が何度も破損させたことがきっかけでできたという。

近年のキットは股関節がロール可動する棒軸だから、着脱時に負荷がかかりにくくて破損しづらいよね。

ボールジョイントは外す際に捻ったりしがちだ。
ヒジはポリキャップにプラカバーを被せた従来の構造。
基本的に90度可動なんだけど、ゲルググMの場合は形状の都合で90度一歩手前で止まる。


付属のオプション。
手首は
- 右握り手
- 左握り手
- 右銃持ち手
- 左平手
ですな。
武器は
- MMP-80 90mmマシンガン
- ビームサーベル×2
- スパイクシールド
となっています。

基本的な手首や装備は一式付属するみたいだね。


90mmマシンガンはF2ザクに。
スパイクシールドは旧ザクにも付属する。
ただし発売時期が離れていることもあってか、それらのものとは形状が微妙に異なるので注意だ。
マシンガンとシールド共に画像上段のがゲルググM付属のもの。
下段がF2ザクと旧ザク付属のもの。

マシンガンはザク付属のものが微妙に大きい感じ。
シールドは新しいだけあって、ザク付属のは前面の裏側まで再現されているよ。
ゲルググのは腕に保持できるよう、接続軸があるのがいいね。


その他付属物としてシールがあります。
本キットのモノアイは非可動なので、それの再現用ですな。

古いものだからか、塗装図に旧ガンダムカラーの表記も。
筆者は持っていたかな?


ゲルググマリーネ用のは持っていないけど、他の機体用ので当てはまるのを持っている。
グリーン8は確か以前使ったジンハイマニューバ用に含まれていたね。

キットのレシピだと
「イエローグリーン100%+RLM02グレー少量」
ってなっているけど、イエローグリーンはこの成型色のグリーンと比べるとかなり彩度が高い気がするのは気のせいかな。
もっとくすんだ色のほうが合っていそうな。
武器を持たせてみる


武器を持たせてポージング。
まずは90mmマシンガン。
時代のわりには出来のいい左平手を添えて……。

HGUC初期は開いた手が貴重品なんだよね。
可動は時代的なもののあって、少し厳しいかな。

腕などはともかく、腰部が一体成型なのが気になりますな。
これはMGのゲルググVer1.0なんかでもそうでしたが。

形状が平面なゲルググJではイメージしやすかったのか、きっちり分割されていた。
初めてこのタイプの腰部が分割されたのは、確かHGUCのシャア専用ゲルググだった気がするね。


続いてビームサーベル。
設定上では腰部側面に左右1本ずつ首脳されているようですな。
クリアーパーツ再現ですが、技術的な問題なのか柄まで一体成型となっています。

ここは塗り分けたり、分割したりしたいところだね。


スパイクシールドは接続軸があるので、ポリキャップを内蔵した前腕と繋げてしっかり保持できます。
シールド正面の裏側はなにもディティールがなくスパイクの空洞が目立つので、何か補ってやりたいところですな。

この前腕のポリキャップ部分、他の武器も接続できそうだね。
何か使えないかな。
次回、製作開始!


今回はここまで。
次回から作業を開始する。

筆者としてはプロポーションには不満がないみたいだけど、関節周りが少し気になるようだね。


可動云々もそうですが
- 前腕などポリキャップの軸とプラ製の受け軸が合っていないのか、緩くて下がってくる
- 関節軸が細くて可動時に折れそうになる
のも少し気になるようですな。

今回はあちこち手を加えることになりそうなので、少し進みが遅くなるかもしれない。
あまりにもうまくいかない場合は別のキットを代打で挟むかもしれないので、その点はご了承を。

この辺りは実際に手を動かさないとはっきりしませんな。

塗装はノーマルの予定。
だけど宇宙で活躍したシーマ艦隊所属機とは別の、地上戦風のウェザリングで筆者は仕上げたいようだ。
詳しくは製作中にその都度触れていこう。

続きは次回!
この記事で紹介しているキット