ガンプラHGシリーズより、SEEDMSVのミゲル専用ジンを作っていきましょう。
前回は仮組み品を取り出して、付属物や可動範囲を確認した。
今回は工作開始。
胴体と頭部を進めていこう。
作業速度を取り戻したいところ。
筆者の作業は今のところ順調かな？
今のところ順調ですな。
どこまでこの調子が続くのかは不明だけどね。
それでは作業を開始しよう。
胴体の製作
手始めに胴体から。
肩関節は棒軸。
股関節はボールジョイント。
一昔前の構成ですな。
腰部も棒軸接続で、左右に回転する。
今となっては少し古い構成だけど、当時としては十分な内容だ。
ライトグレーの腹部をオレンジの胸部で挟むこむ構成となっています。
ここは塗り分けを考えて、後ハメ加工でも施しておきましょう。
やり方は簡単。
- 腹部側の凸ピンを短くカット
- 胸部側の凹ピンの下部をハの字状にカット
これで先に胸部を組んでも、腹部を下からパチッとはめ込むことができる。
この頃のガンダム系MSなんかでも行う、定番の加工だね。
現在のキットは腹部がリング状の一体成型のものが多いから、この手の加工を施すパターンは少なくなっているけど。
その後は合わせ目消し。
- 胸部
- 腹部
- 腰部
- バックパック
を接着します。
腰部基部は外からほとんど見えないから、そのままでもいいかも。
合わせ目消しについては過去記事参照だよ。
腰部の前面スカートは一体成型。
ここは定番の独立可動化工作をしてみよう。
とはいっても、接続軸部分を真ん中で切断するだけだけどね。
いつものやつですな。
バックパックのスラスター基部も合わせ目があるけど……
こちらは外からあまり見えないのでそのままにしている。
外装との接続ピンを短くして、取り外しを容易にしているだけだ。
後はゲート跡や合わせ目部分を整形して作業終了。
胴体はこれで完了とします。
棒軸関節とかの改造も考えたけど……
両手で武器を構えたりする機会が少なそうだったので、そのままにしている。
棒軸関節の改造に関しては以前ゲルググJでやったね。
それが参考になるかな？
今回施した胴体の改造に関しては以前のジンハイマニューバに準じた内容となっています。
そちらも参考にしていただければ幸いです。
頭部の後ハメ加工
ミゲルジンの頭部はこんな感じに。
塗装をする場合は一番の難所になりますな。
動かないモノアイも気になるけど、パーツ構成も挟み込みを多用している。
複雑な塗り分けを成型色で再現しきれているのは魅力だけどね。
というわけで一度分解してみるよ。
緑のセンサー部分を白い基部で挟み込み。
さらにそれをオレンジの外装で挟み込んでいるね。
まずは緑のセンサー部分を後ハメ加工してみる。
やり方は簡単。
図のように3分割するだけ。
このうち真ん中の部分は不要なので処分してしまっても構いません。
これで緑のパーツは白いトサカパーツの前後からはめ込むことができるようになった。
とりあえず第一段階はクリアだね。
続いて白いパーツ。
頭部の基部と頭頂部のトサカパーツが一体となっている。
ここは図に赤い線で示した通り、オレンジパーツで隠れる部分でカットする。
ずいぶんと適当な感じだけど、大丈夫かな？
カットするとこんな感じ。
トサカ側はさらに切り口を成型。
ヘルメット状の部分を削り、トサカ部分と同じ幅にする。
基部側はオレンジパーツのピン受け部分をハの字に切り欠く。
ちょっと文字だけじゃわかりにくいような。
次の画像と比較しながら確認してもらいたい。
後ハメ加工が全て終了するとこんな感じになる。
トサカパーツは上からはめ込む形に。
オレンジ色パーツは取り付けピンを少し短くする程度ですな。
こちらは大掛かりな加工をする必要がありません。
キツめにすると取り付け時に破損する可能性があるので、気持ち緩めに調整です。
その後は合わせ目消し。
トサカ部分は合わせ目が右側の平面上にできているので、接着剤だけでは隙間を埋めにくい。
伸ばしランナーやらパテやらを突っ込んでおくといいだろう。
オレンジパーツは接着面積が狭いから取り扱い注意だね。
ここは合わせ目を消さないでモールドとして処理するのもアリかも。
改めて組み込むとこんな感じに。
- 白い基部にオレンジの外装を被せる
- オレンジの外装の上からトサカを乗せる
- トサカに緑のセンサーパーツを差し込む
構成となりました。
少し削りすぎたか、トサカが緩い。
完成後にテープか接着剤で留めてしまったほうがよさそうだ。
モノアイの可動化改造
続いて固定式のモノアイを動かしましょう。
まずは頭部前面のB3番パーツを用意。
- B3番パーツのモノアイレール部分を削り取り
- 頭部の白いパーツの内部を切削
します。
白いパーツ内部の切削は、上記の合わせ目接着前にやったほうがよかったかもしれませんな。
白いパーツは細いフレーム状に残るね。
ここは折らないよう慎重に……。
モノアイパーツは
- 0.5mm真鍮線
- 2.0mm径プラ棒
- コトブキヤの丸ノズル(3.0mm径)
を組み合わせて自作している。
今回の戦果
加工後はこんな感じに。
ジンのモノアイは上部を被らせたほうが少しかっこよく見えるので、それを目指して……。
ザク的ポジションの機体だけど、頭部は寧ろゲルググを髣髴とさせるんだよね。
モノアイ加工に関してはこれまた過去に組んだハイマニューバに準じているから、そっちも参考にしてね。
今回はここまで。
次回は残る部位を仕上げていく予定だ。
続きは次回！
この記事で作っているキット
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