
HGUCのゲルググマリーネ。
先日完成させた1機目に続き、2機目を進めていきましょう。

前回は武器や胴体の改造を乗り越え、全体の組み立てを終了させた。
今回は塗装やマーキングとなる。

ここからはもうそんなに時間がかからないはず。

2機のゲルググマリーネでかなり時間を使ったので、積み山がまったく動いていません。
早く完成に持ち込みたいところですな。

それでは作戦を再開しよう。
下地塗装


下地は前回通り。
まずは金属パーツに置き換えたアンテナ箇所にガイアノーツのマルチプライマーアドバンスを筆塗り。
その後は
- 合わせ目箇所を中心とした捨てサフ→クレオスのMr.サーフェイサー1000
- 腕のストライプ→Mr.カラーのRLM74グレーグリーン
- 全体の下塗り→クレオスのMr.フィニッシングサーフェイサー1500ブラック
と吹き付けていきますな。

この辺りは前回と全く変わらず……。
詳しい流れは1機目の記事を参考にしてね。
本体色の塗装


続いて本体色の塗装。
- 四肢のライトグレー→Mr.カラーのニュートラルグレー
- 胴体のグリーン→旧ガンダムカラーのグリーン8
- ヒザや足底のダークグレー→旧ガンダムカラーのファントムグレー
- 武器・関節→Mr.メタルカラーのアイアン
- サーベル刃・肩のステンシルマーク→水性ホビーカラーのつや消しホワイト
- サーベル刃の黄色→Mr.カラーのイエロー
……といった感じですな。

筆者が忘れなかったので、今回はこの時点で肩のステンシルを施した。
使用したのは前と同じファインモールドのドイツ軍ステンシルセット(部隊マーク)
白い塗料を使ったついでに、サーベルもグラデーション塗装してしまっている。
黄色い塗料をサーベル刃の端に乗せ、白い下地を中央に残す。
本体の
「黒い下地を端に残して、各色を中央に残す」
のとは逆のパターンだ。

黒立ち上げ塗装とか、白立ち上げ塗装って言われるやつだね。
……そして安定の旧ガンダムカラー。
ファントムグレーは現行品にもラインナップされているけど、グリーン8はないという。

前も言ったとおりゲルググマリーネ用の色に指定されていたけど、筆者は同セットを持っていない。
ただ以前も使用したジンハイマニューバ用のセットに入っていたので、今回はそちらを使っている。

キットの塗装レシピですと
「イエローグリーン100%にRLM02グレーを少量」
ですな。
ただ筆者が一度試作したところ、イエローグリーンの割り合いはもう少し抑えたほうがそれらしくなるようで。

通常のゲルググにも使えるかな?
細部の塗装とマーキング


その後はマスキングを剥がし
- 細部の筆塗り
- エナメル塗料によるスミ入れ&ドライブラシ
- ガンダムデカールによるマーキング
といった流れになります。
バラバラなうちにスミ入れなどの塗料浸透による破損リスクの高いことを行い、その後マーキングをしながら一度組み立てて確認ですな。

1機目は180番。
今回の2機目はそれと並ぶように、179番の番号を振ってみた。
番号など大半のデカールはHGUCジオン用1から。
バックパックに1枚だけ貼り付けたコーションマークのみ、HGUCジオン用4を使用している。

HGUCジオン用1の数字デカールは、0以外同じサイズ・色は1枚しか付属しないね。
前回は180番。
今回は179番。
共に1を使うから、2セット用意したという。

ちょうどラベル部分で隠れているシート下部にコーションマークが数枚収録されています。
数字のことも考えて、複数枚持っておくと安心ですな。

どちらかといえばMG用やRG用のほうが、同じ数字やコーションマークが多数付属するから使いやすいんだけどね。
ダメージ加工をしてみる


その後はチッピングとかを行うんだけど……
ここで筆者は以前できなかった、ピンバイスを使った弾痕表現にチャレンジしたくなった。
なのでそれを今回はやってみよう。

筆者のガンプラ塗装に大きな影響を与えた越智信善氏著の
「完璧塗装ガイド ぷはプラモのプ」
で、丁度同じゲルググマリーネを題材にして紹介されていたものですな。

そちらを参考にしつつ進めていく。
まずはピンバイスで凹みをつける。
参考にした本では3つほど凹みをつけていたけど、ここでは様子見で1つだけにしておく。


凹みを中心にしてデザインナイフで放射線状に彫って、凸凹感を出していく。
ここも一度彫ると後戻りが難しいので、気持ち控えめにしておこう。

塗装前なら埋めたりできるから、塗る前にやっておいてもよかったかも。


その後は切削箇所に塗装。
教科書ではMr.カラーのライトグレーで塗装後、ウォッシング用の暗色で焼け表現を行い仕上げている。
筆者はこの部分でタミヤエナメルのスカイグレイとウェザリングカラーのグランドブラウンを使っている。
これはいつものチッピング塗料に合わせたかららしい。

……なんかちょっと違うような。
ここは教科書通りにやったほうがよかったんじゃないの?

というより、当該書籍は2003年10月が初版です(筆者は2006年2月の第9版を保有)
まだウェザリングカラーは影も形もなかった時期のものですな。


ここからは教科書を離れて筆者のいつものウェザリング。
他にもダメージ箇所を増やして、ウェザリングライナーも交えたいつものチッピング・雨だれ錆だれを行っている。

……なんだろう、やっぱり弾痕部分にコレジャナイカンが。
焼け表現が足りないからか、単に傷部分が錆びただけみたいな。


さすがに筆者も気になったので、ここは手軽に焼け表現ができそうなタミヤウェザリングマスターBセットのススを細筆で擦りつけて使用。
黒っぽくなってようやく焼けたような感じになった。

やはり茶色っぽい色だけでは少し実感不足でしたな。
今回の戦果


シールドだけでなく本体にもダメージ系のウェザリングを施し、足元には泥汚れ。
1機目同様、ウェザリングカラーのグレイッシュブラウンを使っていますな。
ここは戦車模型みたいなノリで……。

塗って擦ってぼかして……
ウェザリングカラーはこういううっすらした土ぼこり的な表現がやりやすいという。

今回は一度ここで中断。
次回は最後の仕上げを行い、完成品のお披露目となるだろう。

引っ張るなぁ。
この記事で作っているキット