
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回は筆者が組みかけで放置していた、イタレリのLa-5戦闘機が完成しました。
なにやら次のキットが定まらないようでしたが……。

筆者が現在3つのキットに同時に手をつけている。
そのうちの一つがある程度進んで紹介の目処が立ったようなので、今回はそれの紹介だ。
今回のお題 HGUC ザクI


今回作るのはこちら。
HGUCのザクIだ。

あっ、いつぞやのごちゃ混ぜ状態な旧ザク。
そういえばまだ完成していなかったんだっけ。

3年前の記事ですな。
相方の黒い三連星ザクIIは完成しましたが、旧ザクのほうはいまだに完成していないという。

このザクI、筆者がどのように仕上げるかずっと悩んでいたようでね。
- トップ機
- ランバ・ラル機
- ゲラート・シュマイザー機
辺りを候補にしていた。
んで今回ようやくゲラート・シュマイザー機に決定したようで、始動することになったんだ。

またなんかマニアックそうなチョイスを……。

初出は確かPS2のゲーム、ジオニックフロントでしたな。
ジオン軍の特殊部隊「闇夜のフェンリル隊」を操作し、各ミッションを攻略していくというゲームだそうです。
筆者はプレイしたことがないみたいですが……。

筆者は任天堂ハード率が高いからね。
プレステ2は従兄弟の家でサルゲッチュ2やRPGツクール5をプレイしたぐらいだ。
……話をジオニックフロントに戻そう。
ゲラート・シュマイザーはその「闇夜のフェンリル隊」の指揮官であるジオン軍の少佐。
一年戦争序盤での戦傷で視神経に後遺症が残っているため、基本的には部隊の指揮に専念しているんだけど……
ゲーム内に彼の専用機であるザクIが収録されている。
小説版では音響センサーを増設した本機に彼が乗って出撃する場面もあるとか。

調べていたら
「小説版ではガンダム6号機を撃破する」
「作品としては2番目、一年戦争の時系列としては最初にガンダムを撃破したザク」
みたいな情報が出てきたんだけど。

作品として最初に撃破・時系列として2番目に撃破したのは、お馴染み0080のバーニィ搭乗のザクII改ですな。
仮組み品を確認する



とりあえず仮組み品を前後から確認。
見ての通り、通常のザクIとスナイパータイプのザクIのミキシング品ですな。

基本的には通常の旧ザクだね。
違いとしては
- 両肩にアーマーがついている
- 前腕と胴体はスナイパータイプ用のもの
といった感じかな?

この太い袖口の前腕と厚みを増した胸部装甲が特徴的なザクI。
初出は前述した08小隊で登場した、トップ機ですな。
厳密にはあちらは胸部装甲周りのディティールがもう少し控えめですが。

トップ機の胸部装甲のディティールをもう少し細かくしたのが、ギレンの野望シリーズで登場したランバ・ラル機だ。
こちらはMGでキット化されている。
今回使用しているHGUCのザクIスナイパータイプも、このランバ・ラル機のディティールを踏襲しているようだね。

……こっちで作ったほうがよかったんじゃないの?
ラル大尉のほうが有名だし。

当初はそのつもりだったみたいですが、ラル機は専用の大型ヒートホークを装備しています。
それの製作技術がまだ筆者には足りていないと判断されたらしく……。

余談だけど、ゲラート・シュマイザーとランバ・ラルは旧知の仲という設定らしい。
なので二人とも似たような専用機を持っているのかもしれないね。


武器も適当に余剰のものを引っ張り出してきた。
本機はジオニックフロント以外にもいくつかのゲームに出演しているらしい。
調べたところ、ラケーテンバズやグフのシールドを装備していることが多いみたいだけど、それらの装備は手配できなかった。

ラケーテンバズはドムトローペンに、シールドはグフに付属しますな。
筆者はここの開設以前含めて両機とも大量に組みましたが、残念ながらそれらの装備は余っていないという。

買い足すにしてもまだ品薄だからねぇ。
もう5年ぐらい続いているよね。

それ以外の装備パターンもあるらしく、今回はMMP-80マシンガンと旧ザク用のスパイクシールドを持たせることにした。
マシンガンは筆者がここの開設以前に、グリーンカラーのもの含めて大量に購入していたリックドムII用のもの。
ザクII改付属のものに似ているけど、グレネード・弾倉の着脱有無やサイズの点で異なるものだ。

ザクII改用のものはサイズが別物でかなり大柄なものでしたな。
ドムIIのものはF2ザクやゲルググマリーネ付属の、グレネードなしタイプとほぼ同じサイズというやつです。


グフのシールドは余っていなかったものの、サーベルは1キットに2本付属するので余剰品があった。
なので今回はヒートホークではなくサーベルを持たせてみようかと検討している。
ただザク用の棒持ち手では、角棒型の断面を持つサーベルは少し緩いんだけどね。

逆にグフ用の手首だとザクのヒートホークとかがうまく持てないんだよね。
……足元に転がっているシールドは?

グフの余剰品ですな。
HGUCのリバイブ版グフはビルドファイターズシリーズのグフR35からの派生品であることが知られていますが……
その影響で、R35用のシールド外枠が余剰品で付属するというやつです。
グフ用のシールド外枠とは接続部分が異なる上、ハンドルパーツやダークブルーの装甲部分が付属しないので、他キットへの流用が難しいわけですが。

ただサーベルのホルダー部分があるので、これをどうにか使えないか筆者は考えているようだ。
次回、製作開始!


今回はここまで。
次回から作業に取り掛かる予定だ。

HGUCの旧ザクは挟み込み箇所が多いけど、散々筆者はここで作っているからね。
後ハメとかは問題ないかな?

闇夜のフェンリル隊は部隊マークが設定されているけど、これは別売りのガンダムデカール数種に収録されている。
筆者は手元にあるNo.17、MGジオン用を使う予定だ。
近年発売されたNo.137、サイドストーリーズ汎用2にもフェンリル隊のマークが収録されているので、そちらを使ってもいいだろう。

今回のポイントは肩アーマーですな。
先ほど話題にも出したランバ・ラル機では肩アーマーに曲線のモールドが追加されていましたが、どうやらゲラート・シュマイザー機も同様のモールドが入っているらしく。

モールド追加って他の人の作例だとよく見かける加工方法だよね。
筆者は……。

筆者は新規のモールド追加をやったことがない。
これが原因で、このザクを今までずっと放置していたといっても過言ではないんだ。

あー、これはぶっつけ本番という。

裏で筆者が試しているけど
「なんか思ったよりはうまくいきそう」
となったようなので、今回紹介の目処が立ったというやつだ。
駄目だったら別のものに変更するかもしれないけどね。
詳しくは次回以降お届けしよう。

続きは次回!
この記事で作っているキット