HGUCのジム寒冷地仕様を作っていきましょう。
前回は本キットが放置される原因となっていた、紛失したアンテナを自作した。
全ての部品が揃ったので、今回は塗装とマーキングを済ませよう。
問題の箇所は解決。
ここからはいつもの流れかな。
ただ筆者が試したいことがあるようで、いつもと少し違う塗料も用意しているのだとか。
詳しくは後述。
それでは作戦を再開する。
塗装図の確認
説明書の塗装図があるので、それを確認。
寒冷地仕様らしく、全体はグレー系の塗装となっていますな。
昔懐かしい旧ガンダムカラーの指定もあるね。
筆者は一時期狂ったように集めていたけど、寒ジム用のはあったかな?
寒ジム用のは持っていない。
ただ他MS用のカラーで代用できたり、「○○色100%」の記述があるので調色しなくても安心だ。
下塗りをする
手始めに下塗り。
合わせ目消しを多数行ったので、まずは粗目のサフ、クレオスのMr.サーフェイサー500で傷埋め。
その後は同じくクレオスの水性ブラックサーフェイサー1000を全体に吹きつけ、シャドー部分を作っておきます。
いつもなら1000番なんだけど……
傷埋めというよりは、実際は手持ちの1000番不足というやつなんだよね。
水性のブラックサーフェイサーは今回ガンプラには初めての投入。
臭いが少ないのはいいんだけど、乾燥に時間がかかる。
特にサフの場合、吹きつけ中に先に吹き付けた塗料が乾かなくてエア圧でビチャっと飛び散ることが多発。
なかなか黒1色にならなかった。
サフを薄めすぎた可能性もありますな。
筆塗り同様
- 薄く吹き付ける
- 下地が透けて見えるけどすぐに塗り重ねず、一度乾燥させて待つ
- 乾燥後に再度吹きつけ
みたいな流れで進めていきました。
逆にラッカー系と比較した塗膜の食いつきの悪さ……みたいなのは思ったより感じなかった。
先に吹き付けた500番サフの影響もありそうだけど。
筆者としてはそれを試してみたくて、水性サフを吹きつけたようだ。
サーベルの刃はグレー系の下地を生かしたいので、そこだけ黒く塗らないでおきました。
ライトグレー系の下地でグラデーションをつけたいようですな。
本体色の塗装
続いて本体色を。
- 四肢の白→Mr.カラーのグランプリホワイト
- シールドやコクピットハッチなどの赤→旧ガンダムカラーのレッド2
- 胸部などのライトグレー→Mr.カラーのニュートラルグレー
- 腹部のダークグレー→ガイアカラーのミッドナイトブルー
- 武器・関節→ガンダムカラーのMSグレー(連邦系)
- サーベル刃→水性アクリジョンの蛍光ピンク
ですな。
コクピットハッチ部分のみ、グレーとレッドでマスキングによる塗り分けが発生します。
今回は先にグレーを塗っていますな。
今回の旧ガンダムカラーは説明書にも指定されていたレッド2のみ。
今までも何回か出てきたけど、シャア専用機の色だっけ。
MGシャア専用ザクII Ver2.0用セットに付属した、胴体のワインレッドですな。
現行のガンダムカラーだとMSシャアレッドがそれに近いかと。
他に新しい試みとして、本体の白はグランプリホワイトを使ってみた。
通常の白よりも若干黄色みがある色だ。
名前からして、おそらくF1などのカーモデル向けをイメージした色なのだろう。
どうも筆者が
「地元で入手しづらいガンダムカラーのガンダム系ホワイトの代用品」
として用意してみたのだとか。
MSホワイトとか、ガンダムカラーのガンダム系塗料は微妙にグレーとかブルーが混ざっている感じだよね。
筆でのベタ塗りならともかく、薄いエアブラシ吹きだとどっちも変わらない色に見えるけど。
筆で細かいところを塗り分ける
エアブラシを片付けて筆塗り。
今回はバーニア内部も先ほどのレッド2を使って塗っています。
バーニア内部はいつもならモンザレッドだよね。
外装と色を合わせるためかな?
そのようですな。
足裏も細かいところをMSグレー(連邦系)で塗り分け。
これは以前の0083ジム系列に合わせています。
今回の戦果
キットにはホイルシールが付属しますが、今回それらは使用せず。
オールデカールで済ませてしまいます。
使用したのは
- 30番 HGUC 地球連邦軍MS用(アナハイム・エレクトロニクス社系)
- 53番 HGUC/MG 0080汎用1(連邦系)
- 16番 MG 地球連邦軍MS用
だね。
膝裏の注意書きのみアナハイム系、シールドのEFSFマークのみMG連邦系。
それ以外は0080汎用1の付属品を使用している。
0080汎用1は今回初めての登場かな?
2のほうはMGケンプファーやHGUCジオン系MS向けのが収録されていたけど、1はMGガンダムアレックスやHGUC連邦系のマークが収録されているという。
所属表記や注意書きの他、ホイルシールのマークと同様のものがデカールとしてセットされていますな。
寒ジムの場合は肩の三角マークやシールドの十字マークなんかがそれに該当します。
無論、他キットに使っても似合いますよ。
今回はここで中断。
次回はウェザリングを施し完成予定だ。
続きは次回!
この記事で作っているキット