
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回はエアフィックスのBf110Eの2機目が完成しましたな。
今回は……。

ここ最近航空機が続いているので、今回は少し離れる。
筆者の在庫から掘り出してきたガンプラでも紹介しよう。

今度はガンプラ。
先月のシャア専用ズゴック以来だね。


ここのガンプラは戦車や航空機に比べるとまだまだ完成品の数が少ないですな。
もう少し強化したいところです。
今回のお題 HGUC ギャン(リバイブ版)

今回作るのはこちら。
ガンプラHGUCシリーズより、ギャン(リバイブ版)だ。

あ、いいものだ。

初代ガンダムでジオンのマ・クベ大佐が乗り込んだMSですな。
設定上ではツィマット社の試作MSで、次期主力MSの座をゲルググと争い不採用になったという。

HGUCギャンはHGUC第197弾として2016年5月に発売した。
価格は2023年5月現在税込み1320円。

HGUCとしてはそれ以前に第2弾として1999年7月にも登場していますな。
第1弾のガンキャノンや第3弾のザクIII改といい、初期のラインナップは主役のガンダムらを差し置いてキット化していたのが特徴的でしたな。
仮組み品簡易レビュー

とりあえず掘り出してきたものを確認してみよう。
まずは前後から。

……なんか腕とかモノアイ周りとか刻み込まれていない?

このキットは筆者が発売直後に購入して、その後製作しようとした。
しかし
- モノアイ可動化改造を施そうと切り刻むものの、うまい案が思い浮かばず
- 袖口の後ハメ加工を施そうと切り刻むものの、余計なところまで削りモチベーションを失う
といったことが発生。
放置され現在に至る。

このキットの派生品として、ビルドファイターズシリーズのギャンスロットがあります。
筆者がギャンで切り刻んだ箇所はこのキットと共に紹介しましょう。

手を加えた箇所その1、モノアイレール。
ギャンスロットでは余剰品となっていたので、それを一度組み込み修復。
ギャンのモノアイレールはドムのように十字になっています。
ただキット素の状態では非可動となっていますな。

ここでうまくできずに放置……
今回再度挑戦する感じかな?

手を加えた箇所その2、腕。
画像の下のが同型のギャンスロットのもの。
前腕は真っ二つになっています。
途中まではモールドに沿って合わせ目が存在しますが、袖口はパーツど真ん中に合わせ目が存在します。

かつての筆者は
- 分割線変更型の後ハメを試みて、袖口のモールドに沿って切り離そうとした
- ノコで余計なところを切り刻んだ
- 補修のためプラ板を接着したものの、モチベーションが戻らず放置
といった感じになってしまった。

……こんなよくわからない状態のものじゃなくて、新しいキットを買ってきて紹介したほうがいいんじゃないの?

ガンプラを作るのよりも買うのが難しいという、昨今の状況をふまえまして……。

ついでに筆者が持っていた旧製品のHGUCギャンとの比較。
左がリバイブ版。
右が旧HGUC版。

旧製品はなんか丸っこくてTVアニメ版にかなり近いイメージだね。
リバイブ版はモールド多めでかっちりしているというか。

旧製品は
- 関節部分がポリキャップそのままで塗装やディティールアップが難しい
- 腰部アーマーや肩&二の腕がそれぞれ一体成型で可動範囲が狭い
など今見ると不満なところがありましたが、それが全て解決していますな。

……というかなんか旧HGUC、背中が寂しいような。

アホな筆者が旧HGUC版のバックパックを紛失した。
今回は作らないのでそこは気にせずに。
可動確認

可動範囲はこんな感じに。
つま先まで動くのが特徴ですな。

旧製品では肩関節が単純な棒軸関節だったが、リバイブ版はボールジョイントとなっている。
ヒジも二重関節。
もちろんポリキャップではないので、塗装の際も困らない。

股関節周りはこんな感じに。
近年のキットは股関節に軸が仕込まれており回転するようになっています。
このギャンは左右への回転はしませんが、シーソーのように上下にスイングするようになっています。
穴はスタンドへの接続用ですな。

腰アーマー裏もディティールがあるのが特徴的だね。
ただ前部アーマーは少し外れやすいかな。
付属品

付属オプションは手首が
- 左右握り手
- 右サーベル持ち手
武器は
- ビームサーベル
- シールド
のみですな。

白兵戦用MSだけあって射撃武器は一切ないみたいだね。
ビルドシリーズのサザキ一族みたいに、追加のカスタマイズをしても面白いかも。

シールはホイルシールが1つのみ。
コクピットハッチと、大小選択式のモノアイ部分ですな。
今回は使用しませんが。
アクションポーズ

それではアクションポーズを。
まずはサーベル。

サーベル用の手首は関節部分が独立可動するようになっており、このようなフェンシングポーズも可能となっている。

続いてシールド。
持ち手部分は可動軸が仕込まれており、正面に構えることも可能となっています。

防御のためのものというよりは仕込まれた機雷やニードルミサイルのためのものといった印象だ。
旧製品と違い、散布状態の機雷パーツは付属しない。

武器がサーベルとシールドのみで少し寂しいですが、その分可動範囲は広め。
アクションポーズもばっちり決まります。

こういうの見ていると色々改造したくなるけど……。

今回はマ・クベ大佐搭乗機の、素の状態のギャンをイメージして作る予定だ。

素立ちの状態でもかっこよく決まりますな。

インテリアとかにも良さそう。
次回、製作開始!

今回はここまで。
次回から作業を開始する。

とにかくやることとしては
- 袖口の損傷箇所を補修
- モノアイをどうにかして可動化
といったところかな。

頭部はモノアイのほかにも
- 側面に合わせ目ができている
- アンテナが丸っこい
のが気になりますな。
ここも手を加えたいところです。

詳しいことは次回以降になるだろう。
今度こそ無事に完成まで到達できればいいのだけどね。
この記事で紹介しているキット