ポーランドのZTSから発売されています、PZL.37ウォシ爆撃機を作っていきましょう。
前回はコクピット内部を組んだ。
今回は他の部品を取り付け、本体を形にしよう。
12月。
この時期はなんか浮かれた筆者が積みを増やしそうなんだよね。
クリスマスにそのまま正月。
金を使いそうな時期が続きます。
筆者はブラックフライデーなら華麗に回避したんだけどね。
それでは増えるかもしれない積みに備えるべく、作業を再開しよう。
各部の整形
とりあえず前回接着した箇所を整形していきます。
胴体下部中央は爆弾倉なので、そこの合わせ目は消さずに逆に彫り直しています。
胴体内に爆弾倉があるのは珍しくないけど……
ウォシは主翼にも爆弾倉を備えているようだ。
このキットではいずれも開閉機能や内部再現は省略されているけどね。
その分部品が少なくなるから早く作れるっていう利点はあるんだけど。
主翼端の合わせ目は下面のモールド部分に来るようになっている。
ただそのままだと隙間が広く、とてもモールドと呼べるようなものではなかった。
なので一度パテで埋めてから彫り直している。
フラップ周りも隙間があるけど、こっちは凸モールドまで削れるから放置で。
主翼・尾翼・胴体が整形完了したら、そのまま接着してしまおう。
キットでは尾翼がA型の単一式と、A bis型&B型の双尾翼式の選択。
今回はB型で作っているので、双尾翼式にしよう。
この製品、付属する塗装図からして双尾翼式が基本のようですな。
A型にする場合は元の尾翼を一部切削するなど加工が必要なようです。
そもそもA型自体が10機ぐらいしか生産されていないようだからね。
取り付けるとこんな感じに。
一気に形になりましたな。
垂直尾翼はそのままではうまくはまらない&はめ込みがキツめなので注意だ。
筆者は一度流し込み式接着剤を浸透させて部品を割ってしまっている。
主脚の組み立て
その他の部品はこんな感じです。
合わせ目部分の乾燥待ちに筆者が仕上げていましたな。
ほとんどの部品がバリだらけでガタガタだからね。
待ち時間にどんどん整形しておかないと……。
画像中央下段にランナーごと写っている部品、39番パーツだけ最終的に使用する場所がわからなかった。
説明書にも特に記載が見当たらなくてね。
とりあえず余剰品ボックス行きですな。
まずは主脚。
この時代の航空機にしては珍しく、タイヤが2重式です。
塗り分けのため、ここではまだタイヤは仮留めにしておきましょう。
支柱部分はいつもどおり本体に仮留めしながら、支柱同士を接着だね。
そのままだと太くて本体の接続穴に入らないから、支柱の取り付け軸部分は少し削ったほうがいいかも。
筆者が主脚基部の37番パーツをズレた状態で主翼内に組み込んだからか、脚の取り付け穴が主翼に隠れるような形になってしまった。
これは支柱の干渉する部分を削って何とか回避している。
エンジン周りの組み立て
エンジンには切り欠きがあり、それを主翼側のピンに合わせます。
ただ同じ場所に吸気口パーツを取り付けるので、そのままでは互いに干渉しますな。
主翼側のピンが長いから、吸気口パーツが浮く格好になるんだよね。
というわけで主翼側のピンは削って短くしています。
吸気口パーツはカウリングに密着させた状態で接着しています。
接着しなくてもカウリングは主翼でしっかり保持してくれる。
塗り分けもあるし、このまま接着せずに進めよう。
プロペラは他キット同様の構成。
ただプロペラの固定方式がいわゆる焼き止め式となっています。
今回は焼き止めせず、内部にプラ棒を組み込む方式に変更することに。
5mm径プラ棒に2mm径の穴を開けて……てやつだね。
もちろん塗り分けを考えてここでは接着しないよ。
今回の戦果
エンジンや主脚を仮留めしてこんな感じに。
だんだんそれらしくなってきましたな。
あのバリだらけでガタガタな部品たちが……。
幸い整形すればなんとかなるキットのようだ。
今回はここまで。
次回は爆撃機キットの難所である風防の取り付けから再開予定だ。
続きは次回!