
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

以前のエアフィックス製Ju87B-2に続き、前回は同じくエアフィックス製のJu87B-1が完成しました。
今回は……。

キットが完結したのでまた別のものを積みから崩す。
今回はそれの紹介だ。

今度は何が出てくるのやら。

どうやらまた航空機のようですな。
今回のお題 イタレリ 1/72 ユンカースJu87R-2スツーカ


今回作るのはこちら。
イタレリより
ユンカースJu87R-2スツーカだ。
選択式のため、キット名は「Ju87B2/R2」と表記されている。
今回はR-2型で組むので、その表記で統一するけどね。

また君かぁ。
……っていうか、この前作ったエアフィックス製品のと同一の機体じゃない?

今回のイタレリ製品の方が先に発売、購入していますけどね。
エアフィックス製が2017年頃の発売ですが、イタレリ製は2010年頃発売のようです。
海外製品なので、国内に入ってきたタイミングは多少変わるかもしれませんが。

今回のキットは既存のキットのデカール変更品。
パーツ自体は90年代が初版のようだ。
ちなみにドイツレベルやタミヤのウォーバードコレクションの一員としてもOEM製品で発売されたことがある。
筆者もここの解説以前に、一度タミヤ版で組んだことがあるね。

筆者の第2積み山にそのタミヤ箱があったような気がします。
中身は組みかけの別キットですが。
ユンカースJu87R-2とは?

この機体は第二次世界大戦やその前哨戦とも言える、スペイン内戦などで活躍したドイツ軍の急降下爆撃機だ。
何度も説明しているので、この点は省略するけどね。

それ以前からもいくつか作っているし、直近でもエアフィックス製品を連続していたからね。
もうスツーカで3連チャンだよ。

今回作るのはR-2型。
R型はB型をベースにしたタイプで、基本的に長距離仕様。
主翼内に燃料タンクを増設し、主翼下部にも増槽を吊るすことができるようになっている。
これら燃料の積載量を増やしたおかげで、航続距離が伸びているのが特徴だ。
その分爆弾搭載量が減ったり、飛行性能が落ちているみたいだけどね。

模型としては、B-2型に増槽を取り付けただけといった感じですな。
そのおかげで、だいたいB-2型との選択式キットになっているという。

B-2型のキットばかりでB-1型のキットが少ないのは、このR-2型との金型流用の関係かな?

主翼下部に増槽を備えた長距離仕様のスツーカ、Ju87R-2型。
デカールを一新したイタレリ製のキットで再現してみよう。
箱の中身を確認する


箱の中身はこんな感じ。
- パーツ入りの袋
- 説明書兼塗装図
- デカール
となっている。

一発でわかるイタレリ製品独特のパックが。
直近だとタミヤ箱のJu87G-2があったかな?


袋を開けてパーツを確認。
プラランナー2枚と、クリアーランナー1枚の構成になっている。

以前に作ったD-5型やG-2型に似たような配置だね。
ただB型特有のパーツが、共通のパーツと同じランナーに入っているような……。


ちなみにこちらは先ほど過去記事リンクを貼り付けた、タミヤ箱のイタレリ製Ju87G-2のランナーです。
胴体やプロペラなど、共通パーツの配置は同じように見えますが……。

どうなんだろう。
固有の部品だけうまく差し替えているのかな?

イタレリのJu87、調べたところD-5型が一番手のようですな。
あちらは筆者が組みかけで放置していたので、明確なランナー画像がありませんが……。


付属するデカールはこんな感じ。
筆者が野ざらしで10年以上放置していたので、やや汚れが目立つ。
早く使ってしまいたいところだ。

確か発売して間もないころに筆者が購入したはずです。
このキットの発売時期は2010年頃で、現在は2024年10月。
14年は放置していますな。

……蛇マークと一体化した国籍マーク、なんか緑色になっているのは気のせいかな?
これは印刷ミスなのか、それともこういう仕様なのか……。

後述するけど、今回はそのマークは使わないので追及しないこととする。




このキットに収録された塗装図は4種類。
- Ju87B-2 ドイツ空軍所属機 1942年1月 リビア
- Ju87R-2 ドイツ空軍所属機 1941年5月 クレタ島
- Ju87B-2 ドイツ空軍所属機 1940年8月 フランス
- Ju87R-2 イタリア空軍所属機 1940年12月 ギリシャ
となっている。
ボックスアートに描かれている蛇マークの機体は部隊コードも一致するし、おそらく直近で作ったエアフィックス製のものと同一機体。
また、商品名どおり、B-2型とR-2型の選択式でもある。
部品選択があるので、先にどれで組むのか決めておこう。

第2急降下爆撃航空団第6中隊のフーベルト・ペルツ少尉機でしたっけな。
迷彩の塗り分け指示とか、多少異なるようですが。

今回のキットはその機体を前面に押し出しているけど、その機体は直近に作ったので選ばず。
せっかくのイタリアメーカーのキットなので、今回はイタリア空軍所属機のR-2型にしてみよう。
付属しない鉤十字の心配もいらない。

基本塗装はJu87の標準的なスプリッター迷彩だね。
上面のドイツ軍マーク塗りつぶし箇所や、下面の黒塗りなんかは以前のBf110を連想させるような。
次回、製作開始!

今回はここまで。
次回から組み立て開始となる。

胴体周りなんかは以前のD型やG型と同じような感じになるのかな?

おそらく。

ただD/G型とは形が異なる部分も多い。
その辺りを中心に見ていく予定だ。

続きは次回!
この記事で紹介しているキット