
模型大隊戦闘日誌、始まるよ!

前回はハセガワ社の百式司偵が無事完成しましたな。
今回は……。

前回の百式司偵はセット商品だった。
なので付属しているもう一機を紹介しよう。

そういえば最近はあんまりハセガワの1/72スケールの2機セットはあんまり見かけないような。

2010年代はよく見かけましたが……。
今回のお題 ハセガワ 九七式司令部偵察機I型

今回作るのはこの画像の上のもの。
ハセガワ社より
九七式司令部偵察機I型だ。

この飛行機は前に作らなかったっけ?

あちらはマイクロエース社(旧アリイ)の製品ですな。
更に遡ると、元々はエルエスというメーカーのものだったとか。

九七式司令部偵察機とは?

上記のマイクロエース製品のところでも語ったので、簡便に……。
この飛行機は大日本帝国陸軍の司令部偵察機だ。
計画番号はキ15。
連合軍によるコードネームはBabs(バブス)

百式司偵の前任機だよね。
沈頭鋲を採用するなどして、極力空気抵抗を抑えた設計が特徴的とか。

百式司令部偵察機同様、本機もいくつかバリエーションがある。
- I型→最初の量産型。エンジンはハ8(出力750馬力)。今回作るのはこれ。
- II型→エンジンをハ26(出力900馬力)に換装。エンジン直径が小さいのでI型より機首が細いのが外見の特徴。
- III型→エンジンをハ102(出力1080馬力)に換装。試作のみ。
- 九八式陸上偵察機一一型→瑞星(陸軍のハ26に相当)エンジンを搭載。艤装を改めた海軍仕様
- 九八式陸上偵察機一二型→エンジンを栄一二型(陸軍のハ25に相当)に替えて艤装を改めた海軍仕様
などなど。


そこそこあるけど、まだ他の機体に比べればわかりやすいというか。

大日本帝国陸軍初の司令部偵察機として登場した九七式司令部偵察機。
直径の大きいエンジンを搭載し、広がった機首が特徴的なI型を作ってみよう。
箱の中身を確認する

それでは中身を確認。
……とはいっても、これは前回の百式司令部偵察機と同じ画像だけどね。

資源の有効活用ですな。
前回作った百式司偵は画像左側。
今回の九七司偵は画像右側のパーツ類となります。

袋を開けるとこんな感じに。
ランナーは2枚。
それにクリアーパーツランナーが1枚付属する。

なんか異様に少ないような。

「97シテイ」……
やっぱりなんか違うような。

調べたところ、どうやらこの九七司偵は純粋なハセガワ製品ではないようです。
以前作った九七艦攻同様、かつて存在したマニアホビーというメーカーの金型をハセガワが引き取って生産しているものだとか。


さっきのマイクロエース製品も、大元はエルエスっていうメーカーのものだっけ。

このほかにも、いくつかのマニアホビー製品の金型がハセガワ社に存在し現在も流通しているようだ。
筆者の積みにも該当するものがいくつかあるので、その内紹介したいところ。

デカールは前回の百式司偵の際にも触れたとおり、2機種分が1枚のシートに印刷されています。

大半のマークは百式司偵用。
九七式司偵用のは1~4、15、28、29番辺りぐらいだ。

塗装図は2種類。
いずれも黒い機首に灰緑色の単色となっている。
- 1→独立飛行隊第16中隊(初代) 所属機(中国大陸)
- 2→熊谷陸軍飛行学校所属機
のどちらかを選ぼう。

見た感じ百式司偵と異なり、塗装によるパーツ選択はないようですな。

今回はボックスアートと同じ、独立飛行隊第16中隊で作る予定だ。
こちらは機体側面の赤いラインが特徴となっている。
次回、製作開始!

今回はここまで。
次回から組み立て作業に入っていこう。

部品点数は少ないみたいだけど、組みやすさとかどうなんだろう?
同じ旧マニアホビー製品の九七艦攻は風防がまるで合わなくて苦労したけど。


実際に組んでみないとわかりませんな。

次回以降に詳しく見ていこう。

続きは次回!
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