![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
ハセガワの九九式双軽II型を作っていきましょう。
![ヴァルダ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/Walda-aikon.jpg)
前回はパーツを確認した。
今回は組み立て開始。
機内を組んでいこう。
![レーナ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2020/12/lena.png)
軽爆撃機とはいっても、双発の中型機。
ちょっと手間がかかりそうだね。
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
例によって風防周りが難所になりそうですな。
まだ先の話ですが。
![ヴァルダ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/Walda-aikon.jpg)
幾多もの双発爆撃機を葬り去ってきた筆者なら何とかなるだろう。
それでは作戦を開始する。
合わせ目接着
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_8074-1024x768.jpg)
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
まずは合わせ目接着。
すぐにできそうなのはこのタイヤからですな。
軸受け部分のバリが激しく貼り合わせ部分に干渉しそうなので、そこだけは貼り合わせ前に削っておくとよいかと。
![レーナ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2020/12/lena.png)
合わせ目消しについては過去記事……
いつものやつだね。
II型用の加工を施そう
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_8075-1024x768.jpg)
![ヴァルダ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/Walda-aikon.jpg)
このキットで作るのは九九双軽のII型。
ただ元のキットはI型を基本にしているようで、II型用の加工をいくつか施す必要がある。
少々手間だけど、ついてきてほしい。
![レーナ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2020/12/lena.png)
なんか穴埋め指示と穴開け指示が。
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_8076-1024x768.jpg)
![ヴァルダ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/Walda-aikon.jpg)
まず1つ。
胴体上面に穴が2つあるが、これを片方埋める。
前と後ろに穴があるけど、今回埋めるのは後ろ側だ。
間違えないように。
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
前側の穴は胴体パーツの左右に開いていますが、この後ろ側は胴体左側のA2番パーツのみ開いています。
貼り合わせ前に伸ばしランナーを接着しておきましょう。
合わせ目消しで削るので、厳密な整形は後回しで大丈夫です。
![レーナ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2020/12/lena.png)
今回はパテじゃないんだ。
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
伸ばしランナーのほうがパーツと同じプラ製なので、接着強度が確保できて段差もできにくいですからね。
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_8077-1024x768.jpg)
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
続いてエンジンカウリング。
ここは
- 元々開いている穴を埋める
- 埋めた穴の反対側にある凹みに穴を開ける(2.0mm径)
といった感じです。
穴開けは接着後厳密にやるとして、とりあえず大体の位置だけ切り欠いておいてわかるようにします。
![ヴァルダ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/Walda-aikon.jpg)
ここの穴埋めも伸ばしランナー。
やや太めのものを使っている。
後で内部にエンジンを組み込むので、乾燥後は内側の余分なところを削っておこう。
![レーナ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2020/12/lena.png)
ここは確かにパテよりも伸ばしランナーのほうがよさそうな。
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
内側もある程度整形する必要がありますからね。
それと薄くてそれなりに広い部分なので、パテだと強度的に気になったという。
![ヴァルダ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/Walda-aikon.jpg)
伸ばしランナーっていうと戦車模型のアンテナや溶接跡再現に使うイメージがあるけど……
こういう穴埋め・隙間埋めにも大活躍なんだ。
機内の組み立て
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_8084-1024x768.jpg)
![レーナ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2020/12/lena.png)
その後は機内の組み立てに。
セットになっていた九九式襲撃機同様、この九九式双軽も機内が充実しているね。
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
どうやらこの九九式双軽も純粋なハセガワ製品ではなく、旧マニアホビー製品だそうです。
なので妙に機内のパーツが多いという。
やはりこちらも70年代が初版のようですな。
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_8085-1024x768.jpg)
![ヴァルダ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/Walda-aikon.jpg)
組み立てるとこんな感じ。
計器パーツはほとんどが黒で塗る指定。
なのでその分は接着せず。
結果大半がバラバラの状態になった。
![レーナ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2020/12/lena.png)
機内色はなんか混色みたいだけど……
これは後で塗る感じに。
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_8087-1024x768.jpg)
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
胴体側面側にもパーツを取り付けていきます。
一部筆者がパーツを写し忘れていますな。
上部銃座の基部とか。
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_8090-1024x768.jpg)
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
そんなこんなで整形を。
爆撃手用の座席、B38番パーツは外から見える部分に押し出しピン跡があります。
やや深めなので、ここは伸ばしランナーを接着して整形し埋めています。
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_8091-1024x768.jpg)
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
銃座パーツを組み込み。
上部の機銃は先にセットする指示が出ていますが、銃架を軽く曲げれば後からでも取り付けられます。
ここは塗り分けを考えて後回しに。
![ヴァルダ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/Walda-aikon.jpg)
下部銃座もキットでは胴体に挟みこむ指示が出ている。
こちらも工夫すれば胴体接着後に内側から組み込めるので後回し。
主翼の組み立て
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_8088-1024x768.jpg)
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
続いて主翼。
双発機だからか、胴体下面とは別の独立したパーツとなっています。
まずは主脚格納庫部分を内部に接着してしまいましょう。
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_8089-1024x768.jpg)
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
ただ主脚内部は後から塗りにくいので、先に筆塗り。
指定では機内色ではなく本体の下面色と同じです。
Mr.カラーの灰緑色でも筆塗りしておきましょう。
![レーナ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2020/12/lena.png)
なんかずいぶん汚い塗り方。
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外からあまり見えないので大丈夫です。
どっちにしろ後からエアブラシ吹きしますので、とりあえず塗料が後から入りにくい場所優先で。
![ヴァルダ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/Walda-aikon.jpg)
主脚格納庫のパーツは主翼内部の凸ピンに接する位置で接着。
それが済んだら、主翼上下を貼り合わせて合わせ目消し準備。
ここで注意したいのは主翼前面のエンジン付け根。
かなり合いが悪く、広い隙間ができる。
貼り合わせついでに伸ばしランナーを溶着させて埋めてしまおう。
後で合わせ目部分の整形ついでに削るといい。
今回の戦果
![](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2024/04/DSC_8118-1024x768.jpg)
![レーナ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2020/12/lena.png)
ここまでできたらようやく機内の塗装。
- さっきの主脚格納庫→Mr.カラーの灰緑色
- 計器→Mr.カラーのつや消しブラック
って塗っているよ。
んで機内色だけど、なんかAって表記されているけど……。
![アドルフ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/adolf-aikon1..jpg)
Aは「Mr.カラー55番(カーキ)90%+Mr.カラー41番(レッドブラウン)10%」
または単純にカーキの指示ですな。
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ただ筆者は
「今までの川崎系の機体はだいたいRLM79サンドイエローの指示が出ていた」
ということを理由に、Mr.カラーの同色で塗ってしまっている。
![レーナ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2020/12/lena.png)
とりあえず茶褐色系の色でいいのかな?
![ヴァルダ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2019/08/Walda-aikon.jpg)
他にも考証があるみたいだけど、とりあえずこれで進もう。
今回はここで中断。
次回は機内の細かい塗り分けを行うところから再開しよう。
![レーナ](https://letztbatallion.com/wp-content/uploads/2020/12/lena.png)
続きは次回!
この記事で作っているキット