スペシャルアーマーから新発売されています、古いCMK製品を元にした35(t)指揮戦車を作っていきます。
前回は履帯を組んだところで中断した。
今回は車体の後部パネルや上部、砲塔を組んでいこう。
気が付いたら今月も残り僅か。
今月はこの戦車で終わりかな?
さあ、どうなるのやら。
月末のお楽しみだ。
とりあえず、さっさと本題に入ろう。
フェンダーの組み立て
説明書では履帯の後は砲塔を組み立てる指示が出ているけど、先に車体を大まかに組んでからにする。
まずはフェンダー。
左右1パーツずつとなっており、それぞれ前面にC5番パーツを取り付ける。
C5番パーツ・・・・・・
このポール状のパーツかな?
手持ちの資料によると、車幅灯とのことです。
フェンダーの取り付け前に、エアブラシの霧が入りにくそうなところを陰色で塗ってやる。
今回はタミヤアクリルのフラットブラックを筆塗り。
奥の方に筆を突っ込んで黒く塗っている。
相変わらず汚い塗り方だなぁ。
筆者のことです。
まだどうせウェザリングで誤魔化すのでしょう。
後部パネルの組み立て
次は後部パネル。
右側に突き出ている凸ピンは上から別の部品を取り付けるため、ここでは切り取ってしまいます。
・・・・・・右端の一部が成型不良なのか、欠けていますな。
筆者がいままで作ったCMK系列の同車ではこんなのはなかったんだけどね。
ここはパテ埋めだ。
パテ乾燥後、整形してから他の部品を取り付ける。
パテ部分は後でウェザリングするから、多少雑でも大丈夫。
D6番パーツかな?
さっきのピンを削った上に付ける丸い部品。
なんか向きの指示が曖昧なんだけど。
説明書を読み進めていくと、当該パーツの左側に四角いディティールが飛び出ているような形に描かれた図が幾つか出てくる。
なので筆者も今回そういう向きにしている。
どうやらゲートと間違えて、飛び出たディティールを一度切り落としてしまったようだけど。
車体上部の組み立て
ここから先は車体上部ですな。
前面パネルや各装備品を取り付けていきます。
アンテナ基部であるB15番パーツは肉厚だからか、プラ成分が縮んでヒケが出来ている。
ここはあらかじめパテで埋めていたので、削って整形しよう。
後部右側面には排気管。
排気口部分はただの棒状になっていたから、ピンバイスで軽く凹みをつけておこう。
全部部品を取り付けるとこんな感じ。
なんかジャッキパーツがかなりのっぺりしているというか。
かつてタミヤから限定生産されていたキットでは、ジャッキ部分は新規部品でアップグレードされていた。
そのアップグレードパーツの一部は「初期型ジェリカンセット」で今でも入手できるんだけど・・・・・・。
残念ながらジャッキの留め具パーツは初期型ジェリカンセットには含まれていない。
スクラッチするのも面倒なので筆者は今回キットのパーツのままで進めた。
初期型ジェリカンセットはジェリカンや雑具箱、ジャッキ本体などが含まれていますな。
留め具はタミヤ箱35(t)のみの付属らしいので・・・・・・。
車体部品をあらかた取り付けて一旦車体の組み立ては終了。
この後ディティールアップパーツを取り付けることになるけど、それは砲塔を組んでからにしよう。
なんか以前のアカデミー・エアフィックス製品でも、やたら金属コードを追加していたような。
砲塔の組立て 金属砲身を使ってみる
このまま一気に砲塔も組み立ててしまう。
ここで筆者の在庫から35(t)用の金属砲身を発掘。
今回はこれを使ってみよう。
・・・・・・ブロンコ用って書いてあるけど、大丈夫なのかな?
試してみましょう。
とりあえず元のキット付属プラ製パーツと比較。
キットのものは砲口以外一体成型となっていますな。
単純に砲身部分を切り取って置き換えればいいのかな?
プラ製砲身の根本に支えのディティールがあるけど。
とりあえずキットの砲身部分を真っ直ぐ切り取り。
切り取った跡にピンバイスで穴を開けて金属砲身の凸ピンが入るようにする。
ここは大きな問題はないようですな。
その後プラ砲身根本のディティールを移植しようと思ったけど・・・・・・
アホな筆者が整形中に部品を飛ばして紛失した。
あらら。
なのでエポパテで新造することに。
乾燥後、デザインナイフで真っ直ぐにカットして整形する。
これで金属砲身への置き換えは完了だ。
ところでこの金属砲身、このキットよりも筆者の自宅に早く存在したようですが……。
本来は別の目的で購入していたんだ。
それもその内紹介することになるだろう。
砲塔外装の組み立て
とりあえず砲塔本体に砲身を組み込みます。
軸はプラパーツ同士の接合なので瞬間接着剤を薄く塗って軸を補強しています。
幸い35(t)は3.7cm砲なので、金属砲身でも軽く極端な補強は要りません。
軸抑えを含めてプラパーツ同士の接合だから、接着剤の流れ込みには注意だね。
砲身を組み込んだら外装の上下を合わせる。
下側の部品は一回り小さいのか、そのままだと隙間が出来る。
幸い外からはほとんど見えないので、前面に隙間が出来ないように抑えながら接着することを優先するに留めている。
「新発売とは言ったものの本体は古い」からか、やっぱり部品の合いは少々難ありかな。
全く組めないというわけではないんですけどね。
その他ペリスコープなどを接着してこんな感じに。
筆者はこの段階で組み立て完了のつもりだけど、よく見ると機銃を取り付け忘れているね。
塗装直前に気付いて取り付けている。
金属砲身でなんか締まった感じに見えるね。
35(t)は軽戦車ながらも当時のドイツ軍主力であったIII号戦車E/F型と同等の3.7cm砲を備えていました。
III号の数が少ないこともあってか、開戦時の事実上の主力は35(t)らチェコ製戦車やII号戦車ともいわれていますな。
今回の戦果
出来上がった砲塔を車体に載せるとこんな感じに。
とりあえず形にはなった。
ここまでくるとテンションが上がりますな。
今回はここまで。
塗装に入る前にディティールアップパーツを取り付ける必要があるので、次回はそれらの組み立てになる予定だ。
続きは次回!