
2024年3月の新製品、アミュージングホビーのE-100(マウス砲塔型)を作っていきましょう。

前回は履帯やサイドスカートを組み、車体を形にした。
今回は砲塔を組んで全体の組み立てを終了させよう。

3月ももう下旬。
終わっちゃうよ。

2024年の25パーセントが終了してしまいますな。
今月はなんか作業の進みが遅いような……。

手のかかるものが多いからね。
それでは作戦を再開する。
砲塔の組み立て


こちらが砲塔用の部品。
ほとんどがBランナーに収まっていますな。

マウス砲塔だけあって、基本的にはマウスのものを流用した感じになっているんだね。
細かいところは違うみたいだけど。

マウスの砲塔自体、1基しか完成しませんでしたからね。


マウスでは12.8cm砲が主砲だったけど、E-100では更なる攻撃力を持った15cm砲を装備している。
マズルブレーキは前後に分割されているので、合わせ目を接着して整形。
大量に開いている穴は一部バリがあったので、ピンバイスでさらって整形している。

ティーガーIIの71口径8.8cmでも十分なのに、15cm砲って……。

さらに17cm砲を搭載する案もあったようですな。
こちらはさすがに砲塔に収まらないので、駆逐戦車スタイルになるようですが。


その他パーツも貼り付けて、これで砲塔は組み立て完了ですな。
ガワだけなのであっという間です。

これで終わり?

もう少し手を加えてみよう。
装甲面に追加表現を加える


まずは砲塔側面の装甲板同士を組み継いだ部分。
ここはノコギリ工具の刃をスライドさせて、装甲板を切り出す際につく切削跡を再現してみた。
これは車体側でも似たようなことをしていたね。

筆者が使用したのは確かコトブキヤのノコでしたっけな。
ノコギリならなんでもよさそうですな。


鋳造製の防盾は側面のザラつきが足りなかったので、溶きパテを使い追加。
表面の鋳造表現ははキットのものをそのまま使用している。

鋳造表現については過去記事を参考にしてね。


車体に搭載するとこんな感じに。
これで組み立て完了ですな。

もうひとつだけ筆者が気になっている箇所がある。
それだけ手を加えて組み立て終了としよう。
クレーン用フックを取り付ける


筆者はかつてドラゴン社製のE-100を購入したことがあるんだ。
そちらもマウス砲塔型なんだけど、砲塔側面に謎金具が取り付ける指示が出ていた。
先輩キットをリスペクトして、今回のアミュージングホビー製品にもそれを取り付けてみよう。

丁度余剰パーツのA34番パーツがその謎金具のようですな。
ドラゴン製品の説明書を参考にイモ付け。
後で伸ばしランナーを使い溶接跡もつけておきましょう。
ちなみにドラゴン製品でもイモ付けの指示だったりします。

謎金具……。

どうやらサイドスカートの着脱時に使う簡易クレーンの固定具という説が有力だ。
クレーンらしきパーツもA18番パーツに余剰品として含まれている。
今回は位置決めの際に使うだけで、本体には取り付けないけどね。

……ところでドラゴン製のE-100はどうなっているの?

筆者が組みかけで放置しているはず。
少なくとも完成には至っていないね。


マウス砲塔では砲塔側面にピストルポートがあります。
キットでは特に手を加える指示がなく、穴のディティールがあるだけです。
筆者は当初余剰のB18番パーツを使って塞ごうとしたようですが……
これはサイズが小さく少しイメージが違ったので、今回はそのままにすることに。

せっかく砲塔と同じBランナーの部品なのに。
というかアミュージングホビーはマウスでも発売するつもりなのかな?

因みに前述したドラゴン製品では、ここはボールマウント式の機銃座となっていた。
同社製のマウスでは鉄板で塞がれたような、より大柄な凹みだったりする。
今回の戦果


今度こそ砲塔の組み立ては終了としましょう。
これで全体の組み立ては終了です。

丸っこい前面の砲塔が鋭角な車体前面装甲とミスマッチな感じというか。
ポルシェ砲塔のティーガーIIを彷彿とさせるね。

あちら同様ショットトラップ現象が懸念され、直線的なクルップ社設計砲塔が考案されたとか。
いずれもE-100には搭載されなかったようですが。

キットにはドイツ軍戦車共通の車載装備や、ボーナスパーツでキューポラ&対空機銃が付属するけど、今回は使わずプレーンな状態にした。
今回はここまで。
次回は塗装作業から再開予定だ。

続きは次回!
この記事で作っているキット